[28]身体は正直

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自分の意識をへその奥に常に持っていっていると、身体全体の力が抜けてきます。すると、段々と自分の身体のことが分かり始めてきます。身体に疲れがたまってきて、筋肉・骨格だけのバランスではこの疲れがとれてこない。と感じてくるのです。こう言うときに、風邪を引きます。風邪は血液のバランスをとるためにかかるものだと、習ったことがありますが、20年前にはそうは思えませんでした。ある整体の先生が、「風邪は自分で引く物だ。」と言っておられました。???でしたが・・・。ただし、自分で引いた物なら、3日で症状が取れなければいけない。とも。

身体操法を月に1回練習し始めて1年が過ぎました。今年の1月のことです。何だか身体が妙な感じです。そろそろ、風邪を引いた方がよいのかな、と思いました。ここで試してみようと思ったのです。風邪を引きたいと思いました。本当に風邪を引きました。人に言っても、「偶然でしよう。」と言われるだけでしたが。体はさらにだるくなり、本当に風邪の症状です。鼻水・咳。この状態が4日間続きましたが、勿論薬は飲んでいません。その後、身体が非常に楽になっていたのです。信じますか?

眉唾物だと言われる人のために、もう一つの話しをしましょう。肩と背中の力が抜けてくると、今、自分のどこがどんなような状態にバランスを崩してきているかが分かるようになります。その時には、胸郭(肋骨の籠)のゆがみを修整するようにテーピングをします。それと、右の肩鎖関節の動きが正常になるようにもテーピングします。大体数日で体のバランスを回復してきます。

その背中と肩の力を抜く方法が知りたいですよね。では基本的に、人が二本足で立つ時には、姿勢を安定させようとすると腰部か肩に力を入れていないと安定しません。多くの場合に、意識を背中に持っていきますから、自然と肩に力が入ります。これまでの姿勢を思い出してみて下さい。へそから下部をぎゅっと凹ませるのです。それで大腰筋が緊張し腰部が安定します。後は、上半身の重さをそこに乗せているだけでよいのです。すると、背部にも肩にも力を入れずに済みます。これは本当に訓練です。

「ストレスがきつくて、肩こりがどんどん強くなります。」と言って来られる方もいらっしゃいます。自分が嫌だと思えば、直ぐに身体はそのように反応します。主に副交感神経支配の筋肉群が強く緊張してしまいます。頚部の筋肉群や僧帽筋の上部です。当然肩こりを感じるようになります。この状態が慢性化すると、肩こりも感じないくらいになります。「あんた、肩ガチガチじゃね。」「いいや、私は肩こり感じたことがないんよ。」と言う会話になります。いずれにしても、下腹を凹ませる訓練を意識的にやってみて下さい。

岸 元(きしはじめ)

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