2007年5月アーカイブ

昨日は試験外泊という事で自宅にて外泊した。自宅で外泊というのもヘンな話だが。試験外泊というのは入院患者に対して病院以外で生活してみて以上がないかどうかを調べる治療法なのだ。従って自宅で外泊する場合が多い。

家に帰って色々やることはあったが一番やりたかったのは図書館に行って本を借りることだった。暇な入院生活にとって本は必須だからだ。決めるのに1時間以上もかかってしまったが、5冊の本を借りてきた。その中の1冊が腰痛の本だ。

で、自分の症状と比べてみてびっくり。そのまま教科書通りの症状なのだ。椎間板ヘルニアは椎骨4番と5番の間に多いことは有史以来変わらないし、痛みの種類も同じ。検査の方法も同じだし、従って治療法も同じ。きっと手術のやり方なども同じなのだろう。きわめてオーソドックスな病気なのである。更に言うには腰痛は人類100%が持つ課題であるから病気とは言わないとも書いてあった。

腰痛は元来4本足だったヒトの祖先が2本足で立った時から抱えている持病なのだ。伝統が有る。歴史が有る。うまくつき合って行くのが正しい方法なのだ。そのうち人類は進化し腰痛のない骨格に変化していくだろう。2本足で立った時点から見ても現代人の骨格は当時から比較して進化していることが認められるからだ。

たまごや

※1997年10月29日記述

小柄でモソモソ話すMさん。椎間板ヘルニアで神経が圧迫され右足が不自由だという。歩けるのだが痛みのオーラが全身から発している。車椅子を操り病院内は自由自在だ。よく玄関前の喫煙所に居る。肝心の回診のときいつも居なくてよく怒られている。

お子さんだろうか。またまに子供が奥さんと一緒にやって来る。小学生の男の子だ。奥さんが心配そうにしている。怒っているようにも見える。Mさんがグズグズ文句を言うのが不満なのだ。奥さんの前ではまるで子供のようである。このMさんどっかで見たことがある。そういえば私が入院したての頃、向こう側の病室に居た人だ。看護婦の噂によれば手術が嫌で一回退院したもののやっぱり痛みに我慢出来ず再入院したらしい。いかにもMさんらしい。

そのMさんが今、椎間板ヘルニア手術から帰ってきた。回復に向けてこれから長いリハビリが待っている。術後は個室を希望していたMさんだがあっさり却下された。もともと個室の入るほど重病ではないのだ。Mさんは大部屋で便の処理をされるのがイヤなのだ。だから個室を希望した。大便の処理といってもわずか1週間の辛抱だ。尿は尿管でとるから心配無い。

今、点滴の針を刺す位置で看護婦と揉めている。痛いというのだ。看護婦も譲らない。怒られている。どうもワガママな患者というレッテルを貼られているらしい。麻酔も効いていて手術も終ったと言うことで気が大きいMさん。それもあと数時間すれば麻酔が切れあっちが痛いこっちが痛いと騒ぎ出すだろう。喫煙者だからなおさらだ。頑張ってほしいと思う。家族共々これからが大変なんだから。

・・どうやら麻酔が切れてきたらしい。なにやらブツブツ文句を言っている。ウームうるさいな。やっぱりMさんは個室にして貰ったほうが良かったな。個室に入れるのは重病だからではなく、廻りの患者に迷惑がかかるからだとこのとき初めて納得した私であった。

たまごや

※1997年10月29日記述
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