[289]やめる理由

ご存知の方も多いと思いますが、たまごやではライター募集という形でメルマガを出してみたい人のために広く門戸を開けております。最近ではブログの台頭でだいぶ応募は少なくなってきましたが、それでも3日に1人くらいの割合で応募があります。

メルマガの発行はライターさんとたまごやで企画を練り、手作業で発行すると言うアナログ的に進めているのですが、最初はとりあえずやってみようか、と言う感じで気軽に始められる方が多いのも事実です。すでに5年以上続いているかたもいらっしゃいます。

誰でもなれる国際人(2000年10月スタート)
http://www.tamagoya.ne.jp/mm/yoko2/b/

ブルゴーニュ通信局(2002年1月スタート)
http://www.tamagoya.ne.jp/mm/yumeji/b/

大体10回続くと20回、20回続くと50回、という感じで続くかたは肩肘張らず気楽にやっている人ほど長続きするようです。しかし初めあれば終わりが必ずあります。中には1回発行してそれっきりになってしまう方や、10回ほどでネタ切れしてしまう人も少なくありません。

自然消滅的に音沙汰なくなってしまうのは論外ですが、ライターをやめるときに一番多い理由が「忙しくなったから」というもの。学生さんが多いですね。これにはたまごやも「がっくり」きます。

学生さんは試験や勉強があるのが当たり前。したがってライターを始めるときはそれも織り込んでスケジュールする必要があります。試験が始まったからやめるとか、勉強が忙しくなったからやめるというのは、あまりにも計画性なさ過ぎ。

また「忙しくなったからライターができなくなった」という理由自体はうなずけます。実際忙しいとなかなか書けませんから。しかし、では、今までは暇だったから書けたの?と逆説的に考えると「これほど失礼な断りはない」と言えるのです。上記ロングランのメルマガライターさんは暇をもてあまして書いているのではないし、むしろ世界を舞台に飛び回っているビジネスマンです。しかし長年穴をあけずに週刊を守って発行し続けています。

相手とのコラボレーションで何かを行っているとき、それをやめる場合に、その理由として「忙しくなったから」というのは禁句と言ってもいいほどのものです。むしろ興味がなくなった、とか、書けなくなった、と言うほうがよっぽどすっきりしますし、理由として妥当です。「忙しくなったから」はあなたの品位も疑われることになるでしょう。