殺菌作用がありますが同時に土壌を壊してしまう消石灰や生石灰に代わって人気が出てきているのが有機石灰です。

有機石灰とは便宜上の名前で別に有機結合して化学的に作られているわけはありません。自然生物が生成するのでわかりやすいように有機石灰と言う名で呼んでいます。
化学反応で生成する消石灰、苦土石灰、生石灰に対して、自然物であるので有機石灰といいます。

有機石灰は、その物質的には「炭酸カルシウム」です。
炭酸カルシウムは安定しているので、なかなか溶け出さないのが難ですが、根酸や有機酸で徐々に溶け出すので、持続性があります。
またアルカリ資材ですので、酸性土壌の矯正にもなります。
消石灰と違って、微生物を育成し土壌を作るの人気の秘密です。

たまごの殻(有機石灰)

たまごの殻(有機石灰)

では有機石灰はどれがいいのか?

1.かきガラ石灰

牡蠣の身を取った後の貝殻を露天に放置し、塩分を抜いて乾燥、その後に粉末にした製品です。牡蠣の貝殻はちょと黒っぽい色をしており、この色からもわかるように炭酸カルシウム以外の成分も含まれているようです。果樹園とくにぶどう園では昔から使われている資材です。

2.ホタテ石灰

ホタテの身を取った貝殻をかきガラと同じく露天放置、乾燥後粉砕して粉末にした製品です。牡蠣ガラと違い真っ白です。ということは炭酸カルシウムの純度が高いということです。

3.貝化石

貝化石は海の中で貝が蓄積した層が隆起し、地層となって現れた層を採掘してえられる石灰です。蓄積物は貝殻のほか魚の骨やヒトデなども含まれるため、有機成分が多いのが特徴。北陸産の貝化石は品質もよく、お勧めです。

4.卵の殻

マヨネーズ工場から出た副産物資材です。卵の殻は炭酸カルシウムで、この部分だけとれば牡蠣ガラやホタテ石灰と変わりませんが、卵の殻には薄皮が含まれており、これが有機物としてよい結果を生むようです。

農業や園芸にどれを使ったらよいかですが、お勧めは貝化石、その次に卵の殻でしょうか?
どちらも良く売れています。

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