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[07]学習環境を作ろう(その1)

「お子さんは、いつも、お宅のどの部屋で勉強していますか?」

この質問は、私が学年始めの面談で必ず、伺う質問です。
「自分の部屋で勉強しています。」ときっぱり、お答えになるお母様にさらにもう一つ質問をします。
「お部屋での勉強の様子はどうですか?」

すると先程、「部屋で勉強をしている」と言い切ったお母様が突然暗い顔もしくは、困ったような微笑を浮かべて仰るのです。
「様子も何も・・・部屋では何をしているかわかりません。」
「たまに、見に行くのですが勉強していたようには見えません。あわてて何かを隠したりして・・・」

その一方で、はじめの質問に
「自分の部屋で、勉強をしなくて困っているんですよ。いつもリビングでテキストを広げはじめるんです。・・・仕方なく、主人もテレビを消して下の子もうるさくさせないように本を読ませたりしてるんですけどね。」
と笑いながらお答えになるお母様もいらっしゃいます。

続けて私が「おうちでのお勉強の様子はどうですか?」と聞くと「教室の宿題と学校の宿題をするのに、1時間くらいかかっています。
塾で確認テストがあるって言うと、2時間くらい机に向かってます。
昨日も、食塩の問題が分からないとか言って、主人としばらく悩んでたみたいですけど、主人も私も分からなくって(笑)。」
などと、お答えになります。そして、お母さんのほうから、
「食塩の濃度の問題とか原価と利益の出てくる問題になるとわからないっていいだすんですよね。」とか、すこしずつ、具体的な学習状況についての質問をされてきます。

私の教室では、保護者の方に「なるべく子供部屋で勉強させないように」とお願いしています。と同時に「勉強部屋(場所)を作って(決めて)下さい」とお願いしています。

なぜなら、「子供部屋」は、「遊び部屋」であり、「勉強部屋」ではないからです。だから、ある意味「部屋では何をしているかわかりません」と言うのは正しいのです。だって、「子供部屋」は「プライベートルーム」なのですから。

例えば、友達にナイショの手紙を書いたり、親には見せられない本を読んだり、一人で静かに考え事をしたり・・・そういうためのスペースなのです。
私に言わせれば、「親も許可なく、部屋に入るべからず」って言いたいくらい!
掃除も、その部屋の主がすれば良いのです。

というと、「だって、部屋で何をしてるか心配ですもの」とか「責任が云々」と言われますが、それなら、個室を与えなければいいだけのコトです。

子供が大きくなれば、子供も「一人の時間」が必要になるでしょうから、それまでは、「あなたの部屋」とするのではなく、「遊びの部屋」と「勉強の部屋」に分ければいいのです。そして、約束を作るのです、一つだけ。

「遊びの部屋の扉は開けておくこと。・・・どうしても一人になりたい時だけ、扉を閉めなさい。扉が閉まっている時は、お父さんもお母さんも必ず、ノックをしてから入ることにするからね。」と。

これで、出入り自由かつ、プライベートな時間の取れるスペースができます。
さらに、どこでも良いので「学習室」「学習スペース」を確保します。

えーー!そんなに部屋がない!!!という方。
大丈夫ですよ。次回は、ほとんどお金がかからずできる、「学習スペースの作り方」を伝授しますからね。

葉月ひまわり


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