糸状菌(しじょうきん)はカビ、放線菌(ほうせんきん)は細菌。

前回のコラムでも糸状菌は悪玉、放線菌は善玉のような印象を受けたかたもいらっしゃると思いますが、善玉とか悪玉とかに簡単にくくれるものではありません。

自然界には色々な微生物がいて、それぞれの役割があり、その結果を受けて、次の微生物にバトンタッチしていることが多いのです。

魚系肥料の初期発酵状態

そもそも、善玉とか悪玉とかいう言い方は、ある目的にとって都合のいいのが善玉、都合が悪いのが悪玉と。人間の都合でつけた言い方で、私はあまり好きではありません。

糸状菌の中でも、悪さ(人間にとって)をする代表格は水虫を誘発する白癬菌でしょうか?

でも農業で有用な肥料の発酵や堆肥の発酵をまず引き受けてくれるのが、麹菌です。

麹菌はカビの仲間で糸状菌です。
発酵の第一段階で必要なのが糖化作業。

これを麹菌が引き受けてくれます。
弱酸性の中温タイプ。

次に、発酵第二段階として引き受けてくれるのがバチルス菌です。

バチルス菌は糸状菌ではなく細菌(バクテリア)です。
高温低温に強く、乾燥にも強く、増殖力のある菌で、たんぱく質やセルロースの分解酵素を出し、分解作用を発揮します。
弱アルカリの高温タイプ。

細菌や放線菌の食べるものがなくなってくると温度が下がり、次に作業を引き受けるのが酵母菌。

酵母菌はパンを作るときに活躍するイースト菌と同じ糸状菌です。
酵母菌はアミノ酸を合成する作業を受け持ちます。

こうやって、さまざまな微生物の連携によって世界は動いています(笑)
この働きをうまく利用して、約して儲かる農業を目指しましょう!!

放線菌を活性化するキトサン溶液を使ってみては?
悪さをしそうな糸状菌を抑えてくれるバチルス菌

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