肥料の三大要素であるカリウム。

カリウムは植物体内でのタンパク質の合成に大きな役割があり、カリウムが不足すると、窒素が足りていてもうまく育ちません。

人間と同じく体内の信号の伝達を担っており、新しい葉や新梢に移動しやすい物質で、カリウムが効くと全体にシャキッとするのが特徴です。
細胞内の水分調整の働きもあり、カリウムが足りていると土が乾いても植物はしおれにくくなります。夏場に欠かせないカリウム肥料です。

その重要なカリウムですが純粋の金属カリウムは反応しやすく不安定な物質ですが、塩化物(塩素と結合)となった塩化カリウムは安定しており、中性で扱いやすいカリウム肥料です。

化学結合の関係で、およそ60%の含有となります。塩化カリは大まかに3種類ありの使用目的によって使い分けます。

岩石由来の塩化カリ

岩石タイプの塩化カリ

古代の海水が閉じ込められて岩塩、花崗岩になってそれを粉砕した塩化カリです。粒状で赤い色をしているのが特徴。
成分はカリウム60%以上となっていますが、原料が海水や岩塩、花崗岩なのでその他の成分(塩化ナトリウム=食塩、やマグネシウムなど)も含んでいます。
主に畑や水田にそのまま散布して使用します。

【粒状】塩化カリ「塩化カリウム(KCl)60%」【20kg】 

化学合成した完全溶解タイプの塩化カリ

完全溶解タイプの塩化カリ63.1%

この塩化カリは化学的に生成された塩化カリで、水耕栽培・養液栽培に使える完全溶解タイプの製品です。
養液栽培はチューブで養液を循環させるので、溶かす肥料は完全に溶解する必要があります。
岩石由来の塩化カリはどうしても粒が残るので養液栽培に使えませんが、この塩化カリは完全に溶解しますので、安心してチューブ使用できます。
同じカリ肥料の硫酸カリよりも安いのでコスト的にも安心です。
結晶性の白い粉末で水溶性加里は63.1%です。

養液栽培用-塩化カリウム-完全溶解タイプ-KCL63.1%【8kg】

海水由来の塩化カリ

海水由来の塩化カリ

この塩化カリは海水由来の塩化カリです。海水から塩(塩化ナトリウム)を採るときに出る副産物が塩化カリや塩化マグネシウム(ニガリ)です。
白い結晶状の見た目はほとんど塩です。水にもよく溶け、養液栽培にも使えます。
この塩化カリの特長は海水という天然物由来でその製造工程で化学処理を行っていないため【有機JAS適合資材】に適合する点です。
塩化カリは成分60%と非常にカリ成分高く水溶性なので非常に早く良く効きます。

粉末-60塩化加里(KCL-60%)【20kg】【有機JAS適合資材】 

以上3種類の塩化カリを紹介しましたが、注意点があります。

イモ類には硫酸カリを

塩化カリに含まれている塩素が繊維質を発達させ同時に糖を消耗すると考えられておりデンプンの生成に悪影響があります。
デンプン質の作物、特にイモ類には悪影響(イモのデンプン値が下がる)が知られているので避けてください。
またタバコへは火付きが悪くなるとされますので使用しません。タバコ、イモ類には硫酸カリを使用してください。

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