寒い時期に与える寒肥としては、リン酸分が重要です。リン酸を十分に効かせることで果樹などは収穫に大きく差が出ます。

そこで与えるリン酸ですが、リン酸肥料として代表的なものには「ようりん」と「過燐酸石灰」があります。この時期どちらを与えたらよいのかということになりますが、ようりんと過燐酸石灰は性格を知ることでその使い方が理解できます。

◇ようりん…持続性が有る

長所:含まれるリン酸は「く溶性(酸に溶ける)」のため、水に流亡せず長く効きます。

短所:根が伸びないと根酸に触れることが出来ず、全く効かない。

◇過燐酸石灰…即効性が有る

長所:含まれるリン酸は水溶性のため、早く効きます。

短所:水溶性のためリン酸分が水に流亡し効果が長続きしない

ということで、実際にはようりんと過燐酸石灰を必要量の半分づつを与えるといいです。混用することで初期は過燐酸石灰が効き、中期、後期にはようりんが持続的に効いてくれます。

リン酸は実肥えといわれますが、それ以前の効果として植物を丈夫に育てる効果があるので、大変重要な肥料分です。
【関連資材】
「持続性の実肥」ようりん(熔成燐肥)1kg りん酸分20%
「速効性の実肥」過燐酸石灰1kg りん酸分17.5%
「低温時に効く重過リン酸石灰」1kg りん酸分43.5%
く溶性りん酸分35%保証(粒状)骨りん酸【20kg】

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