[315]結納あれこれ~結納の時期と日取り~

結納は結婚式の半年前に行うのが一般的です。半年というと長いようですが、結納が済めばすぐさま男性は結婚式や披露宴の段取り、新婚旅行の手配、それも海外ならばパスポートやビザの手配、そして肝心の新居の準備など、仕事を休むわけにもいかない上にこれらの準備をしなくてはならず、多忙な日々を送ることとなります。

女性側はさらに結婚式・その衣装・新婚旅行・そのときに着る洋服・新居のインテリア・寝具・家具など細かいところまで段取り・準備をするのですから、両家の心の準備も合わせて実際には半年でも短いくらいです。いつでも会える二人ならば段取りもスムーズですが、遠距離同士の場合はさらに時間もかかります。

また、結婚式は気候のよい春か秋が人気ですが、この半年前にすれば、自ずと気候のよい秋または春に結納をすることになります。季節を味方にして余裕を持てば、良い結納に臨むことができます。

そして結納の日取りですが、一般には六曜でいう大安の日がいいでしょう。結納のような慶事は午前中に行うのですが、大安の日は午後でも構いません。友引も悪くありません。特に朝晩は吉ですが、正午は凶とされますので、午前中早めの結納がいいでしょう。先勝の日を選ぶ場合は午前中にします。

先負・赤口・仏滅といった日は選ばないのが常識ですが、どうしても先負の日に結納をするなら昼過ぎから日暮れまでが吉となります。

ただし仏滅だから絶対に結納をしてはいけない、ということもなく、そもそも六曜自体迷信といえるものなので、事情によりそのような日を選ぶしかない場合もあると思いますので、日取りについてはあまり気にしなくてもよいかと思います。ただしこのような日を選んだ場合には「今日はお日柄もよく」などという挨拶は使えませんので注意しましょう。

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