バットグアノは「有機リン酸肥料」です。リン酸は花付き、実付きを良くする肥料分で花肥(はなごえ)または実肥(みごえ)ともいわれます。果実を収穫する場合や、花をたくさん咲かせる必要のあるときには欠かせない養分です。

しかしリン酸は土中に固定化しやすく、与えすぎても害になることはほとんないのですが、逆に固定化されるということは植物にも効かなくなると同義となります。

特に関東ローム層や、九州・北海道の火山灰土地帯、赤玉土、鹿沼土を鉢土にして栽培するときはリン酸肥料を与えていても、いずれ固定化されリン酸不足に陥ります。火山灰土壌にはアルミニウム(AL)や鉄(Fe)が多く含まれ、それがリン酸が結合して不溶性リン酸になるからです。不溶性リン酸は肥効がありません。

ところが同じリン酸肥料でもバットグアノは火山灰土壌であっても肥効が続きます。バットグアノが固定化されずにリン酸が効きつづける理由は、同時に含まれるフミン酸のおかげなのです。フミン酸はリン酸の固定化を阻止する重要な役割を果たしています。

同じリン酸肥料でもバットグアノが好まれるのは、リン酸が確実に効くためのフミン酸が含まれているからなのです。