センチュウは「線虫」と書きます。
虫という字になっていますが、1ミリにも満たない、ミミズのような虫です。
線のような虫なので「線虫」

代表的なものが植物の根に寄生しコブを作らせ生育を悪くするネコブセンチュウ。
根の内部に寄生して根を腐らせるネグサレセンチュウも有名です。
センチュウの被害に遭うと、収穫に深刻な影響を及ぼすので、農家さんは非常に嫌う害虫です。

センチュウ対策として一番先に上がるのが農薬です。
しかし農薬で一旦は退治しても、再度被害が発生すると、抑える微生物環境が無いため、以前よりひどくなることもあります。

やっかいなセンチュウですが、そんなときに活用したいのが、センチュウを抑えてくれる緑肥です。

おススメは、ネマクリーンクロタラリアエビスグサなどのマメ科の緑肥です。
強力にセンチュウ密度を低減してくれます。
ただし、大きく繁茂しますので、鋤きこみには馬力のある耕運機が必要です。

ネマクリーンの花

比較的鋤きこみやすいのはエンバク類の緑肥です。
エン麦のニューオーツは背丈も低く、細茎なので、手作業でも鋤きこみは可能です。
エンバク類はキタネグサレセンチュウの密度低減に効果あります。

センチュウの低減には必要な栽培期間があります。
緑肥としては鋤きこむ頃合いも考える必要がありますが、センチュウ対策としてはできるだけ長い機関栽培することが重要です。
最低でも2ヶ月(60日以上)は欲しいところ。

作付けが9月初旬としたら、逆算して、鋤きこみ後の分解に1ヶ月、センチュウ対策栽培期間として2ヶ月必要とすれば、緑肥の播種は5月末~6月初旬には完了しておく必要があります。
緑肥とセンチュウ対策の双方を考えた使い方の場合は、綿密な播種計画が必要です。

《主なセンチュウ対策緑肥》

キタネグサレセンチュウ密度低減効果が狙える緑肥「てまいらず」
キタネコブセンチュウ、ミナミネグサレセンチュウ対策に「ギニアグラス」
ダイコン、ニンジンのキタネグサレセンチュウ対策に「マリーゴールド」
サツマイモネコブセンチュウの密度を抑制する「スダックス緑肥」
センチュウ対策に使える緑肥種子一覧

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