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   <title>プロが答える美容全般ＦＡＱ</title>
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   <subtitle>化粧品メーカーで商品開発とマーケティングを担当し、美容ライターとしても活躍するトミナガ☆マコトが、仕事を通じて得た知識を元に美容全般についてあなたの疑問に答えます。もちろんキレイになるヒント満載！</subtitle>
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   <title>[68]乾燥肌の人が増えている？</title>
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      <![CDATA[先日、美容の現場の人たち、つまりメイクアップアーティストや美容部員、美容教育の担当者などと世間話をしていたところ、表題のような話題になりました。

私はバックオフィスの人間なので、データやニュースソースなどで把握することが多いのですが、実際にお客様の肌に触れて、コミュニケーションされている方の感想としても、乾燥肌人口が確実に増えているという実感があるようです。

なぜだろう、という質問に対して、私が持っている情報を総合すると、だいたい５つくらいの要因を指摘できるようです。

<strong>１）空気の乾燥</strong>

空調によって乾燥するという説です。以前は、夏になると乾燥が治まるとしていた人たちでも、最近はエアコンの影響で夏でも油断できない、むしろ汗をかいて、その汗とともに更に乾燥がひどくなる、という意見を聞かれます。

実際、オフィスやデパートの中の乾燥はひどいもので、肌に適した湿度の半分くらいというデータもあるようです。（ちなみに飛行機の中は三分の一以下というデータを見たことがあります。こわいですよね。）

また、追加的になりますが、特に東京など都会では、昔と違い、コンクリートとアスファルトで地面が覆われ、川が埋め立てられた結果、町そのものが乾燥しているのではないか、と私は思っています。特に、海のそばに行って、肌に優しい風が吹いている、と感じるとき、その思いが強くなります。東京も、昔は、そこかしこに川が流れ、町に適度な湿度があったはずなのですよね。

ちょっと前に、真冬のパリに行ったことがありますが、寒いという以前に、風が鋭く、痛かった印象がありました。冷たい上に乾いているからで、欧州の乾燥は、ウワサには聞いていたが、本当に過酷なんだなと思いました。欧米人には乾燥肌が多いというのはよく聞く話で、空気の乾燥を原因の一つに上げてある場合が多いのですが（その他は、もともとの肌質など）、確かにこれは乾燥する、と感じました。

日本はもともと水に恵まれており、やや湿度の高い環境にあるはずなので、町の乾燥は、そのまま肌に影響してしまうのではないかと思っているのです。

<strong>２）洗顔習慣の変化</strong>

これは、ベテランの皮膚科医と話していると、よく聞かれる話ですが、最近の日本人は清潔志向の行き過ぎからか、とにかく顔を洗いすぎるという指摘があります。また、最近の洗顔料、クレンジングは非常に優秀で、汚れをよく落とすので、それもまた皮膚を乾燥させる原因なのではないかという指摘です。

オイルクレンジングやチューブタイプの洗顔料などは、特に洗浄力が強いタイプが多いので、この傾向が強く見られるようです。

私の見る限り、クレンジングの剤形別の使い方を分かっていないために乾燥しているケースも多いようにも思われます。それはオイルクレンジングでマッサージしてしまったり、シートクレンジングで肌をごしごしこすったりという現象です。オイルはなじませたらすぐ洗い流す、シートも同じですが、私もついうっかりやってしまうことがありますが、ぐいぐいやってしまうと乾燥します。

皮膚科専門医は、朝はぬるま湯ですすぐくらいでいいとも言われます。洗顔も習慣でなんとなくやってしまうのではなく、きちんと必要性を見極める必要があるようです。

<strong>３）食生活の変化</strong>

急に怖い話ですが、最近は初潮年齢が低年齢化しているという指摘があります。

いろいろな説がありますが、私が怖いと思ったのは、食事の西洋化、特に牛を多く食べるようになったからという説。特に外国産の牛は、ホルモンを多めに与えることによって、短期間に大きく育てるような措置が取られているケースが多く、それらホルモンが肉に残り、人体に摂取された結果として、初潮年齢が下がったというものがあります。

昔よりも若年で大きくなったり、手足が長い、いわゆる西洋人体系化しているのも、この影響であるという指摘もあります。

こうしたホルモン異常は、肌の状態に変化を与えます。直接的ではないにせよ、肌の状態変化に、少なからぬ影響を与えているのではないかと思っています。近年のにきび人口の増加は、これが原因だという話も聞かれます。肌の西洋人化、つまり乾燥肌化、ということなのですが、それはともかく、やっぱり不自然な成長をさせられていることが、様々な影響を与えているのではないかな、というのは事実のように思います。

ということで、さらっと終わる予定が、続くになってしまいました。あれれ、おかしいな・・・

トミナガ☆マコト

【関連記事】
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/03/39.php">[39]足の乾燥のわけ</a>
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   <title>[67]上品な笑い方がアンチエイジング</title>
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   <published>2010-03-04T17:44:33Z</published>
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      <![CDATA[少し前に、雑誌の美容担当の友人と飲んでいたとき、吉永小百合さんは、なぜいつまでも若々しいか、という話になりました。

吉永さんは、あまりテレビに出られないので、そんなに見る機会はないのですが、確かにいつまでもお綺麗で、あまりふけた印象がありません。ご本人は、イメージにそぐわぬスポーツ好きでいらっしゃって、泳いでいるというようなお話を聞いたことはありますが、特にすごい美容法をやっているという話も聞きませんし、もちろん整形のうわさもありません。

友人いわく、彼女はテレビ女優ではないので老けないのだ、と。

友人の説では、テレビの女優ほど老けるのが早く、舞台を中心に活動している人は、比較的肌が綺麗でない傾向があり、映画女優がもっとも老けにくく、いつまでも綺麗であるというのです。

舞台の女優さんの肌が荒れるのは、メイクがきついから、ライトがきついから、と、まあ、仕方ないかなと、いう論理展開なのですが（もちろん、綺麗な方はいっぱいいらっしゃいますが、確かに、肌にとって非常に過酷な条件であることは事実のようです）、なぜテレビ＞映画で老けやすさが変わるのか。

友人いわく、それは笑い方などの表情の作り方のせいだ、と。

テレビでは、クローズアップなどに代表される、顔の部分を使った表現が求められることが多く、また、一般的に非常にきついスケジュールで、長期間にわたって撮影が行われます。一方、映画では、それほど強烈な表現を求められることは少なく、特に、吉永小百合さんのようなポジションでは、比較的、上品な、抑えた演技を求められることが多く、表情筋を酷使しなくてよい、というのが、顔にとってよかったのだ、と。

この話を、テレビ番組のディレクターをやっている友人に話したところ、ああ、確かに、という話をしていました。どうしても、テレビを中心に、特にバラエティー番組などに出ている女性のタレントさんは、目じりのしわなどが早く現れやすく、老けやすいのだとか。

表情筋を使うか、使わないか、というのは、実は、顔のシワとたるみにとって、究極の選択に近いものがあります。

顔のしわには、乾燥などで生じるちりめんジワのような表層ジワと、深く刻まれる大ジワといわれるような深層のシワがあります。もちろんそれぞれに相関関係はあるのですが（この辺の話はNo19あたりに詳しいです）、大ジワの一種として、表情筋のくせによって生じる表情ジワといわれるしわがあり、代表的なのが眉間のしわですが、表情筋を動かしすぎると、一般にシワは増えると言われています。

しかし、一方で表情筋を鍛えずにいると、顔の脂肪や筋肉が重力に負けてたれてきます。このたるみ（もしくはやつれ？）も老けの大きな原因のひとつ。これには表情筋を鍛え、落ちなくすることが有効とされていて、シワとたるみの間には、こうしたジレンマがあるのです。

そういえば、老化研究の特集番組を見ていたところ、小食（もしくは粗食）だと長生きする、という研究発表が出ていました。これは、老化には活性酸素の発生が大きく関わっている、という論の展開例なのですが、大量の食料を消化すると活性酸素がより生じ、これによって老化が進行するというもの。同様に、運動をたくさんする人（スポーツ選手など）は、一般に老化が進行しやすく、短命である、という論を発表していました。

しかし、その番組でも、「食べるな」「動くな」の反面、「栄養をしっかり取らないと身体がやつれる」「運動をして体を鍛えないと、若々しい身体をキープすることができない」ということも紹介されていて、どっちやねん！！と観ながら、突っ込みを入れたものです。

要は、すべてにおいて「適度」なのがよいという話なのですが、もどって美容の話になりますと、「表情を作るときは、おおげさにせず、上品で、ややあいまいなくらいがベター」という話。がはがは笑うのも楽しいですが、やはり上品に、にっこりと微笑むのがよさそうです。

トミナガ☆マコト

【関連記事】
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2008/09/19.php">[19]シワ対策の化粧品について知りたい　その１</a>]]>
      
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   <title>[66]かなり専門的な美白の話 その６</title>
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   <published>2010-01-09T22:56:30Z</published>
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   <summary>要は、肌に蓄積したメラニンを排出させることで、肌を白くする、シミを目立たなくするというメカニズムです。これは、新陳代謝の促進が主な機能になります。</summary>
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      <![CDATA[やたら詳しい美白の話。そろそろ終わるかと思われているかと思いますが、最後の駄目押しをさせてください。

それはメラニン排出の促進です。

これはいわゆる「美白」にはあたらないという考え方もありますが、実際には「肌を白くする」作用なので、概念的には美白になります。ただ、薬事法上「新陳代謝の促進」といった生理活性にかかわる機能について、化粧品の効能には認められていないため、これについては、あまり触れられることはありません。

要は、肌に蓄積したメラニンを排出させることで、肌を白くする、シミを目立たなくするというメカニズムです。これは、新陳代謝の促進が主な機能になります。

新陳代謝を促進させる成分は、これまたたくさん知られています。代表的なのは酵母エキスとプラセンタエキス。また、ビタミンＡも強力な新陳代謝促進剤。このビタミンＡの関連成分は、日本ではレチノールくらいしか使われていませんが、アメリカあたりだとレチノイン酸という強力な成分が使用されています。

日本人はビタミンＡに対して敏感な人が多く、レチノイン酸については、濃度依存があるものの３０％とも５０％とも言われる確立で炎症反応が起こるといわれています。そのため、日本では化粧品配合は許可されず、医薬品での使用のみ。それも、かなりアグレッシブな医師しか使われていないようです。

レチノイン酸とはメカニズムが違いますが、ＡＨＡとして知られるアルファヒドロキシ酸も、肌の新陳代謝を促す成分。正確には、角質層の剥離を促進させるというメカニズムですが、結果として肌のくすみを根本的に改善するような作用があります。要は、肌を生まれ変わらせることで、そこに含まれるメラニンも排除してしまう、というメカニズムですね。

ただ、レチノイン酸もＡＨＡも肌にとっては結構リスキー。シミの改善ということでは、例えばオバジのブルーピールなどは効果ありとされていますが、ＡＨＡではなくＴＣＡ（トリクロロ酢酸）という酸を使ったケミカルピーリングで、施術者の体験記などを読んでいると、そんなのほんとにやっちゃって大丈夫なの？見たいのもあります。酵母エキスなどで地道に肌をケアするのがいいのではないかな、というのが、研究者としての立場に立った私の個人的見解です。

ちなみに、日本人をはじめとする東洋人の肌（モンゴロイドの肌）は、炎症作用によってメラニン生成が亢進し、シミを作ってしまいがちという特質がありますので、くれぐれも気をつけて。

最近だとアデノシン１リン酸２ナトリウムＯＴという成分で大塚製薬が美白主剤の認可を得ているようですが、これは、ケラチノサイトの代謝促進（ターンオーバーの促進）が主な機能ということで、まさに排出。いよいよこの分野まで来たか、という感じです。

肌のターンオーバー促進は、化粧品などの外から来るもの以外にも、入浴による血行促進や十分な睡眠によっても得られます。

シワだとかタルミの防止にもなりますし、そういう、より一般的な生活習慣から見なおすることが、一番のスキンケアだと思うのですけどね。

と、きれいにまとまったところで、長かった美白話を終わりにしたいと思います。

トミナガ☆マコト

【関連記事】
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/12/65.php">[65]かなり専門的な美白の話 その５</a>
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   <title>[65]かなり専門的な美白の話 その５</title>
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   <summary>やたら詳しい美白の話。第四段階目は「メラニン色素がメラノソーム（という細胞）へと...</summary>
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      <![CDATA[やたら詳しい美白の話。第四段階目は「メラニン色素がメラノソーム（という細胞）へと移行し、ここから皮膚内にメラニン色素が放出される。」という部分。これまた、割と新しい美白理論なので、ほとんどの方にはなじみがないと思われます。

目次では、あまり正確な書き方ができなかったので「メラノソーム（という細胞）」という書き方をしていますが、メラノソームは実際には細胞ではなく、色素顆粒であり、メラニンの集合体とでもいうようなものです。「メラノソームという小胞」という表現をしている研究論文もありますが、要するにメラニンの固まりですね。

一般的な「詳しい」説明では、メラノサイトという細胞でメラニンが作られ、皮膚の中に放出されます、という説明がされています。

これは間違いではないのですが、実際にメラノサイトからメラニンがぽこぽこ出て行って、皮膚細胞の中に散らばっていくわけではなく、最初にメラノソームに渡され、ある程度まとまった状態になってから、メラノサイトの周辺の角化細胞へ受け渡されるというプロセスがあります。

ここに注目した美白メカニズムが少しずつですが、出てきています。

代表的なのが、カネボウの赤い美白で有名な「マグノリナン」。美白主剤にもなっています。また、ビタミンＢ３の誘導体であるナイアシンアミドにも、メラノソームの受け渡しを阻害する作用が知られていますし、エンドウエキスやヤマイモエキスのなかの成分には、メラノソームの成熟を抑制する作用があり、結果的にメラニンが出て行くのを防ぐ作用があるとされています。

ただ、いろいろ調べていくと、実はビタミンＣ誘導体であるビタミンＣマグネシウムにも同様の作用があるらしく、結局、最新の研究とか、遺伝子発現だなんだかんだと、いろいろ難しいことを散々やった挙句に、振り出しに戻ってるのかよ、って感じもします。

ビタミンＣにはコラーゲン産生を促進させる機能も報告されていて、実際にシワ改善に役立つという研究発表もあります。以前、数人の研究者と話していたときに、結局ビタミンＣが一番効くよね～、ただ、ありふれているのでインパクトが無くて、マーケティング的にはＮＧって言われるんだけどさ～、もったいないよね～、なんて会話を交わした記憶がありますが、それを思い出してしまいました。

ということで、次回は、このシリーズの最終回をお届けする予定です。やれやれ難しかった（と、自分で言ってみる）

トミナガ☆マコト

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<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/12/64.php">[64]かなり専門的な美白の話 その４</a>
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   <title>[64]かなり専門的な美白の話 その４</title>
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   <published>2009-12-19T23:10:57Z</published>
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   <summary>酸化反応というのは、常に起こっていて、これが肌の老化に大変大きな役割を果たしていることが知られています。美白成分として知られるビタミンＣですが、酸化防止剤という観点で見ると、常に肌に与えておくのはよいことだと</summary>
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      <![CDATA[やたら詳しい美白の話。第三段階目は「チロシンから多段階の反応を経てメラニン色素が作られる。」です。

もはや、よほど専門的な人か、よっぽど勉強熱心な美容ライターか美容オタクくらいしか対象になってない気もしますが、はじめてしまったので、このまま進めてしまいます。

ということで、メラニン。

チロシンというのは身体の中に存在するアミノ酸の一種です。ここにチロシナーゼという酵素が働くことで、ドーパという物質が作られ、さらに反応が進んでドーパキノンへ、そしてその先へ、と数段階を経てメラニンができます。この、変化そのものに作用して、メラニン生成を止めるという仕組みがあります。

これらの反応が酸化反応であるため、基本的には還元力（抗酸化力）のある成分を配合することで、酸化反応を抑制し、メラニン生成を抑制するというメカニズムが主なもの。ドーパキノンからドーパに還元してやることで、メラニン生成反応をその辺で止めてしまうというのが、シンプルなメカニズムです（実際には、もう少しややこしいみたいですが）

代表的なのはビタミンＣ。ただし、単体だと、メラノサイトにたどり着く前に活性を失うので、ビタミンＣ誘導体を配合するのが一般的です。医薬部外品の主剤として認可されているのは、Ｍｇ、Ｎａ、アスコルビル、ＶＣＩＰ（テトラヘキシルデカン酸←長いので覚えなくていいです）、エチル（←もっとも新しいビタミンＣ誘導体です）、くらい。そのほかにもいくつかありますが、安定性が低くて実用に耐えないとか、いろいろ問題もあるようです。

抗酸化成分としては、これらのほかに、植物エキス系で美白作用を持つ成分が多数あります。割と信憑性が高いのはコケモモエキスで、これはアルブチンという成分を含んでいるからと説明されています。

アルブチンは資生堂が長いこと特許で抑えていた美白成分で、作用は穏やかですが、効果はあるようで、２年近くにわたり、数百名のモニターを追いかけたレポートを読んだことがあります。アルファ型とベータ型があり、資生堂が使っていたのはベータ型。レポートではアルファ型の方が効果が高いとなっていますが、Ｓ社さんが、その辺を見落としているはずはないので、なにかほかに理由があったのではないか、というのが、うがった見方をするベテラン研究員の見方のようです。（真相は不明）

アルブチンは、実はハイドロキノンという成分の誘導体にあたります。ハイドロキノンは、その関連の話だけで２本くらいかけてしまうので、これは別の機会にするとして、親戚筋みたいな成分でルシノール（ポーラ）、エラグ酸（ライオン）などがあり、レゾルシノールとその誘導体も、このグループに入れる人もいます。そのほか、フェルラ酸とか抗酸化による美白機能は多くあります。

アルブチンは、論文によると、還元反応ではなく、競合阻害とされていて、ちょっとメカニズムが違うようなのですが、最近は、その辺の説明があんまりされてないようなので、ここでもあんまり追求しないことにします。

人体の中で、酸化反応というのは、常に起こっていて、これが肌の老化に大変大きな役割を果たしていることが知られています。美白成分として知られるビタミンＣですが、酸化防止剤という観点で見ると、常に肌に与えておくのはよいことだと思われます。美白作用としては、ちょっと弱いという印象ですけどね。

ということで、次の段階に入ります。

トミナガ☆マコト

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<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/12/63.php">[63]かなり専門的な美白の話 その３</a>
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   <title>[63]かなり専門的な美白の話 その３</title>
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   <published>2009-12-09T15:59:40Z</published>
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   <summary>やたら詳しい美白の話。第二段階目は「メラノサイトが指令を受け、チロシナーゼ酵素が...</summary>
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      <![CDATA[やたら詳しい美白の話。第二段階目は「メラノサイトが指令を受け、チロシナーゼ酵素が活性化する。」です。

とはいっても、いきなりこんなものを読んで、ああ、なるほどね、といえるのは、研究職のプロと、ごく一部の美容ライターさんと美容担当の編集さん（ともにトップクラス）だけで、まず間違いなく、一般の方はわかりません。

チロシナーゼというのは、メラニンを作るときに必要となる酵素です。

メラニンはメラノサイトという皮膚の中の細胞の中で作られます。出発はチロシンというアミノ酸で、これにチロシナーゼという酵素が働くことで、ドーパという物質になり、これにさらにチロシナーゼが働いてドーパキノンとなり・・・と段階的に数段階を経て、メラニンという成分になるのです。

メラニンは非常に安定な物質で、容易に壊れることはありません。なので、できてしまったメラニンを破壊することは非常に難しいため、その手前で「できなくする」のが化粧品のメカニズムです。（もしくは、できたメラニンを速やかに排出させる。）

前回お話したのは、このチロシナーゼを活性化する情報伝達物質を阻害するというメカニズムでしたが、直接チロシナーゼに働きかけて活性を阻害するという成分もたくさん発見されています。

昔で言うと、代表的なものはプラセンタエキスでしょうか？そのほか、植物エキス系でも数多くの物質が、このチロシナーゼ活性阻害を標榜しています。コウジ酸なんかも、たしかここに効く成分だったようですし、ごく最近ではレゾルシン誘導体という成分が、強力なチロシナーゼ活性阻害剤として注目されています。

ただ、難しいのは、チロシナーゼ活性を阻害するためには、基底層まで浸透する必要があるのですが、美白成分、もしくは美白作用を持つといわれる植物成分のほとんどが、水溶性の成分であるということ。そのため、浸透力については、非常に疑問があり、実効としては不十分という指摘があることです。

浸透という意味では、ビタミンC誘導体に油に溶けるタイプのものがあるのと、ライオンが出しているｴﾗｸﾞ酸あたりが優れているとされていますが、油溶性ビタミンC誘導体は、安定性に難しさがあり、エラグ酸は細胞毒性が非常に強いといわれています。先にあげたレゾルシンの誘導体は、この点において非常に優れていて、しかもチロシナーゼ活性阻害が非常に高い（一説ではハイドロキノンの数千倍とも。どういう試験をしているのか、ちょっと不明確なのですが。そして、ハイドロキノンの主な機能はチロシナーゼ活性阻害ではない）ということで、注目なのですが、配合濃度依存で刺激が出るという報告もあり、やはりなかなか難しいようです。

ちなみに、チロシナーゼ活性阻害剤の多くは、抗酸化成分であったりしますが、抗酸化成分の場合、主な機能は、次に上げるドーパもしくはドーパキノンの還元作用によるメラニン生成阻害なので、酵素活性の阻害とは少しメカニズムが違います。おそらく、専門家（資生堂、花王クラス）では、そのあたりのメカニズムについても、きっちり区分けがされているのでしょうが、原料屋が出してくる資料のレベルでは（商売っ気たっぷりの資料であることも手伝って）、ここらへんがあいまいなままなのが残念なところです。

そういえば、カネボウのマグノリナンは、チロシナーゼの成熟阻害といって、これまた少し違う形でのアプローチでした。逆にサンスターのリノール酸Ｓという成分はチロシナーゼ分解促進といわれていて、なんだか、どんどん進化しているこの分野。情報伝達物質のねたが出尽くしたので、このへんに攻めてきたか、と私個人は思っております。

まあ、一般消費者にとって、そして、普通の化粧品開発者にとっては、どっちでもいいことなんでしょうけどね（笑）

ということで、<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/12/64.php">次回</a>は、今回よりは少しすっきりする、次の段階の話です。

トミナガ☆マコト

【関連記事】
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/11/62.php">[62]かなり専門的な美白の話 その２</a>]]>
      
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   <title>[62]かなり専門的な美白の話 その２</title>
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   <published>2009-11-29T15:12:12Z</published>
   <updated>2009-11-29T15:14:40Z</updated>
   
   <summary>やたら詳しい美白の話。前回は４つのパートに分けて、メラニン生成のメカニズムをお話...</summary>
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      <![CDATA[やたら詳しい美白の話。<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/10/61.php">前回</a>は４つのパートに分けて、メラニン生成のメカニズムをお話していますが、美白の場合、これにプラスして、メラニン排出促進というのが入るので、５種類の美白メカニズムが存在することになります。けっこう大雑把な分け方ですが（これでも、かなりはしょっているのです・・・）。

第一段階から、順を追ってご説明しますが（もはや、こんな情報を求められているのか、謎）、めんどくさくなったら飛ばしてくださいね～～。

ということで、第一段階。「ケラチノサイトからメラニン生成のための指令が飛ぶ」という部分。

実は、この考えかたは、かなり新しい部類のものです。

従来は、メラノサイトが直接紫外線の影響を受けて、メラニン生成が始まると考えられていました。いまだに、そう思っている人もいます。多分、そのメカニズムもまったくないわけではないのではないかと、私個人は思っているのですが、現在の皮膚科学によると、紫外線の受容体はケラチノサイトにあるとされています。

ケラチノサイトは紫外線を感じると、メラノサイトへ指令を発します。指令といっても、言葉や電波ではなく、それは「神経伝達物質」と呼ばれるものです。

現在、メラノサイトにメラニンを作らせるための神経伝達物質には、数種類あることがわかっています。化粧品のレベルで相手にしている物質は３～４個くらいですが、手元の資料だと１０個以上記載されていますし、まだまだありそうな雰囲気ですね。

代表的なものはエンドセリンという物質。これをガードすることにより、メラニンが「作られ始めるのを止める」という美白メカニズムが、この伝達物質ガードの美白メカニズムの第一号で、花王が開発した「カモミラＥＴ」という物質が、これに相当します。

私は、偶然、花王がこの研究を皮膚科学会などで発表し始めたころに、学会によく顔を出していたので、かなりリアルタイムで見ていたのですが、難しいながら、かなり革新的なメカニズムを提案する花王の研究者に尊敬を覚えたのを記憶しています。もっとも、出てきた物質がカモミラエキスだったので、ちょっと拍子抜けでしたが（実際には、少し加工してあるようです）。

その後、このメカニズムにかかわる成分は非常に増え、また、従来の美白作用があるとされていた成分も、これらのメカニズムを持っていることがわかってきたりというのもあります。

たとえば、資生堂がＨＡＫＵで配合しているt-AMCHAという成分は、プロスタグランジンという物質を阻害しますし、ヒスタミンやα－ＭＳＨという成分を阻害することでも、美白につながるようです。

これらのメカニズムによってわかってきたことのひとつに、刺激反応による肌の黒化という問題があります。

たとえば、ナイロンタオル黒皮症に代表されますが、引っかいたり、傷ができたりという物理的刺激の跡が、シミとなって残る現象が知られていますが、これらは紫外線とは関係なく、物理的な刺激によって神経伝達物質が作られ、これによってメラニン色素が作られたと考えられます。

つまり、紫外線に当たらなくても、しみの原因ができてしまうメカニズムがわかってきたということ。
また、グリチルリチン酸などの抗炎症剤にも美白作用が知られていますが、これらのメカニズムにかかわっていると考えると、納得できる気がします。

もっとも、このメカニズムの美白成分の最大の問題点は、メラニンを作らせないという、予防的な意味では非常に有効であると思われるのですが、できてしまったシミに効くの？と、考えると、メカニズムがメカニズムなだけに、ちょっと難しいんじゃないかなと思えてしまったり。

まあ、学術論文を見る限り、かなり効果はあるようなのですが・・・。なんて書くと、日本化粧品業界の２大巨頭に怒られそうですが。

ということで、次回は次の段階に進みます。

トミナガ☆マコト

【関連記事】
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/10/61.php">[61]かなり専門的な美白の話 その１</a>]]>
      
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   <title>[61]かなり専門的な美白の話 その１</title>
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   <published>2009-10-12T00:01:46Z</published>
   <updated>2009-10-12T00:03:18Z</updated>
   
   <summary>一般的には、メラニン生成の仕組みは「紫外線が当たると、メラノサイトでメラニンが作られる」と思われています。「メラノサイト」という言葉をご存知なだけ、知識を盛っていらっしゃるほうかと思いますが、実際にはこれは３０点くらいの回答になります。
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      <![CDATA[いったいどこへ向かうのか、このブログ。

今回から数回に分けて、聞かれることの多い美白についてお話しようと思います。が、正確な情報をお伝えしようと思うと、このジャンルはかなり皮膚科学的なお話をする必要があります。

なぜかというと、皮膚の中でメラニンが作られ、これがシミやくすみの原因になるメカニズムはかなり複雑で、多段階的な作用をしているからです。しかも、最近の化粧品は、それらの各段階をそれぞれ捕らえ、ピンポイントで攻めるというメカニズムになっているからです。

なので、美白について正確に知りたいと思ったら、まずメラニンができる仕組みをしっかり理解し、これに対してどのような作用が起こるとメラニン生成をガードできるのか、を知らなければなりません。

ところがこれが結構複雑なのです。

一般的には、メラニン生成の仕組みは「紫外線が当たると、メラノサイトでメラニンが作られる」と思われています。「メラノサイト」という言葉をご存知なだけ、知識を盛っていらっしゃるほうかと思いますが、実際にはこれは３０点くらいの回答になります。

メラニン色素の生成には、大雑把に（これでも大雑把なのです）次の４段階が存在します。

１）ケラチノサイトが紫外線を受容し、神経伝達物質によってメラノサイトへメラニン色素生成の命令を出す。
２）メラノサイトが指令を受け、チロシナーゼ酵素が活性化する。
３）チロシンから多段階の反応を経てメラニン色素が作られる。
４）メラニン色素がメラノソーム（という細胞）へと移行し、ここから皮膚内にメラニン色素が放出される。

いかがでしょう？けっこう頭痛くなってきましたね。

私自身、こんな膨大な情報をどうやって伝えればいいのか、ちょっと悩みどころなのですが、中途半端で不正確な情報より、多少ややこしくても、正確で、有益な情報のほうがよいと思うので、あえてこの路線で進めたいと思います。

ということで、次号より、第一段階から説明させていただきます。


トミナガ☆マコト

【関連記事】
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/09/59.php">[59]けっこう専門的なシミの話 その２</a>]]>
      
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   <title>[60]けっこう専門的なシミの話 その３</title>
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   <published>2009-10-01T22:26:52Z</published>
   <updated>2009-10-01T22:28:54Z</updated>
   
   <summary>通常、人の肌には、メラニン色素が均一に分布して、肌色を構成しています。メラニン色素は通常は薄い茶色をしていて、これが肌色を構成していますが、紫外線を浴びると、酸化型に変化し、色が黒くなります。</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/09/59.php">前回</a>に引き続き、化粧品では対処しにくいシミの話。４つめは、メラノサイトが増えるために起こるシミですが、これを説明する前に、まず、日焼けについて少し確認しておきましょう。

肌が紫外線を浴びると、紫外線から身体を守るために、段階的に反応が起こります。

最初の反応は、メラニンの黒化。

通常、人の肌には、メラニン色素が均一に分布して、肌色を構成しています。メラニン色素は通常は薄い茶色をしていて、これが肌色を構成していますが、紫外線を浴びると、酸化型に変化し、色が黒くなります。メラニンが紫外線を吸収して、肌の深部へ進行しないようにしているわけで、肌の防御反応の一種なわけです。

日焼けした後、数時間で肌色が黒くなるのはこの反応です。これは、酸化反応の一種なので、抗酸化のビタミンＣなどを塗布するか、大量に飲むと、割とすぐに元に戻ります。

そばかすのある人では、日焼け後にそばかすが目立つという声を聞きますが、これがまさにこの反応です。

さて、次の段階として、日焼けして数日後に、肌はさらに黒くなります。

これは、日焼けによってメラニン色素の生成が始まるからで、二次黒化といったりします。メラニンをたくさん作ることで、肌を守ろうとする反応です。

通常は、このくらいで肌の防御反応は終わるのですが、肌が炎症を起こしてしまったり、黒くなってもさらに焼き続けると、メラニンを作る細胞である「メラノサイト」そのものが増殖するという反応が起こります。

南国の人の肌は、もともと色が濃い場合が多いのですが、これはメラノサイトの数そのものが多いためとされています。

余談ですが、九州は南国に分類されますが、なぜか博多（福岡県）の女性には、北国の人もびっくりするくらい色白の方が多いことが知られています。一般論は上記のとおりですが、結局一般論でしかないということですね。

さて、話はもどって、このメラノサイトが増えすぎる、もしくは局所的に増えると、その部分がしみになります。メラノサイトそのものが色の濃い細胞だからです。

これは、さすがに化粧品ではまったくどうにもなりません。細胞を殺すしかないわけですから。逆に、メラノサイトが局所的に消失すると、白斑症という病気になります。

日焼けは、個人的には私も好きで、リゾートで海岸に寝そべったりする時間を愛していますが、美容にとってはまったくの敵。少なくとも、メラノサイトが増えてしまうような日焼けの仕方は、絶対に避けていただきたいと思います。

ということで、ようやく、専門的な美白の話へと進んでまいりましょう。

トミナガ☆マコト

【関連記事】
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/09/59.php">[59]けっこう専門的なシミの話 その２</a>
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   <title>[59]けっこう専門的なシミの話 その２</title>
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   <published>2009-09-18T21:13:13Z</published>
   <updated>2009-09-18T21:17:23Z</updated>
   
   <summary>メラニン色素は、表皮と真皮の間の基底層という部分で作られ、表皮に放出された後（正確にはもうちょっと複雑ですが</summary>
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      <![CDATA[化粧品関係のメルマガといいつつ、美容全般ということで、化粧品や美容系では対処しにくいシミの話へレッツゴー（どうもすみません）

ということで、化粧品では対処がしにくい２種類のシミについてさらっと説明いたします。

１．（メラニン蓄積によるシミ）と２．（メラニン生成によるシミ）については<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/09/58.php">前回</a>説明しているので、３．から

３．メラニンが真皮層に蓄積するシミ

<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/09/58.php">前回</a>さらっと説明していますが、メラニン色素は、表皮と真皮の間の基底層という部分で作られ、表皮に放出された後（正確にはもうちょっと複雑ですが、まあ、そんなものということで）、皮膚細胞の新陳代謝に伴い、肌から排出されます。

ところが、まれに、基底層から真皮層に落ちてしまうメラニン色素があるのです。

これは特にアトピー性皮膚炎の人などに多いとされているのですが、皮膚の表皮と真皮をつなぐ基底層が弱く、細胞間に隙間があると、その隙間からメラニンが真皮層へ落ちてしまい、そこに堆積するというケースがあるのです。

このメラニンの特徴として、やや青っぽいシミになっていたり、大きなあざのようになっているケースがあります。アトピーの人に多いのは、アトピーの肌の特徴として、基底層がゆるい（不正確な表現ですみません）というのがあって、メラニンが落ちやすいのだとか。

同じメカニズムにナイロンタオル黒皮症などもあります（違うメカニズムを説明しているケースもあります）。

これは、残念ながら化粧品ではどうしようもありません。メラニン排出を促すしかないのですが、真皮層はほとんど新陳代謝がなく、大体１０～２０年というスパンでしか入れ替わりません（もっと長いという説明を聞いたこともあります）。刺青やあざが消えにくいのはそのためです。

レーザーで消えるものもありますので、気になる場合は大きな皮膚科か形成外科にご相談いただくしかないです。

そして、もうひとつの困ったシミが、メラノサイトそのものが増えるシミ。

長くなってきたので、これは次回に・・・


トミナガ☆マコト

【関連記事】
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/09/58.php">[58]けっこう専門的なシミの話 その１</a>]]>
      
   </content>
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   <title>[58]けっこう専門的なシミの話 その１</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/09/58.php" />
   <id>tag:www.tamagoya.ne.jp,2009:/cms/beauty//217.3497</id>
   
   <published>2009-09-06T21:09:56Z</published>
   <updated>2009-09-18T21:18:51Z</updated>
   
   <summary>私はシミを４種類に分けて説明していますが、これは結構驚かれることが多いです。実際に、専門的にはもっと細かく分類できるはずなんですが、明確に分かれるのはこの４種類なのではないかなと、思うわけです。
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      <![CDATA[美白の話を書こうと思っていたのですが、その前に、シミについて書く必要があったなと。だた、気づいたのはよかったのですが、これまたけっこうめんどくさいということにも気づきました。

一般的な「シミ」についての理解ってどんな感じなんでしょう？私はシミを４種類に分けて説明していますが、これは結構驚かれることが多いです。実際に、専門的にはもっと細かく分類できるはずなんですが、明確に分かれるのはこの４種類なのではないかなと、思うわけです。

１．メラニンの蓄積によるシミ

これが一般的に言われる「シミ」です。一般的に言われる、というより、化粧品が相手にしているシミ、と言ったほうがいいかもしれません。

人間の皮膚は表皮と真皮に分かれます。表皮は身体をガードしているところ。真皮はコラーゲンやエラスチンなどで肌を支えているところ、と分類したら、あまりに大雑把でしょうか？この間をつないでいるのが基底層と言われる部分で、ここにメラニン色素を作る細胞「メラノサイト」があります。

皮膚の中では、メラノサイトで適度なメラニンが作られ、皮膚の新陳代謝と一緒に排出され、肌の色が一定に保たれます。メラニンは皮膚を守るために作られていて、日焼けしたときなどには大量に生成されますが、必要がなくなると生産量が普通に戻り、肌の中のメラニンも徐々に減っていって、皮膚は元の色に戻ります。

ところが、何らかの原因で部分的に大量に作られてしまったり、皮膚からの排出がうまくいかなくなると、その部分だけ肌の色が濃くなり、シミとなってしまうのです。

これの改善のために、現在の美白剤は「メラニン生成をスタートさせない」「メラニン生成を阻害する」「メラニン排出を促進させる」「メラニンそのものの色を薄くする」などの機能によって、シミを改善させています。

メラニン排出もしくはメラニンの異常生成であれば、きちんと日焼け対策をして、紫外線をガードしながら美白成分を与えれば、改善します。これは、いくつかの研究結果で実際の人を使って実験されたデータがあります。

２．メラニン生成がとまらないために生じるシミ

前述のとおり、メラノサイトは、主として紫外線から肌を守るためにメラニンを生成し、必要がなくなると生成を止めます。しかし、なんらかの原因で、生成がとまらなくなる場合があります。これの原因はよくわからないのですが、とにかくメラニン生成が停止しないために、メラニン排出が終わったあとも、その部分だけメラニンが作り続けられてしまうということによりシミになってしまう、というメカニズムが存在します。

詳しくは改めて説明しますが、メラニン生成は、メラノサイトが紫外線をキャッチして始まるわけではなく、皮膚の中のほかの細胞がキャッチして「紫外線が来たたからメラニンを作りなさい」という指令をメラノサイトに伝えることで始まります。どうもこのへんにキーがあるようで、最近はこのメカニズムに着目した成分が多く紹介されています。

とはいえ、これも１．と同じで、できるのは日焼けしながら美白剤を塗ることくらい。結構効果があるようですよ。

とまあ、ここまでは、意外にシンプルなメカニズムの「シミ」だったわけですが、これ以外のメカニズムによるシミはちょっと厄介です。

<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/09/59.php">次回</a>は、化粧品では対処が難しい「シミ」についてお話します。

トミナガ☆マコト

【関連記事】
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2008/09/21.php">[21]シワ対策の化粧品について知りたい　その３</a>
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/potechi/b/archives/2008/04/1176.php">常識ぽてち[1176]メラニンとメラミン</a>
]]>
      
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   <title>[57]化粧品を冷蔵庫に保管すること</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/08/57.php" />
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   <published>2009-08-24T15:01:06Z</published>
   <updated>2009-08-24T15:04:47Z</updated>
   
   <summary>冷蔵庫だと、野菜室の手前とか、ドアの裏など、温度が高めのところがお勧めです。間違っても、氷温での保存などしないように。容器が割れることもありますからね。
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      <![CDATA[<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/08/56.php">前回</a>のタイトルを冷静に見たら、化粧水のテクニックの話を書こうとしていたようですが、内容はまったく違うものになってましたね・・・

でも、懲りずに、冷蔵庫に化粧品を入れることの話の続きを。

冷蔵庫に化粧品を入れることの注意点は、その化粧品自体が低温で安定かどうかという問題と、実はもうひとつあります。

実は、化粧品は低温や高温に置かれることより、それを繰り返す、つまり温度変化が何度も起こるということのほうが安定性を欠きやすいという特徴があります。特に乳化の化粧品ではそれが生じやすいのです。

冷蔵庫に保管する場合は、ずっと使い切るまで冷蔵庫に保管されているのならいいのですが、使うときに出して、出しっぱなしにして常温（もしくは夏場は少し暖かめ）になってから、また冷蔵庫へ、というのを繰り返すと、乳化が壊れやすいのです。

乳化が壊れると、分離したりしますが、そのこと自体は、まあ、少し感触が悪くなるくらいで、たいした問題にはなりません。有効成分はちゃんと入っていますので、振って使えばいい、くらいに考えている方もあります。

ただ、化粧品は、ただしい乳化状態のときに効果を発揮するように、防腐剤や酸化防止剤を配合しています。乳化が壊れると、これらが効果を発揮しにくくなり、腐りやすくなったり、雑菌が繁殖しやすくなってしまうのです。

これは、特にマイクロエマルジョンタイプの化粧水では生じやすいので気をつけてください。お手持ちの化粧水が、非常に潤いを保つタイプの場合、透明な容器に移して、光にかざしたとき、うっすらと白濁しているか、微妙に七色模様が出る場合、マイクロエマルジョンタイプの可能性が高いです。（より正確には油分と乳化剤が配合されているかを全成分でチェックするのですが、これはかなり高度な知識を必要とするので）

なので、化粧品を冷蔵庫に入れる場合は、まず、冷蔵庫に入れてもいいかどうかをメーカーに確認し、よいといわれた場合でも、冷やしすぎず、冷やしたら、なるべくその温度を保ち、なるべく早めに使い切ることをお勧めします。

冷蔵庫だと、野菜室の手前とか、ドアの裏など、温度が高めのところがお勧めです。間違っても、氷温での保存などしないように。容器が割れることもありますからね。

トミナガ☆マコト
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   <title>[56]化粧水を冷やすというテクニックのこと</title>
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   <published>2009-08-13T21:07:51Z</published>
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   <summary>スキンケアを冷蔵庫で保管することについて、実は、化粧品技術者、処方開発担当者の立場からはあまりお勧めしていません。</summary>
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      <![CDATA[ようやく美容関連ブログっぽいタイトルに戻ってきました。いつも脱線ばかりですみません。

さて、気温が高くなってくると、暑いときに特有のスキンケア手法というのが紹介されます。日焼け止めに関する話題が多いですが、化粧水を冷蔵庫で冷やしてから使うと、毛穴がしまっていいですよ、といったいわば裏技的な使い方も多く紹介されています。

日本人特有なのか、世界共通なのかわかりませんが（たぶん日本特有と思うのですが）化粧品カウンターやドラッグストアなどの店員さんに話をうかがうと、毛穴についての質問はかなり多いという話。特に、暑くなると、どうしても汗が出たり、皮脂分泌が盛んになったりして、毛穴が開き気味になり、目立ってしまうので、夏場は特に増えるようです。

毛穴対策の話をしていると長くなってしまうので、それはまた別の機会に詳しく説明するとして、ここでは、夏のスキンケアでよく紹介される「化粧水を冷蔵庫で冷やす」という行為について、化粧品技術者の立場から、お話させていただきましょう。

化粧品の正しい保管方法は、ご存知でしょうか？そう、冷暗所に保存、ですね。私の知人は、お米と同じと説明していました。いわく、冷暗所で、湿気が少なく、衛生的なところ。これは非常に妥当な説明です。

スキンケアに大変気を使われる方の中には、すべてを冷蔵庫に保管していらっしゃる方もいます。確かに、冷蔵庫の中は冷たくて暗いので、まさしく冷暗所。一見すると、品質保持に非常に適しているように見えますが、実は、これは要注意なのです。

スキンケアを冷蔵庫で保管することについて、実は、化粧品技術者、処方開発担当者の立場からはあまりお勧めしていません。もちろん、極端に暑くなる場所に保管するよりはずっとまし、という見方もあるのですが、冷蔵庫に保管するという行為には、主として２つの落とし穴があるのです。

ひとつは、その製品が冷たい状態で安定かどうか。意外に思われるかもしれませんが、高温で安定性が失われるのと同様、化粧品は低温でも不安定になることがあります。

実際にはめったに起こりませんが、化粧水や美容液が分離したり、クリームが離水したり（水が出てきたり）という現象は起こります。化粧品開発の現場では、処方の安定性を見るために、４０度から４５度くらいと５度前後（会社によって違います）の恒温でチェックしますが、私の経験で、４０度では問題なかったのに、５度ではグリセリンが分離し、沈殿してしまったという処方がありました。

美容液やクリームなどは、もともと粘度が高いので、こうした沈殿はめったに起こりませんが、粘度の低い乳液や、最近増えてきたマイクロエマルジョンタイプの化粧水では比較的起こりやすいとされています。これは、乳液タイプの美容液でも同じことが言えます。

マイクロエマルジョンタイプというのは、実際には乳液なのですが、乳化が非常に細かいために、化粧水のようにさらさらしているというもので、しっとり型の化粧水で、多く見られる処方です。このへんの話も、いつか機会を見て、じっくりお話しますね。今は、冷蔵庫の話。

基本的に、化粧品は、暑くても寒くても、人間が暮らしていける程度の温度であれば安定であるように作られているのですが、やはり処方によっては不安定なものもあるので、注意が必要。冷やしてよいかどうかは、一度メーカーに確認すべきかと思います。

冷蔵庫に入れることの注意点はもうひとつあるのですが、ちょっと長いので、<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/08/57.php">続きは次回</a>。

トミナガ☆マコト

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   <title>[55]本格的な整形手術のお話</title>
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   <published>2009-07-31T09:11:07Z</published>
   <updated>2009-07-31T09:13:43Z</updated>
   
   <summary>顔の整形手術は、このように、かなり「縫い物」的発想で顔をいじってしまうことが多いのですが、引っ張って縫い縮めるので、表情が失われていくのが困ったところ。</summary>
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      <![CDATA[化粧品関連のメルマガのはずが、どこまでも軌道を外れてしまうので、今回は、ほんとにさわりだけ。 

<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/07/54.php">前回</a>のお話で出てきた「プチ整形」は、ここ数年で広がってきたもので、ボトックスを使われるようになってから一般的になってきた言葉なのではないかと思います。

「プチ整形」について正式な定義はたぶんないと思いますが、一般的には「メスを使用しない（注射で行える）」「時間が経つと元に戻る、もしくは、抜糸などによりもとに戻せる」というのが一つの定義なのではないかなと。 

これに対して、メスを使い、骨を削ったり脂肪をそぎ落としたり、詰め物をしたりして顔や身体を変えるのを本格的な「整形手術」と言っています。 

切ったり、削ったり、詰めたり、様々ですが、大きく分けると、顔や身体を作り変えて別の美しさをもたらす「造型」的な手術と、シワやたるみをとり若々しい顔に戻す「若返り手術」に分けられるのではないかと思います。 

このメルマガは化粧品をメインにしていますので、ここではあまり細かく説明することは避けますが、たとえば額の上の皮を切って、顔全体を持ち上げることでシワやたるみを軽減させる手術や、下唇の内側を切って、あごの骨を削るなど、聞くだけで痛そうな話がたくさんあります。 

たとえば、顎の先にシリコンを入れる手術をすると、頬のたるみや、顎のたるみがとれ、シャープな輪郭線が作れます。これと、耳の後ろの皮を切り取って、その分を「縫い縮める」と、若々しく、すっきりした顎の線が作れます。 

顔の整形手術は、このように、かなり「縫い物」的発想で顔をいじってしまうことが多いのですが、引っ張って縫い縮めるので、表情が失われていくのが困ったところ。米国の整形手術事情について女性のジャーナリストが書いた「ビューティージャンキー」という本でも、表情を失い、ビニールの人形のようになってしまった女性に会ったというようなことが書かれています。 

整形手術の困った点は、依存しやすいという点にもあります。 

一度手術をしてしまうと、何度でもやりたくなるのが整形手術の困ったところで。前述の本が「ジャンキー（中毒者）」という言葉を使っていることもわかります。 

本当に腕のいい医者にお願いすること。医師とじっくり相談すること。その手術が本当に自分に必要であるかどうか、じっくり検証すること。何度も繰り返すことにならないように、十分に検討すること。などが事前に必要です。 

整形手術というと、以前は非常にハードルが高く、ある種のタブー的な受け取られ方をしていたかと思いますが、最近はそうでもなくなってきました。これは、前述の「プチ整形」が整形手術の高いハードルの前に「踏み板」にように挟まり、飛び越えやすくしてしまったのではないか、という指摘をした美容ライターがいました。 

高い化粧品や高価なエステで、効果の出ないケアを繰り返すくらいなら、手術に踏み切ったほうがいいと、私は思います。が、それは、かなり慎重になさっていただくべきである、とも思います。 

トミナガ☆マコト

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<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/07/54.php">[54]プチ整形の話</a>
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   <title>[54]プチ整形の話</title>
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   <published>2009-07-21T23:05:08Z</published>
   <updated>2009-07-31T09:16:38Z</updated>
   
   <summary>最近の化粧品の裏キャッチコピーを見ていると、もう化粧品は整形手術並みに顔を変えてくれるという印象があります。実際、一ヶ月１０万円のクリームを何ヶ月も使ってシワを取るのなら、とっとと手術したほうが早いのではと思います。
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      <![CDATA[私の専門は化粧品の開発なので、実は整形とか、そういう外科手術的な分野は専門外なのですが、仕事柄聞かれることが多いのと、やはり情報は入って来やすいので、ここでは化粧品技術者からみたプチ整形ということで、少しお話させていただきましょう。

さて、最近の化粧品の裏キャッチコピーを見ていると、もう化粧品は整形手術並みに顔を変えてくれるという印象があります。実際、一ヶ月１０万円のクリームを何ヶ月も使ってシワを取るのなら、とっとと手術したほうが早いのではと思います。

日本では、あまり公になりませんが、海外では「ボトックス打ってきちゃった」とか当たり前に話してしまうような文化もあるよう。米国製のコメディ映画では、時々ギャクとして使われています。

ちなみに、ボトックスとは筋肉の動きを止めてしまう、ある種の毒素を表情筋に打つことで、動きを止め、筋肉の動きによってできるシワを改善するというもの。眉間や目じり、額や口元の小じわに効果的とされていますが、やりすぎると（もしくは打つ人が下手だと）表情がなくなってしまったり、不自然な顔になってしまうといわれています。

そういえば、「コニー＆カーラ」という映画の中で、主人公がお客さんの女性に「なぜ笑わないの～つまらなかった～」と問いかけるのに対し、女性が「ボトックスなのよ」と答えるシーンがありました。誰とは言いませんが、そこそこの年齢なのに、額がつるりとしてシワがまったくなく、目を見開いているのに眉が上がらず、シワがよらないという女優さんや歌手をテレビで見かけますね。（某女優は、「彼女はボトックスの打ちすぎで、まるでタッパーウェアのようだ」と批判されていました）

このように、主に注射で行い、メスを使わない美容整形を「プチ」整形と一般に言われています。ちなみに、「プチ」と「本格」整形の違いは、メスを使うかどうかのほかに、いやになったときに元に戻せるか（もしくは時間とともに元に戻るか）あたりと言われています。

注射で行う整形は、ボトックス以外に、ヒアルロン酸注射やコラーゲン注射、また、自分の脂肪を吸引してから、それを再注入するというものまでいろいろあります。残念ながら、私はどれも経験したことがないのですが、どれもかなり痛いらしいという情報があります。筋肉に打つ注射ですから、それは痛いでしょうねえ・・・。

プチ整形は、元に戻るのでノーリスクと思われがちですが、実はそうでもありません。ボトックスについては、毒素が身体のほかの部分に回ることがある、という報告がありますし、いつまでたっても筋肉が動くようにならなかったという報告もあるようです。

ヒアルロン酸や脂肪にしても、時間とともに吸収されて消える（あるいは安全な形で定着される）といわれていますが、部分的に石灰化ししこりとなって残ることも多いよう。そうなると、切開して取り除くしかなく、結局メスが入ってしまいます。

また、整形は依存症的になりやすいというのも事実。作家の中村ウサギさんも、エッセイの中で、最初は違和感があった手術後の顔も、すぐに見慣れてしまい、昔の自分の顔を忘れてしまった。そのため、時間とともに、本来の自分の顔に戻るのが苦痛で、本格的な整形を決意した、というようなことを書いていらっしゃいました。

次回は、<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/beauty/archives/2009/07/55.php">本格的な整形の話</a>を少し


トミナガ☆マコト

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