[01]「母子家庭だから大変」って偏見?!

最近では珍しくなくなってきた母子家庭。母子家庭となった理由は

1.離婚
2.死別
3.未婚

といったところか。どこぞの調べでは「離婚」による母子家庭が圧倒的に多いらしいが、我が家は「未婚」。ごく普通の一般家庭に育ってきた私は、これまた前回書いた在宅ワーカー同様、「ごく普通に結婚して子供を産んで・・・」という未来しか想像していなかったはずなのであるが、違った選択をした自分にびっくり。

子供はずっと欲しかった。ただ、仕事がおもしろくて「もう少し先、もう少し先」と思っている間に、いつの間にか丸高手前。丸高手前の計画妊娠ではなかったけれど、妊娠を知ったのはそんな時だった。

その時付き合っていた彼(子供の父親)は、27歳。27歳にしては幼稚で、またその幼稚さに惹かれたのだけれど、幼稚さゆえに結婚は考えられなかった。精神的にも経済的にも私の方がはるかに安定していて、この人と結婚したら「大黒柱」はもちろん私。それどころか、専業主夫になってしまうのでは・・・という恐れを感じ、「私の経済力では親子3人は無理!!」と彼と結婚することを渋った。あれから3年、今も母子家庭のまま。

友人知人に母子家庭であることをカミングアウトすると、「大変でしょう!!」と言われることの方が断然多い。けれど、私自身は大変さを自覚することがあまりなく過ごしている。しいて言えば、区役所がらみでいろいろな手続きをした時に、腹の立つことはあった。

それなりの収入を得ていた私が、扶養手当の恩恵を受けられるわけもないのに、扶養手当の手続きのための審査書類を書かされ、根堀り葉掘り聞かれた挙げ句、民生員さんとの面接を受けさせられ、「それをしないと扶養手当はもらえませんよ!!」だの「本当に父親からはお金をもらってないんですね!!」的なことを言われたことは、腹立たしいことこの上なかったけど、それ以外で「大変さ」を自覚することはない。

我が家が母子家庭となってわかったことは、「大変」というのは「あった」ものが「なくなった」時に感じるものであって、初めから「なかった」ものを大変とは感じないものなのだなぁ?、ということだった。

離婚、特に死別による母子家庭の場合、夫・父親としてあった存在がなくなったわけだから、「大変」を感じる時もあって当然(これも一概には言えないかな?)だから偏見とは言いがたいけれど、我が家にとって「大変」は、今のところ偏見といってよさそう。これから子供が大きくなって、自分の家と友達の家との違いを自覚した時も、子供と二人「大変」を感じずに乗り越えていければ、と思う。