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        <title>整体マニアックス4：：古武道に学ぶ：：自分の体は自分で治せ</title>
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        <description>カイロプラクティックは人は治せても自分は治せない…そんな思いから年齢と共に衰える自らを治すために始めた古武道の研究。開業１３年のベテランカイロプラクターが一般人にもわかりやすく古武道の極意を語ります。</description>
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        <copyright>Copyright 2010</copyright>
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            <title>[34]身体が教えてくれること</title>
            <description><![CDATA[<p>ここまで練習を続けてきた人なら、自分の中心軸をはっきり意識できると思います。背中に力を入れていたり、お腹を突き出している姿勢では無理ですよ。</p>

<p>では、長い棒を両手で持ってみて下さい。バイクのハンドルを持つように、です。その中心を誰かに持ってもらいます。胸と腕の角度を全く変えずに、自分の中心軸で回転してみて下さい。ちゃんと相手を動かせましたか？あえて腕の力を使うとすれば、角度を変えないために使います。相手を横に動かす為に使ってはいけません。</p>

<p>今度は、相手に持ってもらったまま上に上げてみて下さい。肘の角度を変えないようにして、あくまで肩関節を中心点として上げてみて下さい。最初にへその下から自分の胸を上げるような意識で動き、胸骨が上に動き始めたら棒を上げて下さい。抵抗を受けずに上がりましたか？</p>

<p>次は、下げてみて下さい。へその下から自分の胸骨をしたに下げるように動き、棒を下げます。どうですか？</p>

<p>これらの動きは、中心からの力を腕に伝えて動かす動きです。布団の上げ下ろし、洗濯物を干すとき、取り込むとき、とにかく両手の作業の時には欠かせない動きになります。</p>

<p>面白いもので、何も意識しないで物を持ち上げようとすると、必ず意識は物との接点に行ってしまいます。つまり、自分の手です。重い自分の手を上に上げるとき、肩を引き上げ、肘をできるだけ曲げて上に上げようとします。横に動かそうとすると、動かしたい方向に自分の身体を動かしてから、その方向に腕を引いて動かそうとします。下に押すときには、肩と肘を上げて、手に自分の体重を乗せようとします。</p>

<p>これらの動きで一番大切なことは、自分の中心軸がまっすぐに立っているかどうかです。手を動かそうとすれば、身体の中心軸を曲げてでも、無理な力を使ってしまいます。何度もお話ししてきましたが、これが身体の故障の元になります。自分の中心軸が自分の中にはっきり感じられるまで、何度も練習してみて下さい。そして、いつも自分の中心軸を意識しながら動く癖を付けて下さい。歩くときでも同じ事です。自分の中心軸が垂直に立っているのを意識しながら、すーっと歩いてみて下さい。</p>

<p>半年も続ければ、体がいろいろ教えてくれるようになります。以前にお話ししたかもしれませんが、高校生の頃から、ジーンズの左の膝が必ず破れていました。35歳の時に右側の膝に痛みが出てきて10年間続いたのですが、思い起こせば、すでに右側膝関節の軸がずれていたから、膝を一杯に曲げたくなかったのです。だから、片膝を付くときには必ず左側膝をついていました。その繰り返しで左側の膝だけが必ず破れてしまったのだと、最近になって気づきました。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/04/293.php">[29]正中の3本の軸</a><br />
</p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/05/34.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">古武道</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">姿勢</category>
            
            <pubDate>Sat, 30 May 2009 08:29:51 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>[33]イメージを広げる</title>
            <description><![CDATA[<p>私たちは、子供の頃から指の使い方、歩き方、立ち方など、一つずつ自分で練習を重ねながら拾得してきています。机の上に置いてあるコップを手で掴み、口にもっていき中に入っているコーヒーを飲む。この動作も、一つ一つ考えなくても総合的に動きます。錐体外路系の運動機能と呼んでいます。これは繰り返しの練習の成果なのです。つまり、明確なイメージが出来上がっている場合にできると考えてみましょう。</p>

<p>では、腕相撲をします。ここで、あなたは相手のどこにどのように力を加えようとイメージしていますか？相手の手の甲が台に付けば、あなたの勝ちです。逆に付けられてしまえば、あなたの負けです。さて、考えてみて下さい。勝ちたいですか？それとも、負けたくないですか？</p>

<p>勝ちたいときと負けたくないときでは、身体の使い方が全く違います。勝ちたいときには、自分の腕を内側に強く倒そうと意識して、そのように動かそうとします。負けたくないときは、その場で動かさないような身体の使い方をします。でも、両方とも相手の力が強ければ負けてしまいます。体の大きい、力の強い人が一番強いと言うことになりますよね。それでは、おもしろくはありません。</p>

<p>自分の力だけで相手に勝とうと思わずに、相手の手に触れたとき、相手の中に意識を入れて相手の中心をつかんで下さい。あるいは、相手の中心（へその下）を取り囲んだ大きな円をイメージで作って下さい。さて、相手の触っている手を動かすのではなく、相手の中心を動かすように腕を倒して下さい。肩にも、二の腕にも力を入れないで相手を倒せましたか？</p>

<p>明確なイメージができていれば、例え相手が両手でやってきても、立ち上がって横方向から押してきても、座ったままの姿勢が崩れませんし、自分の腕を倒すことができます。</p>

<p>横に足を開いてもらい、踏ん張って動かないように立ってもらいます。肩を押して相手を動かす方法は何度も話ししましたが、ここでは肩に触れたときに、相手の中に入り中心を取りましょう。その中心を動かすイメージで動いても、相手をすーっと動かせます。</p>

<p>両手首をつかんでもらい、その時に相手の中心を取るか、相手の中心を取り囲む円を作ります。そのまま身体を回転させて下さい。相手は自分を中心とした円上を動かされてしまいます。</p>

<p>明確なイメージができると、自分の中心軸が全くぶれないようです。おまけに脱力が簡単にできるようになります。これは、人対人でなくても、ものでも同じです。コップを持ち上げるとき、思い物を持ち上げるとき、自分の身体は同じように脱力し、中心から動くようになります。もっと大きなもの、地球とつながってみましょう！</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/04/27.php">[27]意識と身体（２）</a></p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/05/33.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">古武道</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">姿勢</category>
            
            <pubDate>Sun, 24 May 2009 07:54:38 +0900</pubDate>
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        <item>
            <title>[32]イメージと動き（２）</title>
            <description><![CDATA[<p><a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/05/31.php">前回</a>は、手や足の指先を「無限の彼方」に届かすイメージを作りました。今回は、自分の身体の中心から動くイメージを作ってみましょう。意識するのは自分の丹田です。丹田の位置を膨らませるのではなく、引っ込ませるのです。</p>

<p>WBCでイチローが打てなかったときの動きと、決勝戦で2塁打を打ったときの動きに違いがあったのに気づいた方は多かったでしょう。一番大きな違いは、左足を蹴って動いたか、右足で引いて動いたかという点でした。</p>

<p>左足で蹴る動きは、腕で打ちに行くとそういう動きになります。どうしても打ちたかったのでしょう。そこを打ちたいイメージで動くと、腰を回転させてしまいます。腰を回転させるには、足で蹴るようになります。その結果回転だけでなく、右前に腰を押し出す動きも加わります。その後で肩を回し腕が動くので、身体を捻る動きが加わり、自分がとらえようと思ったタイミングを外してしまいます。</p>

<p>右足で引いた動きでは、右の軸が崩れません。右股関節の軸でスムーズに身体が回転します。身体に捻れがなくなるので、自分が思ったタイミングで腕の先が動きます。イチローはどんなイメージで動いているのでしょうね？</p>

<p>身体のどの部分を捕まれても、そこに意識を持っていってしまうとその力に自分の身体が反応してしまいます。その力に真反対に対抗する力しか出せなくなります。そんなときには、捕まれた所を捨ててしまいます。あくまで自分の身体の中心から動き、その力をそこに伝えるだけに集中します。あるいは、自分から手で人を掴むときにも手に意識を集中させるのでは、相手をコントロールできなくなります。中心からの力を波のように使い、手に伝えるとコントロールできます。</p>

<p>物を持ち上げるときに、ほとんどの人は腕を曲げて持ち上げようとします。身体を屈曲させたままです。物を掴んだら、後は手に掛かる重さを意識するのではなく、屈曲した自分の体を起こす動きに集中しなければなりません。そうすれば、腕の力を使わなくても物は持ち上がります。ただし、自分の体を起こす動きは正座して、お辞儀から元になおる動きです。お辞儀をしていて誰かに背中に乗って貰い、起きてみて下さい。決して背中にかかる重さに意識を集中させてはいけませんよ。</p>

<p>雑巾かけや窓拭きも同じです。拭くところに集中するのではなく、身体の中心から動いてみて下さい。身体全体が波のようにゆらゆら動きながら、その力が手の先に伝わり、肩の力を使わなくても床や窓は綺麗になるはずです。イメージは「中心から無限の彼方へ」です。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/05/31.php">[31]イメージと動き</a></p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/05/32.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">古武道</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">運動能力</category>
            
            <pubDate>Fri, 15 May 2009 07:17:52 +0900</pubDate>
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        <item>
            <title>[31]イメージと動き</title>
            <description><![CDATA[<p>以前、姿勢を作り上げる練習をするときには、その<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/04/27.php">イメージを作ることが大事ですとお話</a>ししたことがあります。自分にあったイメージを作れば、その通りに身体が動くのです。今回は、その例を具体的にお話ししましょう。</p>

<p>物を押して動かしたいときに、あなたはどうイメージしますか？では、一人の人に足を横に出来るだけ開いて貰って立って貰います。その人の肩を横方向に押して動かしてみましょう。あなたが「肩を押す」イメージで押してもその人を動かすことは出来ないでしょう。では、その人を全く無視して「無限の彼方」を押してみて下さい。簡単にその人を動かせます。</p>

<p>押し方が変わるのです。「肩を押す」と身体を前に倒して、腕で押し、足で床を蹴る体勢になります。これは私たちが通常物を押す体勢ですね。では、「無限の彼方を押す」と？</p>

<p>身体は前に倒れ込まず、そこを押しても無駄ですから手にも足にも力が入りません。身体を前に進めようとします。もうお分かりですね。自分の重さを前に進めるやり方になります。大腰筋を使って、手にも足にも力を入れず、前にある足の股関節の軸に引っ張るやり方です。</p>

<p>では、手首を別の人に上から押さえて貰いましょう。捕まれた腕を上げるのに、普通ではさらに大きな力を使って上げようとイメージします。力と力のぶつかり合いです。これでは上げることは出来ません。無限の上に向けて指先を伸ばしてみて下さい。上がりましたか？</p>

<p>さらに大きな力を使おうとすると、肩の筋肉を使ってしまいます。肩から動かそうとします。しかし、無限の上に伸ばそうとすると肩の筋肉を使わずに、身体全体で動きます。自分の重さを上げる腕の方に移し、広背筋を使い肩胛骨を後ろに下げて腕全体を上げようと動くのです。</p>

<p>腕を下に降ろすときにも、横に動かすときにも、同じようなイメージを作って動かしてみて下さい。「無限の彼方」です。</p>

<p>足を上げるときでも、「足を上げる」イメージだと、上げる足の反対に体重を移して、何とか足を持ち上げようとします。「指先を上に」のイメージだと大腰筋を使う体勢になります。</p>

<p>突き、蹴りは、このイメージを使うと一々自分の身体をチェックしてその動作をしなくても、動きは軽いけれども威力のある動きになります。</p>

<p>日常生活で考えてみましょう。例えば、堅い餅を包丁で切ります。餅を切るイメージだと、肩を上げて上から押さえて切ろうと動きます。包丁を「無限の下に降ろす」イメージだと、肩を降ろして自分の重さを反対に乗せて、身体全体で包丁を降ろそうとします。</p>

<p>こんな些細な動きで、日常的に体のバランスを崩していっているのです。イメージで動きが変わりますから、自分で作ってみて下さい。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】</p>

<p><a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/04/27.php">[27]意識と身体（２）</a><br />
</p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/05/31.php</link>
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            <pubDate>Tue, 05 May 2009 05:58:36 +0900</pubDate>
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        <item>
            <title>[30]後ろ軸を練習して</title>
            <description><![CDATA[<p>これまで正中の前軸で生活するように意識を使っていましたが、先週から後ろ軸で生活しています。この1週間で自分なりに分かったことをお話ししたいと思います。</p>

<p>自分の身体で一番よかったことは、頚部と腰部が非常に楽になったと言うことです。ご存じの通り、人の身体は側面から見た4つのカーブで身体を支えています。頚部の前が凸のカーブ、胸部の後ろ凸のカーブ、腰部の前が凸のカーブ、そして仙骨の後ろのカーブです。この4つのカーブで体重を無理なく支えているのです。体重の重い人は、4つのカーブが大きくなるし、軽い人はカーブが小さくなります。ただ、体重だけではなく、自分が良いと勘違いしている間違った姿勢でもカーブは変化します。特に、姿勢を安定させるために肩に力を入れている人は、腰椎カーブが大きくなります。結果、痩せていても胸部が丸くなり、頸椎部カーブも大きくなります。肩こりの酷い状態です。</p>

<p>この1週間、正中の後ろ軸で生活してみて、楽に感じるところは、頚部と腰部です。私自身もカーブを大きくしていたようです。後ろ軸を作る感覚は、腰部から頭までを均等な後ろ凸の緩やかな湾曲を作る感じです。頭部を胸椎5番で支え、上半身を仙骨2番に乗せている感覚です。（参考までに、前軸ではへその奥で上半身を支え得る感覚です。）立位では、足底全体よりやや踵に体の重さを感じます。（前軸では、やや前足底です。）重量物を抱えても、腰部に無理な力を感じません。</p>

<p>前軸、後ろ軸の練習をすると、自然と中立の軸を意識できるようになりました。これは便利です。どんな動きにも対応できます。いわゆる自然体と言うのでしょうね。手の上げ下げ、突き引き、足の全方向の動き、全部に対応できます。下腹部のペコンが全ての動きの出だしの条件ですけど。</p>

<p>そうしてみると、どうして武道には色々な構えがあるのだろうと言う疑問がわいてきます。自然体が出来上がってみると、一番楽で一番動きやすい構えなのに？逆に色々な構えでいろんな動きを練習しないと、自然体にはたどり着けない構えなのかもしれません。</p>

<p>どうですか？自分自身の身体にだいぶ慣れてきましたか？その動きの目的通りの軸を使っていますか？右手を挙げるときは右股関節内側の軸、右手を下げるときは左股関節内側の軸、両手を上げるときは前軸、両手を下げるときは後ろ軸。そして、窓ガラスを雑巾で拭くときは、左右の軸を交互に揺らしてゆらゆら運動です。どんな動きでも、動き始めに軽く下腹部をぺこっから始めて下さい。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/04/293.php">[29]正中の3本の軸</a><br />
</p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/04/30.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">古武道</category>
            
            
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            <pubDate>Sun, 26 Apr 2009 09:08:42 +0900</pubDate>
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        <item>
            <title>[29]正中の3本の軸</title>
            <description><![CDATA[<p>身体の軸で、左右の股関節内側部と正中の3本の軸の話しは、これまで何度もしてきました。今回は、正中の前、中、後ろの3本の軸のお話です。</p>

<p>「孫が帰ってくるのは嬉しいんですけど、何週間もいられると私の身体が、ガタガタになってしまって。」と治療にいらっしゃる50、60代の女性が多くいらっしゃいます。娘はここぞとばかりに、上げ膳据え膳で子供のおもりも任せっぱなし、と言う話をよく聞きます。何が大変かといって、「抱っこ」です。保育士さんからも、肩こり、腰痛のことでどうしたらよいのかと聞かれることがよくあります。</p>

<p>このことと正中の3本の軸、重要な関係があるのです。これまで自分の体を自由に動かすには、中の軸から前の軸を使ってきました。その方が、自分の回転軸が巧く使え、胸骨の上げ下ろしが楽に出来るからなのです。前、中、後ろの軸を使うにも、下腹部をぺちゃっと引っ込めるのは同じです。では、後ろの軸はどんな特徴があるのでしょう？もうおわかりですね。垂直の力を支えるのにとても便利な軸です。あるいは、前からの力を受けたときに、その力を体の中で垂直方向に変換して足に逃がす軸なのです。どちらにしても力を巧く足に逃がすことが出来ます。</p>

<p>後ろの軸の作り方ですが、へそから足までは同じです。前の軸は、胸骨を前（上）に出す。中の軸は、胸骨中立。そして、後ろの軸は胸骨を後ろ（下）にします。さて、正中の軸を後ろにして子供を抱っこしてみましょう。右腕でも左腕でもかまいませんから、肘から手首までの間に子供のお尻を乗せるようにして、手首は軽く反らします。示指を屈曲させないようにして下さい。反対の手で背中が後ろに倒れないように軽く支えます。胸骨を後ろ（下）にして、腰部は絶対に反らさないように注意して、背中全体が丸くなるようにして立って下さい。丁度、大きな樽を身体の前に抱え込むような感じに腕も大きな丸を作るようにして下さい。</p>

<p>いかがですか？縦方向からも横方向からも身体の軸を崩さずに立っていられるはずです。腕の力は使わずに済みます。もし、腕に力を感じるなら、腕の大きな丸を作るときに、両方の肩を上げずに下げるくらいの気持ちで、手の指先から大きな丸を作るイメージで姿勢を作って下さい。</p>

<p>足底の重さを感じる位置は踵にはきませんが、足の裏全体に感じるようにして下さい。正中前の軸では足底の拇指丘に重さを感じますから、それよりは若干外側になるようです。身体がしっかりしている子供なら、片腕でも姿勢を崩さずに抱っこできますよ。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2008/11/08.php">[08]身体の軸（２）</a></p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/04/293.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">腰痛</category>
            
            <pubDate>Sat, 18 Apr 2009 23:31:42 +0900</pubDate>
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            <title>[28]身体は正直</title>
            <description><![CDATA[<p>自分の意識をへその奥に常に持っていっていると、身体全体の力が抜けてきます。すると、段々と自分の身体のことが分かり始めてきます。身体に疲れがたまってきて、筋肉・骨格だけのバランスではこの疲れがとれてこない。と感じてくるのです。こう言うときに、風邪を引きます。風邪は血液のバランスをとるためにかかるものだと、習ったことがありますが、20年前にはそうは思えませんでした。ある整体の先生が、「風邪は自分で引く物だ。」と言っておられました。？？？でしたが・・・。ただし、自分で引いた物なら、3日で症状が取れなければいけない。とも。</p>

<p>身体操法を月に1回練習し始めて1年が過ぎました。今年の1月のことです。何だか身体が妙な感じです。そろそろ、風邪を引いた方がよいのかな、と思いました。ここで試してみようと思ったのです。風邪を引きたいと思いました。本当に風邪を引きました。人に言っても、「偶然でしよう。」と言われるだけでしたが。体はさらにだるくなり、本当に風邪の症状です。鼻水・咳。この状態が4日間続きましたが、勿論薬は飲んでいません。その後、身体が非常に楽になっていたのです。信じますか？</p>

<p>眉唾物だと言われる人のために、もう一つの話しをしましょう。肩と背中の力が抜けてくると、今、自分のどこがどんなような状態にバランスを崩してきているかが分かるようになります。その時には、胸郭（肋骨の籠）のゆがみを修整するようにテーピングをします。それと、右の肩鎖関節の動きが正常になるようにもテーピングします。大体数日で体のバランスを回復してきます。</p>

<p>その背中と肩の力を抜く方法が知りたいですよね。では基本的に、人が二本足で立つ時には、姿勢を安定させようとすると腰部か肩に力を入れていないと安定しません。多くの場合に、意識を背中に持っていきますから、自然と肩に力が入ります。これまでの姿勢を思い出してみて下さい。へそから下部をぎゅっと凹ませるのです。それで大腰筋が緊張し腰部が安定します。後は、上半身の重さをそこに乗せているだけでよいのです。すると、背部にも肩にも力を入れずに済みます。これは本当に訓練です。</p>

<p>「ストレスがきつくて、肩こりがどんどん強くなります。」と言って来られる方もいらっしゃいます。自分が嫌だと思えば、直ぐに身体はそのように反応します。主に副交感神経支配の筋肉群が強く緊張してしまいます。頚部の筋肉群や僧帽筋の上部です。当然肩こりを感じるようになります。この状態が慢性化すると、肩こりも感じないくらいになります。「あんた、肩ガチガチじゃね。」「いいや、私は肩こり感じたことがないんよ。」と言う会話になります。いずれにしても、下腹を凹ませる訓練を意識的にやってみて下さい。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/01/17.php">[17]身体を治すには</a><br />
</p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/04/28.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">姿勢</category>
            
            <pubDate>Fri, 10 Apr 2009 07:36:18 +0900</pubDate>
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        <item>
            <title>[27]意識と身体（２）</title>
            <description><![CDATA[<p>先日の身体操法の勉強会でおもしろい体験をしました。手首を握られ、「動いてみて」。全く動けません。次に、「もう一度動いて」。今度は、身体は動けましたが、腕を動かすことが出来ませんでした。相手は全く動くことなく、意識を変えるだけで私の身体全体を動けなくしたり、腕だけを動けなくしたりするのです。</p>

<p>相手の中心軸に意識を向けて、その動きを手の筋肉で感じると、相手の全ての動きをとらえることが出来ます。相手の肩に意識を向けると、腕全体の動きをとらえられ、相手の腕を制御できます。ただ、腕の動きに意識を向けただけだと、相手の中心からの動きが全く分からないので、投げられてしまいます。</p>

<p>これを自分の身体に置き換えてみましょう。私たちは日常生活で自分の身体に意識を向けていることがあるでしょうか？どこかに痛みを感じるとか、緊張感を感じるときであればそこに意識が行きますが、痛みや緊張感を感じていないときには、身体のどこにも意識を向けていないでしょう。では、どうやって自分の姿勢を制御しているのでしょう。「良い姿勢をして下さい。」と指示すると、ほとんどの人の意識は背中に行きます。背中の筋肉を緊張させると良い姿勢だと思いこんでいるからです。背中を緊張させると、腰部の筋肉群が一番働きやすいですから、腰部と仙骨を伸展しすぎてしまいます。腰痛を起こしやすい状態になります。</p>

<p>PCを使っているときには、どこに意識が向くのでしょう。目です。文字が見えやすい、あるいは、モニター上の何かの動きをとらえやすい姿勢をとってしまいます。目に意識がむくと、顔を前に出し背中を丸めてしまいます。その結果、自分の腕を前に上げるときに、肩の筋肉だけを使うようになりますから、肩の緊張感が出ます。頚部を過伸展させてしまうので、頚部の緊張も出るようになります。目が疲れやすくなります。</p>

<p>では、どこに意識を向ければよいのでしょう。それは、自分の中心軸です。中心軸でも腰椎4番です。そこに意識を向けると、ちゃんと大腰筋全体が働いてくれるようになります。下腹部をへこませて、胸を上に上げて頭頂部を上から吊したように、まっすぐ上に伸ばす、と言う姿勢を一つ一つ作り上げなくても、勝手にその姿勢になります。</p>

<p>オリンピック選手にイメージトレーニングをさせると、実際に走っているときと同じように、筋肉が動くそうです。それは、自分の体を使って実際に何度も動いてきたから、イメージだけで反応してしまうからなのでしょう。私たちの日常生活も同じです。これまでお話ししてきた動きを、実際に外部への力を出すように練習してきていれば、意識だけで自分の身体を正しく制御できるようになります。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/03/26.php">[26]意識と身体</a></p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/04/27.php</link>
            <guid>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/04/27.php</guid>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">身体の癖</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">姿勢</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">深層筋</category>
            
            <pubDate>Fri, 03 Apr 2009 08:14:53 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>[26]意識と身体</title>
            <description><![CDATA[<p>一体、私たちは普段どのように動いているのでしょう。子供の頃から作り上げられた、動きの試行錯誤の結果とその結果でできた意識の中で行動しているはずです。自分の体のバランスが悪い事に気づいている人も何人かいます。しかし、ほとんどの人達が自分はまっすぐに立っていると思いこんでいます。そして、バランスが悪いことで起きてしまった自分自身の身体の痛みは、その部分が弱ったから起きたことだと考えています。だから、バランスが悪くて、その部分が自分の重さで疲れ切って生まれた痛みなのに、その部分をさらに鍛えようとします。</p>

<p>私の失敗例をお話しします。もう20年近く前のことです。腕相撲の手の組み方で、片手で相手を投げる練習をしていたときのことです。その頃は、まだ外側の筋肉で十分動けていましたから、今の身体の使い方とは全く違い、腕の力を使って倒そうという意識で動いていました。腕の力を使うのですから、うまくいくはずはありません。それでも、繰り返し何度も何度も、1時間くらい動いていたでしょう。</p>

<p>腕の力を使い右手で相手を自分の内側に動かそうとした場合、左側に身体をひねり、左側に身体を倒して右腕の力を内側に使おうとします。よほど腕力があれば別でしょうが、同じくらいの腕力で力比べをしている状態です。私の上腕二頭筋の短頭部（力瘤の内側）が極端に疲労して、1週間後には肘の痛みを発症しました。内側に前腕を捻ろうとも動いていましたから、いわゆるテニス肘の状態にもなっていました。テニス肘を治す調整を自分でしていましたが、いっこうに痛みは取れません。それどころか、肘の最大伸展と最大屈曲できない状態になりました。痛みは1年くらい続きました。痛みを感じなくなった今でも、肘をまっすぐに伸ばすことも一杯に曲げることもできません。この時に今の身体の使い方を知っていたなら、こんな事にはならなかったはずです。</p>

<p>つまり、身体のどの部分からどういう力を外に出したいか、と言う意識が子供の頃から試行錯誤して作り上げた動きだけの知識でしかないなら、それはとんでもない間違えだと言うことです。もっと別の知識があるなら、その意識は変えられるはずです。60代以上の人の中には、もう年を食っているのだから、そんなことは出来ない。と思いこんでいる人もいます。</p>

<p>しかし、意識を変えるのに年齢はほとんど関係ありません。それに使えば使うほど上手になるのですから。合気道のある先生が亡くなる間際に、「今が私の動きは一番充実している。」と言われたそうです。（言葉は少し違うかもしれません）その通りだと思います。いつでも自分が傷めた身体を癒すことが出来るはずです。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2008/10/05.php">[05]柔軟な発想で深層筋を使う</a></p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/03/26.php</link>
            <guid>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/03/26.php</guid>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">身体の癖</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">姿勢</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">深層筋</category>
            
            <pubDate>Sat, 28 Mar 2009 08:04:17 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>[25]姿勢の大切さ</title>
            <description><![CDATA[<p>最近治療をしていて、改めて姿勢の大切さを思います。子供の頃から、「ちゃんとした姿勢できちんと座りなさい。」とか「背中を丸めてはいけません。」とかよく言われていました。皆さんも覚えがないですか？ところが、正しい姿勢と思いこんでいた姿勢、これが間違っていたらどうしようもありませんよね。</p>

<p>ここで患者さんの例を2つ紹介しましょう。一人目は、80代の女性です。膝の痛みが常時あり、杖を使ってないと歩行できないのです。家の中でもその状態ですから、お盆に物を乗せて運ぶなんてとんでもないことです。この方の姿勢は、腰部を極端に反らし、お腹を突き出している姿勢です。<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/01/18.php">以前にもお話ししたことがありますが</a>、お腹を突き出すと、当然股関節は外側に回旋します。いわゆるがに股状態です。両膝はそれぞれが外側に向いています。女性の場合、足の先を開かないように立つ事が多いですから、膝の向きと足先の向きが違う方向を向いてしまいます。</p>

<p>この姿勢で歩くと両側の膝は、常に内側から外側に向けて力を掛けることになります。大腿部は外旋し、下腿部は内旋している状態になります。膝の軸がずれているのですから、膝の内側にいつも大きな重さをかけることになります。内側半月板を損傷していくようになります。この方は、すでに半月板は機能しない状態になっているそうです。ところが、腰部の反りをなくすように、尻尾を下げてへその位置から胸を前に出すような姿勢をとって貰うだけで、両側の膝の痛みを感じなくなりました。</p>

<p>もう一人は、50代の男性です。股関節の激しい痛みでした。この方も「良い姿勢」は、身体全体を反らせたのがよい姿勢と思いこんでいました。野球で右の肩を壊し、上半身は右側が凸の状態です。当然、下肢への重さは右側が重くなります。右腸骨は仙骨に対して外側に回旋し、右股関節も外側に一杯に回旋している状態でした。歩き方は、膝を上げて歩くので当然股関節もかなり屈曲しなければならない動き方です。ほとんど固定されている股関節を無理に動かすわけですから、激しい痛みを発症したのです。勿論身体の調整も行いましたが、それだけではこの痛みは取れませんでした。</p>

<p>へそから下が、足だと思い歩いて下さい。股関節を屈曲させて歩くのではなく、膝を曲げずにへその位置を屈曲させるつもりで足を前に運ぶように。と何度か練習して貰い、これなら歩いても痛みがないと言うところまでできました。</p>

<p>間違った姿勢で困っている人は、かなりいるはずです。2週間、自分の身体と自分の姿勢に向き合ってみて下さい。そうすれば、1ヶ月後には身体の方から教えてくれるようになります。ほら！悪い癖が出てるから、痛みが出てきたでしょう。と。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】</p>

<p><a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/01/18.php">[18]身体を治すには（２）</a></p>

<p><br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2008/11/08.php">[08]身体の軸（２）</a></p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/03/25.php</link>
            <guid>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/03/25.php</guid>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">身体の癖</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">姿勢</category>
            
            <pubDate>Sat, 21 Mar 2009 07:29:05 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>[24]再度示指の使い方</title>
            <description><![CDATA[<p>私が治療するときに、必ず調整する箇所があります。それは、腋下の筋の緊張を取ると言うことです。腋下の筋肉には、肩胛骨から上腕に付いている筋肉、肋骨に付いている筋肉、骨盤に付いている筋肉があります。姿勢を維持するために非常に重要な場所になります。特に身体の左右バランスを維持するために重要になります。</p>

<p>仰臥位で胸の左右に手を置き、中心に向かって押してみて下さい。左右どちらか、あるいは両方の肋骨のクッションがない人がいます。これは、物を持ち上げたり、持ち運んだりするときに腕の筋肉だけを使っていると、腋下の筋肉群に負担が来て、腋下の筋肉群が硬直している状態です。主に右腕の力をよく使う人であれば、右側の肋骨が下がります。当然、左側は上がるようになります。裸で立ってみて下さい。自分の肋骨、鳩尾から左右の肋骨はどうなっていますか？もし、ここに書いてあるとおりなら、右の示指を反らしてみて下さい。腹側の肋骨の高さが同じくらいになるはずです。小指を軽く握っても同じようになります。肩の高さもほぼ同じようになるはずです。</p>

<p>どうしてかは考えないようにします。しかし、そうなるのです。以前、身体の歪みは日常生活で次第に進んでいくという話しをしたことがあると思います。まさに、日常使っている指で姿勢がコントロールされていたのです。例えば、針仕事をする人、どうしても示指と拇指に力を入れます。目に浮かびませんか？夜、背中を丸めて一生懸命に繕い物をしているおばあちゃんの姿です。示指と拇指に力を入れると、両方の肩の前面に力が入ります。肩の前面に力が入ると背中が丸くなるのです。どうしても示指と拇指を使わなければならない人は、小指を握り込むと背中は丸くなりません。肩が凝らなくなります。</p>

<p>片方の手に重い買い物袋を下げて歩いている女性の姿はどうなっているでしょう。右手に持てば身体は右に傾き、体を起こそうとして左側の広背筋（上腕から骨盤につながる筋肉）を緊張させて歩いています。少しでも左側の負担を減らそうと、右腕を屈曲させます。すると右肩の前面に力が入り、ますます背中が丸くなり、荷物を持ち上げるのが困難に成ります。</p>

<p>ここでです！！右の示指だけを反らせて中指、薬指、小指の3本で荷物を持ってみて下さい。体のバランスはほとんど崩れないはずです。身体がしっかりしていますから、歩くのも楽ですし、重い物を持っていてもいつもよりも長く歩けるはずです。肘に荷物をかけていても同じです。荷物を持ち上げようとして、指を握り込むのではなく、示指を反らせてみて下さい。荷物が軽くなりますよ。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/02/21.php">[21]手・足の指の使い方（２）</a></p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/03/24.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">カイロプラクティック</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">古武道</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">姿勢</category>
            
            <pubDate>Thu, 12 Mar 2009 23:48:05 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>[23]体重移動の練習</title>
            <description><![CDATA[<p>先日、神韻芸術団の公演に行ってきました。一目見たときから武道の動きを感じ、じっくりと観察してしまいました。バレエと同じ動きをしているようなのですが、どこかが違います。履き物が違うのが一番大きな違いでしたが、身体の軸と体重移動に非常に興味がわき上がりました。</p>

<p>特に身体を回転させるときに、バレエではトウシューズを着けた側を中心軸にして、その軸で回転していきます。ところが、両方の足で左右の両方の軸を使いながら回転させるのです。右股関節の軸に重さを移し、左足つま先を右踵後ろに置きます。左足踵を右足の小指横に置くように踏み込みます。それで180度回転します。左側踵を置いた瞬間に左側に体重移動が終わっていますから、右足つま先を左の踵外側に置き、左側小指側に右踵を踏み込んでさらに180度回転する。これを連続して行うと身体は左側に連続して回転していくのです。だから足先を見ていると、めまぐるしく動いていくのですが、身体は一本の軸で回転しているように非常にスムーズに回転しているように見えました。</p>

<p>ここで一番気を付けないといけないのは、自分の尻尾（尾骨）を真下に向けると言うことです。そうでないと、身体の軸が使えないのです。その軸を中心にして回転できません。これを歩くという日常の動きに応用してみたいと思います。</p>

<p>動くときにどこから動かすかで、全体の動き方が全く変わってきます。例えば、歩くときに足を出そうとすると、必ずもう片方の足で地面を蹴ってしまいます。すると身体をウェストの位置で捻りながら前に進むという動き方になります。当然、腰で体重移動するか、上半身で体重移動するかのどちらかの動きになります。前に書いている軸が1本で回転する動きに習って、動いてみましょう。</p>

<p>まず、両足を平行にして立ちます。右足を動かしてみましょう。体重移動は大腰筋の左側を緊張させるだけです。左側を緊張させて右足を左側の足に引き寄せます。足を前に出すという感覚ではなく、引き寄せた右足をそのまま前に運びます。今度は着地させた右側の大腰筋を緊張させて、左側の足を右足に寄せます。その勢いで、同じように前に運びます。この繰り返しが歩行になります。</p>

<p>巧くできているかどうかのチェックは、両足を平行に肩幅に開いて立ちます。右足を左足に寄せる練習です。誰かに右足首をもって貰い、左足の方に寄らないように抵抗してもらいます。左側大腰筋を緊張させ、足を上げずに右に寄せてみて下さい。抵抗されても動くはずです。そのままの流れで右足を前に運びます。大腰筋を緊張させると書きましたが、ほんの軽くへその位置を引っ込める感じでよいです。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
[<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/02/22.php">22]続、立って歩く</a></p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/03/23.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">古武道</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">歩行</category>
            
            <pubDate>Thu, 05 Mar 2009 03:26:34 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>[22]続、立って歩く</title>
            <description><![CDATA[<p>大腰筋を使って歩くために、一本下駄を購入しました。使い初めて1ヶ月が経ちました。その間、気づいたことをお話ししようと思います。</p>

<p>一番の違いは足の出し方でした。折角大腰筋を使い、身体の中心の力を末端につなげて動く事を意識していたのに、足を出すときに足の力を使っていたのです。どう言うことかというと、「ナンバ歩き」の足の出し方と通常の足の出し方は違うのです。一本下駄を使ってみて初めて分かりましたが・・・。</p>

<p>足を出すときに、当然体重の移動がいります。これは身体の3本の軸を使い、上体を左右に揺らして体重移動するのではなく、左右股関節の内側軸の間で移動するんでしたよね。では、その次の足を出す動作です。通常の歩き方では、身体の捻れで足を出しますが、「ナンバ歩き」では前後の揺れで足を出すのです。確かに、籠を担いで走ったり、荷物を担いで走るのですから、捻れで足を出していたのでは、担いでいる肩が持ちません。身体を捻ると言うことは、腰椎の3番を中心にして、その上下で反対の動きになります。右足が前に出れば、右肩が後ろになると言うことですからね。歩いたり、走ったりすれば、必ず籠を担いでいる肩は前後に動かさなければならなくなります。肩の皮がむけてしまいますよね。</p>

<p>では、胸骨の上げ下げの動きを思い出してみて下さい。身体全体の前後のうねりの動きです。この動きで足を前に出すのです。身体の中心からの揺らぎの力で足を前に出せば、後はその足は重さを垂直に支えるだけです。つまり、股関節や膝関節の負担は極端に減少します。おまけに、足を出すのではなく、腰の前後の揺らぎで歩くとつまずかないのです。ただ、この動きは普通に歩くにはとても不自然な動きになります。ですから、この動きを出来るだけ自然な動きにして行かなくては成りません。練習では極端に動いて練習してみて下さい。その動きを出来るだけ小さくしていく練習も必要になります。</p>

<p>もう一つ、足を前に出す前に足を上げる動きが必要ですね。足を前に出そうと思うと、どうしても股関節を屈曲させる動きになります。大腰筋を使い、へその位置で身体を屈曲するようなイメージで動いても、足から出すとどうしても中心からの力が使えなくなります。そこで、足を上げるイメージは、立位で足全体を身体の中心に引き上げる動き、大腰筋を使う動きになりますが、これを使うとよいでしょう。一本下駄を履いて、足を上げようとすると必ずこの動きになります。特に、階段を上げるときには、この動きでないと一本下駄で階段は上がれません。そうして、次の動きが、これまでお話しした動きになるわけです。インターネットで探せば、一本下駄が手に入ります。<br />
<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/098f59f0.f81c2c80.098f59f1.6716da73/?pc=http%3a%2f%2fwww.rakuten.co.jp%2fsaitokobo%2f422851%2f517567%2f523316%2f%23483926&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fsaitokobo%2fi%2f483926%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fimage.rakuten.co.jp%2fwshop%2fdata%2fws-mall-img%2fsaitokobo%2fimg128%2fimg10313288427.jpeg&m=http%3a%2f%2fimage.rakuten.co.jp%2fwshop%2fdata%2fws-mall-img%2fsaitokobo%2fimg64%2fimg10313288427.jpeg" border="0"></a><br />
<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/098f59f0.f81c2c80.098f59f1.6716da73/?pc=http%3a%2f%2fwww.rakuten.co.jp%2fsaitokobo%2f422851%2f517567%2f523316%2f%23483926&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fsaitokobo%2fi%2f483926%2f" target="_blank">厚歯の高下駄【一本歯】Lサイズ</a></p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2008/10/06.php">[06]立って歩く！！</a><br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/02/20.php">[20]手・足の指の使い方</a></p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/02/22.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">身体の癖</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">ナンバ歩き</category>
            
            <pubDate>Tue, 24 Feb 2009 07:19:47 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>[21]手・足の指の使い方（２）</title>
            <description><![CDATA[<p>今回は手の指の使い方のお話です。5本の指を身体と連動させた使い方をするために、機能的に3種に分類します。親指、示指とあとは3本の指です。どの指も、指先の方向へ向かって動かすのですが、本当に指先から進めていくように動かします。すると、無駄な力を使わないで物を動かしたり、持ち上げたり出来ます。</p>

<p>まずは、親指からです。手の向きからいって、水平の内側、あるいは、下方向に向かって動かします。手首を誰かに両手で掴んで貰って下さい。その場所で動かさないようにです。では、親指を水平内側に向かって動かしてみましょう。両手でしっかりと掴んでいる人をその方向に動かすことが出来ます。親指を下に向けて、親指の先から下に向かって降ろしてみて下さい。その人を下方向に動かせます。ほんとうに？！と思うでしょうが、本当です。自分の身体の中心軸を崩さずに、水平方向の円運動が出来ます。だから、人を動かせるのです。</p>

<p>では、示指はどうでしょう。示指の運動の中心は肩関節になります。同じように、誰かに手首をしっかりもって貰います。示指の先を上に向けて、指先から進むように上に上げてみましょう。抵抗されていても腕を上げられるでしょう。示指は360度ある程度自由に動かせるので、どの方向にも動かせます。</p>

<p>中指、薬指、小指の3本の組み合わせではどうなるのでしょう。これらの指は、体幹の姿勢に大きな影響が出ます。例えば、手のひらを上に向けて、この3本の指を曲げ手首を屈曲すると、身体全体が屈曲します。逆に手のひらをしたに向けて3本の指を伸展させ、手首を伸展させると身体全体が伸展します。</p>

<p>基本的にはここに書いてあるように使いますが、具体的に例を挙げましょう。テレビでご覧になった方もあるかもしれません。</p>

<p>うつぶせの人を起こすとき、両方の脇の下に、5本の指を反らせたまま手首までを差し込みます。示指の先が上に進むように体を起こしてみて下さい。決して腕の力を使わないで、ただ立ち上がるだけです。うつぶせの人は簡単に持ち上げられるはずです。</p>

<p>では、正座したまま向かい合って下さい。両脇に手を差し込みます。示指と拇指をピンと張ってその間で脇を支えるようにします。示指が真上を向くようにして示指を上に上げて下さい。相手の身体全体を持ち上げられましたか？</p>

<p>示指と拇指の先を付け、Oの形にして力を入れると脇が開きます。そして身体全体が屈曲します。針仕事をしている人の背中が丸くなるのはこのためですが、この姿勢では、とても肩が凝ります。小指を軽く握り込んでみて下さい。身体全体は伸展し、肩こりを防止できます。いろいろな使い方があるはずです。工夫してみてください。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/02/20.php">[20]手・足の指の使い方</a></p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/02/21.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">古武道</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">姿勢</category>
            
            <pubDate>Sun, 15 Feb 2009 08:06:19 +0900</pubDate>
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            <title>[20]手・足の指の使い方</title>
            <description><![CDATA[<p>中国武術に発勁という身体の使い方があります。ウィキペディアによると、発勁とは、中国武術における力の発し方の技術を意味すると冒頭にあります。この力の発し方は、「勁（運動量）を発生させ、接触面まで導き、作用させる」の三段階を経る。分かりやすく表現するために三段階に分節させているが、実際には三つの行程が同時に進行する。と書いてあります。</p>

<p>様々な技術があるようですが、手・足の指の12系を使う方法もあるようです。実際にこれらを使うと、姿勢の保ち方や力を出すときに非常に有効な方法なので紹介します。</p>

<p>まずは、足の指からです。親指と小指を使います。左右両方の親指で床を掴むように力を入れます。すると大腰筋を使い、胸骨が下がる姿勢になります。上肢に作用させるのであれば、上げている腕を下に降ろす動きになります。下肢の動きなら、膝を内側に回旋させる動きになります。両方の小指で床を掴むようにすると、大腰筋を使い胸骨が上がった姿勢になります。上肢に作用させるときには、下げている腕を上げる動きになります。下肢なら、膝を外に回旋させる動きになります。右の親指で床を掴み、左の小指で床を掴むと身体は左側に回旋します。逆だと右側に回旋します。</p>

<p>おもしろいと思いませんか！！足の指で身体全体をコントロールできるなんて！！しかも指から動きを始めると、必ず大腰筋を使えるんです。例えば、座っているときの姿勢の作り方で、両方の小指で床を掴むようにすると、胸骨が上がり背部がすっと上に伸びた姿勢になります。勿論、両方の肘は下に向きますから、肩に掛かる負担はありません。正座でも小指を屈曲させると、背中に力を入れなくてもすっと座れ、足がしびれにくくなります。</p>

<p>普通の歩行ではまず踵を着地させ、主に前足底で蹴って前に出ます。その時にもう片方の足を前に出すので、安定した時間はほとんどない状態になります。しかし、ナンバ歩きは、まず足の小指側を着地させ、拇指側に重さを移動させ、踵に重さを乗せます。重さが踵に乗った瞬間に、もう片方の足を前に出します。瞬間に左右の足の体重移動が終わります。ですから、常に体の重さは安定して足に乗るわけです。つまずいて転ぶことはほとんどなくなります。</p>

<p>ナンバ歩きのもう一つの利点は、上半身の捻れで生じたアンバランスで、左右どちらかの足に重さをかけ続けないと言う点があります。倒れながら移動する通常の歩行だと、左右どちらかの足に常に負担をかけてしまうのです。重さがかかっている足の膝関節は、必ず痛みを発症します。</p>

<p>岸　元（きしはじめ）</p>

<p>【関連記事】<br />
<a href="http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2008/12/12.php">[12]体重の移動</a></p>]]></description>
            <link>http://www.tamagoya.ne.jp/cms/kobudo/archives/2009/02/20.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">古武道</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">ナンバ歩き</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">中国武術</category>
            
            <pubDate>Sat, 07 Feb 2009 22:49:10 +0900</pubDate>
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