カテゴリ[少林寺拳法]の記事

[01]はじめに

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まずは、どういう経緯で私が「身体を巧く使う」ことに興味を持ち始めたかをお話しましょう。

私が子供の頃です。車に乗れば10分もするとゲーゲー吐いていました。走るのは遅く、球技は全くダメでした。小学生の時は、運動会なんてなければいいのにと思うくらいでした。ひ弱で、夏と冬には必ず熱を出して寝込んでいました。

18歳の時には、腰痛で1年間に3回は動けなくなっていました。22歳から少林寺拳法を始めました。きっかけは、子供の頃からよくいじめられていましたので、強くなりたいと思っていたからです。いわゆるスポーツはダメでも、武道は自分の歪んだ癖をうまく利用すれば、本当にうまくなるのです。県大会で何度か優勝していましたから。

少林寺拳法には剛法、柔法、整法があります。強くなりたいから、初めは剛法、柔法を本当に楽しんで練習していたのですが、4段を取った時から整法に興味を持つようになりました。そこでカイロプラクティックと出会いました。

全くの趣味から始めた勉強でしたが、ついに13年前にカイロプラクティック院を開業しました。開業してから、ずっと追い求めていたことは、どうすれば人の身体が良くなるかでした。初めの頃は、骨盤と椎骨にそれを探していました。

カイロプラクティックの原理に基づいて、それこそ人、一人一人違うのですから、細かいところを一生懸命に探していました。骨盤の調整はこうすれば全体のバランスがよくなり、人の身体が治っていく、と言う方法と考え方を探していたのです。これだと思うことが何度もありましたが、全て違っていました。次から次へと、いろいろな考えと方法を模索していきました。最終的に、全てのバランスを整えれば、人の身体は自然に治っていく物だという結論に達しました。

35歳から、右膝内側に痛みを感じ始めて、山に登り下山するときには痛みで動けなくなることもありました。時々ですが、腰痛も起こしていました。また、首の緊張が強く、いつも肩のこりを感じていました。私の身体もかなりバランスを崩していたのです。

人の身体を調整することは出来ても、自分の身体は調整できない!何とか出来ないかと思いを巡らせているうちに、70歳を過ぎても若い屈強な男をほいほいと投げ飛ばす老人の話を思い出しました。こんな事が出来るはずはないと、記憶の奥底に沈めていた思いでしたが、出来ればこんなに素晴らしいことはないと思い出したのです。70歳を過ぎても、体の機能が全く衰えないどころか、さらに進化すると言うことですから。

何か武道の動きに秘密があるに違いないと思い、表面の力に頼る技ではなく、本物の技を模索し始めたのです。自分の身体治しを実際に始めていきました。この感覚を、多くの人達に感じて貰えば、自分で自分の身体を治していけるのです。

運動会の嫌いな子供達には、走れる、投げれる、跳べる力を付けることだって可能です。日常で出来る簡単な行動と意識で、そんなことが出来るなら、やってみたいと思いませんか。

岸 元(きしはじめ)

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