トマトやパプリカ、ナスなどの果菜類やイチゴ、さくらんぼなどの果実類。
いずれも品質の一環として「甘さ」は重要です。
しかし糖度をあげるのは結構難しく、闇雲に肥料を与えても甘くなるもんではありません。
果実が甘くなるには仕組みがあります。
それを少しお話したいと思います。

さくらんぼ

さくらんぼ

果実の甘味ですが、肥料含まれる成分が、そのまま甘さになるわけではありません。
肥料に含まれる窒素は植物の根から吸収されて、アミノ酸に変化し、タンパク質を合成し、葉になります。
その葉が光合成を経て、デンプンを作り、それが糖になって甘味になります。

『つまり、糖度を上げるのに一番大事なのが光合成です。』

光合成の原料は二酸化炭素と水です。
これに光エネルギーとクロロフィル(葉緑素)により、炭水化物(デンプン)ができます。
これが糖になります。
クロロフィルの合成にはマグネシウムが必須です。
したがって、この工程を順調に行ってもらう事が糖度を上げる秘訣となります。

光合成に必要なもの

  • 葉っぱ+クロロフィル(葉緑素)
  • 二酸化炭素
  • 太陽光エネルギー

アミノ酸が甘味に貢献するといわれるのは、甘味を作る前の段階(葉を作る)で必要だからです。
アミノ酸は窒素ですから、うま味は作りますが、甘味は作りません。
甘味の元は炭水化物(デンプン)です。

甘味をあげるには、ほかにも要素があります。

  • 摘果する。
  • 実によく太陽が当たるようにする。
  • 水を切る。

など日ごろの手入れも重要です。
なお、糖度を上げる肥料としてはステビア資材があります。
これはステビアの甘さが移行するとも、微生物によるもの、と色々な論がありますが、検証はされていません。
しかしイチゴ農家さんは糖度アップ目的でステビアをよく使います。

果実甘味向上資材|甘(かん)|ステビアと海藻の特殊発酵エキス

またブドウ糖をそのまま葉面散布することで糖度があがるとも言われます。
こちらも検証はされていませんので、実験して試してみてください。
http://www.tama5ya.jp/product/1157

葉緑素を作るのに必要なマグネシウム肥料は持続性のあるこれが人気です。
天然硫酸苦土肥料「キーゼライト(粉体)」【15kg】

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