地球環境を踏まえ、園芸・農業をテーマにした次世代園芸コラム。バラ栽培、ブルーベリー栽培、芝生、水耕栽培等の話題に熱いです。

(11)リン酸の種類

1.アルミニウム・鉄型リン酸

リン酸は土壌中のアルミナや鉄と化学反応し、安定物質となって蓄積されていきます。いわゆる土壌に蓄積していくリン酸で、これは植物にとって何の役にも立ちません。特に酸性土壌では鉄やアルミナが溶け出すので、固定化が起こりやすいとされます 。しかしアブラナ科の植物は根の吸収力が特あり、特にコマツナは特異的にアルミ型リン酸を吸うことができるとのこと。

2.カルシウム型リン酸

酸性の土壌にアルカリ性の石灰を撒きますとpHがあがります(酸性からアルカリ性に傾く)。pHが上がると土壌から溶け出す鉄やアルミナが減り、リン酸と結合する機会が減ります。

同時にリン酸はカルシウムと結合し、、効きやすいリン酸(根酸を出して吸うク溶性リン酸)に変化します。これをカルシウム型リン酸と呼びます。ペーハーをあげることがリン酸の吸収には必要なのです。

固定化されたリン酸は役に立ちませんが、吸収されやすいク溶性リン酸は植物の役に立ちます。バットグアノはク溶性リン酸に富む肥料なので、効きが鋭いのです。

3.水溶性リン酸

もっとも吸収されやすい形状のリン酸がこれ。土壌中に水溶液の状態で溶けているリン酸です。過リン酸石灰がこのタイプですが、水に溶けやすいぶん流亡も多く、そして鉄やアルミナに遭遇すると固定化されてしまいます。したがって土壌に直接触れないように堆肥などでガードして層状に施肥するのが効果的です。

4.有機態リン酸

微生物そのものに取り込まれているリン酸をいいます。アルミナや鉄に遭遇する機会も少なく、微生物が分解するにしたがって、徐々に無機化して植物に吸収されます。このタイプのリン酸は、堆肥を使った有機農法をきっちり行なっている畑に多くみられます。

そもそも微生物の身体を組成する上でリン酸は必要なものであるから、土壌中に微生物が増えれば、土の中のリン酸をどんどん吸収し、それを放出することで理想のサイクルができます。

リン酸たっぷり含有しているのはバットグアノ

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創刊:2007.03.01
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