塩化カリ

塩化カリ

肥料分の三大要素といえば窒素、リン酸、カリ。

このうちのカリウム(カリ=加里)について少し説明します。

カリウム肥料として一般的なのが塩化カリ、硫酸カリです。
先日ご紹介した第一リン酸カリもカリウム肥料です。

肥料分のカリウムというのは、塩化カリ、硫酸カリ、リン酸カリに関わらずカリウムの効果はいずれもカリウムイオンとして働くので同じです。

カリウムイオンが何とくっついているかでその化学合成物の名称や性質が異なります。

例として…

カリウムイオン+塩化物イオン=塩化カリ
カリウムイオン+硫化物イオン=硫酸カリ
カリウムイオン+リン酸イオン=リン酸カリ

「塩化カリは根菜が繊維質になるので、イモ類には硫酸カリを使いましょう」とよく言われますが、繊維を増やすのは塩化カリの中の塩化物イオンの作用です。

塩化カリは肥料として与えると、カリウムイオンと塩化物イオンに分かれます。

そのうちカリウムイオンは肥料として吸収されますが、塩化物イオンは肥料としては吸収されず、それが植物の中に残ったりするといわゆる「葉タバコの火付きを悪くしたり」「根の繊維を増やしたり」します。

同じカリウム化合物の硫酸カリは、カリウムイオンと硫酸イオンに分かれますが、硫酸イオン、カリウムリオンともに肥料として吸収されます。特に硫酸イオンはタンパク質の生成に役立ちます。

この点が塩化カリより硫酸カリのほうが高品質だといわれるゆえんです。

リン酸カリ(第一リン酸カリなどの肥料)はリン酸とカリウムの化合物ですが水に溶かして肥料として与えると、リン酸イオンとカリウムイオンになり、共に肥料として吸収されます。

【まとめ】

・カリウム肥料はどれを使ってもカリウムとしての効果は同じ。
・植物に影響を与えるのはカリウムイオンと合成している相方の化合物

【関連資材】

塩化カリ(カリウム60%)
硫酸カリ(カリウム50%)
第一リン酸カリ(0-50-33)

 

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