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[14]カケヒキ

心と体を完全に奪われてしまった私が完全なる金庫番になるまでそう時間はかからなかった。

今までは男がよく私の家を訪れていたのだが、体の関係ができたその日を境に男の訪れる回数が急激に減ったのだ。今まで受身体制だった私は、男が訪れることが少なくなった事にやきもきしていたことを覚えている。

この期に及んで言い訳をするようではあるが、男を愛してしまった訳ではない。要するに男とのセックスにハマってしまった体が男を欲しくて欲しくて堪らなくなっていたのだ。

そんな状態で、私は男に電話をかけるようになった。男は、私が電話をすると数回のコールで受話器をとった。「どうしたんだい夢乃。何かあったのかい?」常に優しい口調で話す男。「いや、特に無いけど・・・何しているかなぁ・・・と思って。」と私。「今仕事中で忙しいから後で電話するから。」と男。「うん、わかった。じゃあまた。」と私。

私からの電話に男はこのような対応をする。実際毎回後で電話がかかってはくるのだが、それは必ずといっていい程2?3日経ってからだったのである。ちょうど私の体が男を欲しくて欲しくて我慢できなくなる頃を見計らって電話をかけてきて私の家を訪れるのだ。

そんなタイミングで来られたら、私の体が拒否することは絶対ない。数ヶ月の間、こんな日々を繰り返し続けた男。そして私を完全に調教しきることに成功した男は、私が男の体を欲しがる時期を計算した上で訪れてはお望みどおり私の体を満たしてあげたという態度で私から平然とお金を引き出していくようになっていたのだ。

よくある男と女の恋愛のカケヒキだろう・・・と言われればそれまでなのだが、男はこのような方法で私を男に逆らうことのない完全なる金庫番に仕立て上げたのだ。

早乙女夢乃
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