2006年4月24日

[04]あの忌まわしきニュース

こんにちは。「教師予備軍は見た。」の第4回です。出会いと別れの季節。皆さんは素敵な出会い、素敵な別れができたでしょうか。
本日は、もう1年以上前になってしまったでしょうか。メディアと子どもについてちょっと考えてみようと思います。

■あの忌まわしきニュース

中学校での話。朝の会が始まる前に私は教室に行っていたのですが、ちょうど始業のチャイムがなる頃、2年生の女の子と男の子が廊下で立ち話をしているところに遭遇しました。なぜでしょう。私は「コラ、早く教室に入りなさい」などといわずに、そっと近くの水のみ場のふちに腰掛けて、2人を見ていたのです。

そのときの私は、子どもたちを見るだけでも嬉しくて、「微笑ましい交流をしているぜぃ」なんて思っちゃってたのですが、耳に飛び込んで来た言葉にぎょぎょっとしてしまいました。

女の子「私さー、人が殺されるとこ見ちゃったぁ?」
男の子「すげー」

ちょいちょいちょいちょい。何を言ってるんだい。人が殺されるところってそうそう見れるもんじゃないし、だいいち見たくも無いだろう。

もっと耳をそばだてて聞いてみる。
男の子「どこで見たの?」
女の子「インターネット」

その当時、イラクのゲリラ集団による人質インターネット中継(?)が物議をかもしていた。実際のホームページを私は見ていないが、人質にされた人が泣き、叫び、助けを請う姿はテレビのニュースでも流れていた。それを見たという友達が言うところによると、本当に殺害の様子が流されていたらしい。

それを中学生が、中学2年生が平然と語っているのである。少し楽しげに。私の感覚が正常なのか、異常なのかはわからないが、それは子供の教育に、いや人間として少々常軌を逸しているように思われた。

メディアリテラシー教育の重要性を感じる。子どもに有害なページを見せてよいものか。今回例に取り上げた子どもが凶悪な事件を起こしたわけではないが、ここに子どもの精神の教育の歪があるのではないかと感じてしまうのだ。


しばらく間隔があいてしまいました。申し訳ございません。何か意見をください。私が文章を書いていく上での原動力になりますから。

下坂めがね
読売報道写真集(2004)

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