炭酸カリウムと重炭酸カリウム
どう違うの?

ともに炭酸とカリウムが結合した化学物質です。
でも化学式がちょっと違います。

炭酸カリウム…K2CO3
重炭酸カリウム…KHCO3

炭酸カリウムは放置すると空気中の二酸化炭素(炭酸)を吸収して、重炭酸カリウムになります。
逆に重炭酸カリウムを熱すると二酸化炭素(炭酸)を放出して炭酸カリウムとなります。

・炭酸カリウムの製造

2KOH 水酸化カリウム + CO2 炭酸 → K2CO3 炭酸カリウム + H2O 水
※水溶液:pH11程度

・重炭酸カリウム(炭酸水素カリウム)の製造

KOH 水酸化カリウム + CO2 炭酸 + H2O 水 → KHCO3 炭酸水素カリウム
※水溶液:pH8.5程度

ま、ややこしいことは置いといて、これらは両方とも肥料として使えます。

炭酸カリウムは、アクアリウム特に水草のカリ分肥料として重宝します。

炭酸カリウム

というのも水槽の中では、魚等の糞が窒素分、餌の残留物がりん酸分となりますので、これらは不要なのです。
唯一不足するのがカリ分。

なので、炭酸カリウムを単肥として使うのです。
水溶液にして使いますが、かなりpHが高いので、注意して使いましょう。

そして、次に重炭酸カリウム。

重炭酸カリウム

これは水溶液でpH8.5くらいのアルカリ性の物質なので、炭酸カリウムよりは取り扱いが楽です。

こちらもカリウム肥料として使うのですが、放置すると炭酸ガスを放出するので、ハウスなど施設栽培では光合成(炭酸同化作用)を促しますので、そちら方面で重宝されているようです。

また、うどん粉病などに効くため、農薬の成分としても使われています。しかも安全性が高い。(例:カリグリーンなど)

ということで、難しく捕らえられがちな化学物質ですが、成分をよく勉強することで有効に使えると思います。

なお、重炭酸カリウムと重炭酸ナトリウム(重曹)は似ていますが別物なので間違えないようにしてください。

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