だいぶ前に「常識ぽてち」で血液の話をしました。人間の血液は酸素を運ぶのに鉄を使っているので赤い、と。これがイカや蛸になると、銅を使っているのでイカ蛸の血液は青い(酸素に触れると)。

そこで、植物です。

植物の血液ともいえるのは葉緑素です。この主たる構成物はマグネシウム(苦土=くど)です。葉緑素の中心に居るマグネシウムはイオン化しており、そのため緑色をしています。つまり植物の血液はマグネシウムなのです。

マグネシウムが不足すると葉が黄色くなってきます。これは葉緑素がなくなってしまうから。黄色くなった葉は光合成をすることができず、糖やでんぷんを作ることができなくなります。

また、葉緑素の働きが悪くなると、根から吸収した、窒素をアミノ酸に変え、さらにそれをタンパク質に変えることができなくなります。

葉緑素があっても、悪天候が続いて光合成ができなくなると、同様のことが起きます。天候不順にアミノ酸を直接補給するのは、葉緑素が光合成で作るべきアミノ酸を、代わって補給するということなのです。

また、マグネシウムは、植物の体内で油脂を作る機能を高めます。油を採る大豆や菜種、ひまわりなど、マグネシウムを与えると与えないとでは30%も収量が違う例があったとか。

マグネシウムは植物のいわば血液ですから、様々な要素を運搬して植物の成長を助けます。肥料分や微量要素がたくさんあっても、マグネシウムがないとこれらを吸収することができないのです。何より大切な要素、それがマグネシウムです。

マグネシウムが足りていると植物は旺盛に成長しますから、増収、増益は間違いありません。儲かる農業にマグネシウムは欠かせない資材です。

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