雨が多い昨今です。災害は困りますが、洪水や高波冠水したところは、その年は被害がありますが、農業的には翌年から作柄はよくなったりします。

これはいったいどういうこと?

それは海や川の微量要素が冠水によって補給されるからです。
同様の理由で、湧き水や雪解け水を使った水田でおいしい米ができるのも、山から補給される微量要素が要因です。

微量要素は人間で言えばビタミンのようなもので、たくさんは要らないけど少しは必ず必要。だから微量要素。

微量要素とは?

窒素リン酸、カリなどの三大要素に対し、少しでいい必要な要素を微量要素といいます。
窒素、燐酸、カリは化成肥料などで補給できますが、微粒要素は消耗するとなかなか補給が難しいです。なので、微量要素は毎年気を配って施肥する必要があるのです。

■よくある微量要素欠乏症

・水稲の穂稲熱病
・トマトのモリブデン欠乏症
・イチゴの塩類障害
・大根のほう素欠乏症
・唐辛子の鉄分欠乏症
・ミカンの銅欠乏症
・ミカンのマンガン欠乏症
・胡瓜の苦土欠乏症
・西瓜の鉄分欠乏症
・葡萄のホウ素欠乏症
・葉の黄変は燐酸苦土欠乏症…etc.

■微量要素の欠乏とは?

微量要素はほとんどの土壌が元々持っているものです。しかし時として欠乏症が起こってしまう。その原因は…?

1.土壌がアルカリ性に偏っている(石灰の多用)
2.堆肥などの有機物を施さず連作している
3.化学肥料の偏用(化学肥料のみに頼っている)
4.アンバランスな施肥(同じ肥料を使っている)
5.加湿土壌、乾燥土壌
6.根づまり症状による根の障害

思い当たる節があるのではないでしょうか?
これらの原因を排除し、微量要素資材を使用してください。

大塚ハウス5号

養液栽培用微量要素補給肥料「大塚ハウス5号」

お勧めの資材

1.微量要素8

花壇や家庭菜園、プランター菜園などに便利に使える粒状の肥料です。
ぱらぱら撒くだけで必要な微量要素を完璧に補給します。

含まれる微量要素は…
モリブデン、ホウ素、鉄、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウム(苦土)です。
ほとんどこれでまかなえるので、1袋あると便利です。

植物の栄養障害に『微量要素8』【1kg】水溶性の顆粒総合栄養剤

2.OATハウス5号(大塚ハウス5号)

もともとは養液栽培用の微量要素資材ですが、1kg入りと小さいので家庭でも使えます。1kgあれば1年以上持ちますので、1袋あると便利です。

こちらは水に溶かして使います。液肥に混ぜても使えますので、散布頻度を上げることができるので便利です。微量要素は水溶性であることが多いので、施用してもすぐに流亡し、持続性がありません。だからこまめに散布することが必要です。

OATハウス5号-養液栽培用微量要素入り肥料【1kg】

OATハウス5号は窒素と加里が含まれているので、これだけでも用が足ります。ただしリン酸が必要な場合は別途施肥してください。リン酸が含まれないのにはわけがあって、微量要素と結合して沈殿してしまうからです。

※窒素リン酸カリを補給する普通の肥料はいつものように与えてください。

関連記事: