[05]正しく塾を活用する方法(2)

それでは、前回のチェックポイントに対する解答を・・・

チェック1→→→
□予習をしないとついていけないor宿題は絶対やらなければならない

チェック2→→→
□授業時間中の3分の2は問題を解く時間だ。

 塾の授業の進め方は、大きく分けて、二つのタイプに分けられます。
「演習型」と「講義型」です。言い換えるとこれは、その塾に集まる生徒の目線(目標)によって、設定されていると言ってもよいと思います。まぁ、生徒は塾の『雰囲気』を見て、入塾してくるわけですから、塾が求めている→ターゲットとしている生徒層をみわけることとも言えるかもしれません。

 演習型の塾では、授業前の予習は不可欠です。もちろん、授業内で、説明をしたり、解説をしたりする時間も、あるには、ありますが、演習型の授業を取り入れている塾では、「解かせてナンボ」なので、問題を解かせることによって生じる疑問点を解説のポイントにおいている場合が多いと思います。

 その一方で講義型の塾は、演習は、解説内容(講義内容)を完全に理解させるため、あるいは理解したことを確認するために利用しています。だから、十分な説明を施した後に、確かめ問題程度をサラッとやらせるわけです。

 数学で言うと、公式の使い方を丁寧に説明するのが講義型で、公式を提示したら、使い方は説明せず、問題を解きながら、身に付けさせるのが演習型と言えるでしょう。
 塾業界の中で、究極の演習型といえば、やっぱり「K文式」ですよね。

チェック3→→→
□塾の授業は難しいと思う

 生徒が授業を難しく感じるということは、「教えられていないこと」が演習の中で登場してくるということ。これは、まさしく、演習型の特徴です。そして、生徒が「難しい」と感じた部分(あえて、そういう疑問を持たせる問題を出題するわけですが)解説していくというのが、演習型です。

 講義型では、演習は、あくまでも、チェックのためですから、初見の問題は、意識して授業に取り入れないようにしていると思います。

チェック4→→→
□授業で使用しているテキストの解答・解説集を生徒にも渡している

 これも大切なポイントです。解答・解説はすべて授業内で・・・という考えであれば、生徒に解答集を持たせない場合が多いと思います。言うなれば、解答集の内容を授業でやってしまうということですよね・・・まぁ、それでも、2次元の解答集とライブで聞かされ、見せられるものでは、全く、迫力や印象が違うと思いますが。

 一方、テキストの解答や解説を生徒にあらかじめ渡している教室もあります。そういう教室は、テキストの内容は、「大筋」として使用し、実際の授業では、テキストに載っていないようなプラスαを取り扱うということにしていると思います。現に、解答を生徒に渡している場合、答えや解き方を板書しただけでは、生徒にも「そんなことは、分かるよ?」って言われちゃいますからね。

 つまり、生徒に、テキスト以上のことを期待している塾の場合は、予習の段階で、テキストをフル活用してもらうために、解答集を渡している場合が多いはずです。

チェック5→→→
□能力別クラスに分けられている

 能力別クラスに分ける・・・というと、何か、差別的な冷たい印象を持つ人もいるかもしれません。しかし、生徒達にとっては、住めば都・・・というか、慣れれば極楽って感じで、自分の能力別のクラスにいることは、案外、居心地のいいもののようです。

ここで、勘違いしてはいけないのは、塾と学校というのは、目指していることは同じとしても、そのアプローチ法が全く違うのだということです。教育論の本などでは、「能力別クラスは、差別を助長する」とか「能力別クラスにしたほうが下位層の伸び率が高くなる」という主張もありますが、それは、学校(特に公立の小・中)の場合だと思います。

ぶっちゃけ、塾は、「下位層の伸び率」なんて関係ないのです。
要は、教室に来ている、一人一人の成績が大切なのです。・・・という意味では、あらかじめ、「下位層」を作らないことが大切です。上位と下位に開きがないほど、授業進度は速まります。・・・クラス分けが細かいほど、授業進度が速く、その分、量をこなせる・・・つまり、演習重視型と考えられるかもしれません。


もうお分かりのように、このチェック項目に多く当てはまれば当てはまるほど、「演習型」であると言えますし、一つも当てはまらなかったのなら、解説型だと言えるかもしれません。

ちなみに、「K文式」は、チェック4以外、すべて当てはまります。
学年相当或いは復習の級をやっている人じゃない限り、学年以上の級をやっているはずですから、生徒はちゃんと、「自分は難しい内容をやっている」と自覚していますし、能力別(習熟度別)の教材をやるように徹底されていますよね?さらに、分からないところがあったり、間違いを繰り返したりすることがない限り、先生が説明をするなんてこともないようです。(このへんは、教室によっても違うと思いますが)

そして、チェックポイント1・2、これは言うまでもありません。K文と言えば、その演習量と練習量、そして宿題のさせ方について、定評があります。

さぁ、あなたの塾は、演習型?それとも解説型?

次回は、それぞれのメリットとデメリットについて、お話したいと思います。
お楽しみに!!

葉月ひまわり

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