カリウム肥料としてよく使われるのは塩化カリと硫酸カリ。
そのほかに硝酸カリというのがあります。

いずれもカリ成分が塩素、硫酸、硝酸と結合したものです。

完全溶解タイプの塩化カリ63.1%

塩素(塩酸)も硝酸も硫酸もそれ自体は強酸ですが、カリウムと結合することにより安定した塩(えん)になっています。
だから、これらを触っても特に害はありません。

これを畑や施設栽培で使うときは水に溶かします。
あるいは、固体で撒いて雨や土壌水分を得て、成分が遊離します。

塩化カリ→塩素とカリウム( KCl )
硫酸カリ→硫酸とカリウム( K2SO4 )
硝酸カリ→硝酸とカリウム( KNO3 )

いずれもカリウムが植物に吸収される形になるのでカリウム肥料といわれる所以となっています。

で、カリウムが吸収された後はどうなるでしょう?

上記の例で言えば、塩素、硫酸、硝酸が残ります。

残った硫酸や塩素の影響で結果的に土壌が酸性に傾くことになります。
なのでカリウムが吸収された後は、土壌や養液の酸度を調整する必要が出てくるわけです。

では、硝酸カリは?

硝酸カリはカリウムが吸収された後には硝酸が残ります。
ここまでは同じです。

ところがこの硝酸、化学式を見てみるとわかりますが[ KNO3 ]からKを除いた残りは[ NO3 ]、つまり窒素です。

この窒素は肥料分としてカリウムと同時に吸収されます。
なので残留物で酸性に傾くこともありません。

カリウム成分と窒素成分を持ち合わせ、しかも土壌や養液を中性に保つ、硝酸カリはプロの農業現場で重宝されています。

プロ農家御用達の硝酸カリ、一度使うとはまるかもしれませんね。

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養液栽培用-粉末硝酸カリ(13-0-46)【20kg】
※硝酸カリは爆薬の原料にもなるため、ご購入の際には本人確認が必要です。

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