東日本大震災の中心である宮城県、岩手県、福島県、茨城県など太平洋沿岸の畑や水田は津波をかぶりました。津波に飲まれてしまった畑や水田。海水に含まれる塩化ナトリウムは、漬物のように作物の水分を奪い、その代わりとして塩分を送り、作物の生長を妨げ、やがて枯らします。ここまで育てたのに…農家のかたがたの無念さ、悔しさは想像を絶するものでしょう。

海水をかぶってしまった土壌は作物は育たないとして、除塩のため土の入れ替え作業、あるいは盛り土をして畑として再生するのが常です。これは大変な作業。お金もかかります。

しかし、ここであきらめるのはまだ早いです。波をかぶってしまった作物は駄目になってしまいましたが、畑には、むしろ海の天然ミネラルが補給されたのです。1年も経てばむしろ今までより良い土壌になる可能性もあります。

良い例があります。台風の高潮被害で全滅してしまったキャベツ畑を諦めずに再生した九州熊本県の「真生ミネラルしお野菜」です。

ここの話では、海水をかぶったおかげで、その畑から採れるキャベツは以前より甘くおいしいとのこと。キャベツなどアブラナ科の野菜はもともと塩害に強いようですが、輪作によって米の生産も行っているようです。

塩分濃度が特に高い場合は、特に水田は影響が出やすく、その場合は除塩対策が必要なこともあります。除塩対策としては炭酸カルシウムを50~200kg/10a施用します。炭酸カルシウムは貝殻に多く含まれており、当社製品ではカキガラ石灰、ホタテ石灰、卵の殻が該当します。

今回の東日本大震災。大変な津波被害ですが、逆転の発想で、うまく利用してしまいましょう。被災された農家さん、諦めず、しぶとく農業を復興させましょう。たまごや商店も微力ながら応援いたしております。

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卵殻と牡蠣殻のいいとこどり・有機石灰「BG土づくりの元」

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