[139]日付と住所

2000年問題に大騒ぎしたのが既に過去のこととなり、今思えば懐かしいですね。2002年のお正月に水や食料を備蓄した人もいるのではないでしょうか?災害は忘れた頃にやってくると申しますし、今尚緊急時に備えて食料の備蓄はやっておいたほうが良いとはいえます。

2000年以前は日付の表示も98/12/30などと書いてもだれも間違えませんでしたが2000年以降は日付の表記も気を使う必要があります。

例えば
2002/12/30
という日付をみたら、誰でも2002年12月30日と思うでしょう。しかし
これが
02/03/04
という日付だったらどうでしょう?

おそらく多くの日本人は2002年3月4日だと思うことでしょう。しかしこれは日本だけの話で、アメリカ人がこれを見たら2004年2月3日と読むでしょう。さらにヨーロッパの人がこれを見たら、2004年3月2日と読んでしまいます。海外で日付を意図したとおりに相手に伝えたいときは

アメリカでは 月/日/年
ヨーロッパでは日/月/年

の順で書く必要があります。

これを面倒だと思う場合は西暦を4桁で表示し、月は英語の頭文字3文字を使い、4/Mar/2002と書けば誤解なく相手に伝わります。

ついでに住所の書き方を少し。日本では大きい区域から書き始めますが、海外では小さい方から先に書きます。住所を書く場合は以下のとおりです。

1.部屋番号(号室番号/階など)
2.番地以下
3.市区町村名
4.都道府県名
5.郵便番号
6.国名
の順で記述する必要があります。

「階」を表記する時も日本では地上1階が「1階」になりますが、海外では地上1階は「GF」となりその上のフロアが「1階=1F」になります。つまり海外での「1F」は日本の「2階」になります。

なお、郵便番号の記号「〒」は海外では通用しませんので、数字のみを書きます。最後の国名は分かりやすいように下線を引くといいでしょう。