カテゴリ"法律と違反"の記事

[198]愛犬の交通事故

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愛犬と散歩中、不意に現れたクルマに愛犬がはねられてしまった。愛犬はそのときは結構元気だったのですが、口から血を噴きまもなく死亡。轢いた車はそのままどこかへ行ってしまった。よくある話です。私も経験あり。

こんなとき、悲しみと憤懣やるかたないですが、法律で救済はないのでしょうか?

まず、轢いた人の刑事責任ですが、これは器物損壊罪(刑法261条)にあたります。ペットは持ち主の動産、つまり財産として扱われ、それの価値・機能を著しく低下させた場合はこの罪になります。

罰則は3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料。器物損壊罪は、親告罪ですので損壊された物の占有者(所有者)が訴えること成立します。

民法では、損害賠償が請求できます。請求できるのは治療費や葬儀費用、その動物の動産価値、飼い主本人や家族が受けた精神的苦痛に対する慰謝料です。

実例としてはゴールデンレトリバーなど血統書が付いている犬の場合は治療費が5?10万円、死んだ場合は15?20万円。雑種の場合は時価となりますが残念ながらほとんど価額がつきません。しかし治療費は血統書付き・雑種にかかわらず請求できるようです。

飼い主への慰謝料すが、長年飼って情があるとしても5万円がいいところ。実際の慰謝料は結構安いのが現実です。

これがペットではなく盲導犬の事故の場合は話が違ってきます。盲導犬の場合はペットではなく体の一部として判断された判例があり、盲導犬自身の治療費や代替盲導犬の費用合わせて260万円が支払われた例があります。

これからは高齢者ドライバーも増え、事故に巻き込まれるリスクも大きく増えると思いますので、散歩中とはいえ自衛策が必要になってくるかもしれません。

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[164]ペットと交通事故
[618]ペットと法律

[173]飲酒運転しても大丈夫なクルマ

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飲酒運転による重大な事故が多発しています。助手席にカップ酒が置いてあったり、飲酒後に泥酔状態でドライブしようと出かけたり。こんな事件が多くなるおかげで罰則はどんどん強化。市民は肩身の狭い思いを強いられます。

罰則の強化。これは致し方ないと言えばいたし方ありません。飲酒運転の罰金が50万円となれば、これは相当気をつけるでしょう。しかししらふの時には気をつけようと思っていても、飲んでしまうと理性が吹っ飛び、違反を犯してしまうことはあると思います。

そこで更に法律は、一緒に飲んでいる仲間や飲食店にもその監督義務を強いることになるのです。本来ならば、成人している人は自分の行動に責任を持つものの、他人の行動まで責任を負うことはありません。同僚が飲もうが飲酒運転をしようが、他人には関係のないことです。しかし飲んでしまうと理性が吹っ飛ぶがゆえに、行動を一緒にする人にも監督義務を強いるのは仕方のないことかもしれません。

しかし、先日の泥酔した違反者を駐車場に置いて帰ってしまった同僚に対して責任を求める判決は行き過ぎと感じます。また違反者の妻に対しても、同じように責任を求めましたが、これは却下されました。当然です。

飲酒運転がこれだけ多いと、さも飲酒運転が悪いようにされてしまいますが、飲酒運転が悪者にされる理由は「事故を起こしたら大変」だからです。そこで提案。いっそ「飲酒しても大丈夫」なクルマ社会はいかがでしょう?

飲酒運転などとんでもない、と考える向きは頭が固いかもしれません。飲酒運転しても安全に出発地から目的地まで行ければいいのでしょう?でしたらそういうクルマを開発すればいいのです。おそらくすでにトヨタなどでは考えられていることです。

以前シートベルトに関しても同じように議論されたことがありました。シートベルトをするのは安全のため「やむなく」するのであって、シートベルトをしなくても安全な車を作れば、もはやシートベルトの概念も不要です。安全運転をしようと思っても夜間や大雨の日は視界が悪く、大変です。そこで、センサーを使って夜間や大雨の日でも、視界を補足するシステムついでに危険を察知してそれを警告補正するシステムがあれば安全です。

目的を達するために、色々な制約があるのはそのシステムが「古い」からであって、根本を解決すればいいのです。そう考えると今の道路交通法は「泥棒を捕らえて縄をなう」「くさいものにフタ」であることがよくわかりますね。

「そういえば昔は飲酒運転の罰金が高かったよねぇ。携帯電話も禁止だったし、シートベルトなんて窮屈なものもあったわねぇ。」ハイテクコミューターで移動中、こんな会話をお酒を飲みながらする日も近いのではないでしょうか?

◆「酒酔い運転」x「酒気帯び運転」

飲酒運転というのは法律では「酒酔い運転」となります。酒酔い運転で捕まった場合は違反点数25点、欠格期間2年の免許の取り消し処分、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金となります。

酒気帯び運転は2段階あり呼気1リットル中のアルコール濃度が0.25mg以上は違反点数13点、90日間の免停処分です。アルコール濃度が0.15mg以上0.25mg未満の場合は違反点数6点、30日間の免停処分、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金となります。酒酔い運転および酒気帯び運転は事故を起こさなくても違反となります。

◆気になるリンク

一人乗りの未来コンセプトビークル「i-unit(アイユニット)」
※速度によって姿勢が変化。もちろんシートベルトなんて無し

自動運転システムの実用化に向けてがんばるデンソー
※デンソー社長のコメントによれば2017年に自動運転システムが実用化

「アルコールが運転に及ぼす影響」警視庁のページ
※酒に強い人も酒に弱い人と同様アルコール濃度が高いほど反応時間は遅い
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[170]右折の矢印信号

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今日はよく見るけど不思議な矢印信号のハナシです。

信号機の色の順番、わかりますか?改めて聞かれるとあれ?てなことになりませんでしょうか?信号は左から青、黄色、赤です。最近はLED(発光ダイオード)による視認性のよい信号機が増えてきて結構なことです。以前は太陽光が反射して点灯しているように見えた信号機があったものですが、LEDのおかげでそれも減りつつあります。

信号には丸い灯火のほか、矢印の信号があります。メインの信号は赤であっても、右向きの矢印信号が出ているときは、右のみ進めます。左向きの矢印信号が出ているときは左のみ進めます。時には左右の矢印信号が出ているときがありますが、この場合は左と右のみ進めます。進めるのは矢印方向のみで、直進はできません。

なぜこのように右折の矢印信号が多くなったというと、やはり交差点では右折時における事故が多いからです。通常、右折する場合は、青信号で交差点の真ん中までそろそろ出ていって、対向車線が途切れるのを待って右折します。しかし恐らく判断の誤りでしょう、対向車線で直進車が来るのに、なんとなく右折してしまう。遠近感がないことや、対向車のスピードを見誤る事故が多いです。迫り来るオートバイなどは点にしか見えませんからなおさらですね。対向車はよもや出てくると思いませんから速度を落としていない。そこに見切って飛び出すものだから結構派手な事故となります。

そこで右折信号の登場です。右折信号が点灯しているときは、対向車線側の信号は赤になっていますから対向車が突っ込んでくることなく安全に右折できるのでありがたい。また、さらに事故防止のために、信号が青に変わる場合に直進の矢印のみ出る交差点も増えてきています。この場合は、右折車は停止線から一歩も進んではいけません。中央に出ない分、事故防止になります。

なお、同じ矢印信号でも黄色い矢印信号。これは今は珍しくなりましたが路面電車用で、路面電車のみ矢印の方向に進むことができます。歩行者やクルマは進んではいけません。

ところで右折の矢印信号が出ているときに、その交差点でUターンしてもいいのでしょうか?答えはノー。右折信号は右折のみ可です。Uターンは右折ではないのでNG。

また、右折禁止の交差点でUターンはしていいのでしょうか?これはUターン可です。なぜならUターンは右折ではないから。さらにもう一つ。右折禁止の交差点で、その交差点の手前の家の駐車場に乗り入れた場合。これも右折ではなく横断なので、可です。ただしこれらことは、交番のある右折禁止の交差点では何か言われそうで、ちょっと遠慮したいと思ってしまいます。

[146]自動車リサイクル法

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「自動車リサイクル法」は「環境汚染を抑制し、クルマのリサイクルを促進するため」の法律で、2005年1月より原則として全てのクルマ(トラック・バスなどの大型車、商用車も含む)の所有者はリサイクル料金を支払う義務が生じます。

クルマは廃車されるとき、解体業者や破砕業者によってすでに約80%がリサイクルされています。しかし残りの約20%が現状ではリサイクルされていません。その部分を完全にリサイクル必要があるのですが、それにはコストがかかります。特にかかるのが「シュレッダーダスト」「エアバッグ類」「フロン類」の3つです。これらを適正に処理するためにできたのが「自動車リサイクル法」なのです。

リサイクル料金は車種によって変わってきますが、大体17,000~20,000円くらいです。具体的な金額は、自動車メーカー・輸入業者の各社が2004年7月以降に順次、設定・公表していますので詳しくは各社オフィシャルサイトを参照してください。

リサイクル料金は前払い方式を採用しています。したがってこれから新車を買う場合は購入時に払うことになります。既に今乗っている車の場合は2005年1月以降の最初の車検時に払います。今乗っているクルマを車検を受けずに廃車にする場合は廃車時にリサイクル料金の支払いが必要となります。いずれにしても費用負担はクルマ1台に付き一度だけとなります。リサイクル料金を支払ったユーザーには、それを証明するための「リサイクル券」が発行されます。中古車を買う場合にはリサイクル券がついているかどうかを確認して下さい。

リサイクル券と一緒にクルマを買った場合は、前の所有者に車両価値金額に加えリサイクル料金(資金管理料金部分を除いた預託金相当額)を払います。すでにリサイクル料金を支払ったクルマを譲渡した場合、新所有者から車両価値金額とリサイクル料金(資金管理料金部分を除いた預託金相当額)を含んだ代金を受け取ることになります。中古車ディーラーを介した場合はディーラーが代行してくれます。

詳細は自動車リサイクルシステムのページで
2005.01.26

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[117]チャイルドシート

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平成12年4月1日施行の道路交通法により、自動車の運転者は、幼児用補助装置(いわゆるチャイルドシート)を使用しない6歳未満の幼児を乗車させて自動車を運転してはならない、と決められています。(道交法第71条の3第4項)

シートベルトの着装義務のときも思ったのですが、確かにシートベルトもチャイルドシートもつけていないよりはつけたほうがましだといえましょう。これには異論はありません。しかし私が憂うのは、このような着装を法律で義務付けるということです。

シートベルトやチャイルドシートは安全だから運転者が研究してその安全性を知って、選んで自主的に装着するように啓蒙しなければなりません。それが教育であり政治だと思うわけです。ただ単に教育もせず法律で頭ごなしに義務付けるのは高校の前時代的な校則を生徒に押し付けるのと似ています。

またよくある資料に、装着している場合としていない場合と比較し、装着しているほうが安全だとする論法も勘弁してほしいものです。事故は同じ状況で起こるわけがありません。またシートベルトをしていれば助かった、などという報道も結果論であり無責任といえましょう。

運転者として、同乗者の安全を確保するのは法で取り締まられる以前の問題です。大人はシートベルトをし、子供はチャイルドシートを装着する。これは運転者の安全対策として当たり前のことです。要は安全を確保する運転をすればいいのですから。

とだらだら文句を言ってもしょうがないので、クルマのメーカーさんにはシートベルトもチャイルドシートも不要な安全なクルマを開発していただくとして、チャイルドシートについて本題に戻りたいと思います。

クルマは動いているときはそれほど感じませんが、速度を増せば増しただけ慣性運動が働いています。これが何らかの拍子に急停止したとき、たとえば助手席に座った人が体重10kgの乳児を抱いていたとした場合、50km/hの速度で壁に衝突すると、子供の体には300kgの力が加わります。とても支えきれませんね。300kgの力は子供の頚骨を折り脳挫傷させることなんか容易いです。しかしチャイルドシート正しく装着していればなんとか支えることができます。

チャイルドシートは子供の成長度と車種に合わせて購入する必要があります。5つ子ちゃんの場合チャイルドシートは5つ必要です。大変ですが仕方ありません。ただしクルマによっては5台のチャイルドシートの装着が無理な場合もあります。そういう時は人数分足りなくても最大限の装着をすればいいとされています。またタクシーや乗り合いバスも免除されています。

チャイルドシートの取り付け方法は、製品によって異なるため、それぞれの取扱説明書に従って取り付ける必要があります。多くのチャイルドシートは、自動車のシートベルトを用いて座席に固定する方法が主流ですが、シートベルトはELR式といって緊急時にはロックがききますが普段はロックされていません。これはチャイルドシートを固定するときにちょっと不便です。

そこで登場したのがチャイルドシート固定機能付シートベルト(ALR付ELR式シートベルト)です。これは通常はELR機能ですが、シートベルトをすべて引き出せばALR機能(自動ロック付巻き取り装置)に切り替わり、ベルトが引き出せなくなるものです。

この方式のシートベルトはチャイルドシートの取り付けに緩みが生じにくく、取り付けに便利です。チャイルドシートを好むと好まざるとにかかわらず装着しなければならない人は、クルマを選ぶときにこんなところにも気をつけるといいと思います。

最近ではクルマ最初からチャイルドシートが装備されているものもあるようですが、子供の成長に合わせてこまめに変えなければならないのがチャイルドシートです。子供の成長に合わせて適当なサイズのチャイルドシートが市区町村から無料で貸し出されるのが理想でしょうね。

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