[329]好ましくない言葉遣い(2)

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前回に引き続き、ビジネスシーンで「好ましくない言葉遣い」を指摘します。日にちや時間の経過などに関する言い方を次にまとめました。右側が好ましい言い方です。

今日(きょう)⇒本日(ほんじつ)
昨日(きのう)⇒昨日(さくじつ)
一昨日(おととい)⇒一昨日(いっさくじつ)
明日(あした)⇒明日(みょうにち)
明後日(あさって)⇒明後日(みょうごにち)
今年(ことし)⇒本年(ほんねん)
去年(きょねん)⇒昨年(さくねん)
今(いま)⇒ただ今
すぐ⇒さっそく
あとで⇒のちほど
このあいだ⇒先日(せんじつ)
さっき⇒さきほど

「ちょっとお待ちください」などの表現は「少々お待ちください」に言い換えます。しかし「少々お待ちください」おざなりの定型語としてとられることもあるのでそのときは「少しお待ちください」が新鮮に映るかもしれません。

場所を示すときも「ここ/こっち」ではなく「こちら」、「そこ/そっち」ではなく「そちら」。「どこ/どっち」ではなく「どちら」、「あそこ/あっち」ではなく「あちら」。

こういった言葉遣いは普段から使っていないとなかなか身に付かないものです。かといって誰から教わるものでもありません。たまには同僚同士で練習するのもいいかもしれません。

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取引先との商談、大きな契約を控えているときなど、会社同士の駆け引きの場では言葉遣いにも気を使う必要があります。相手の機嫌を損ねたら大変!

ビジネスシーンで自分のことを「僕」という人はいないと思いますが「私/わたし」を使う人はいることでしょう。この場合より好ましい使い方は「わたくし」となります。

自分の会社のことは「私の会社」ではなく、「弊社(へいしゃ)」もしくは「当社」というの常識。

先方の会社は「あなたの会社」ではなく「御社(おんしゃ)」といいましょう。「貴社(きしゃ)」という言い方もありますがどちらかというと「貴社」は文書向きです。言葉としては当たりが柔らかい「御社」がいいでしょう。

相手のことを呼ぶ場合は名前がわかっているときは名前を呼びますが、名前がわからないときにはちょっと躊躇します。店舗内で店員と客の関係ならば「お客様」でいいのですが、店舗でない場合はそれも違和感があります。「あなた」と呼ぶときつい感じになってしまうとも限らないので、そのときは「あなた様」と呼べば差しさわりがありません。ちょっと呼びにくいですが...

相手に同伴者がいた場合は「お連れの方」もしくは「お連れ様」と呼べばいいでしょう。

三人称では「この人」ではなく「こちら様」。「あの人」とは言わず「あちら様」が聞いていて心地よいです。

不明な人を指して「どの人」、ではなく「どちら様」「どなた様」「どちらの方」などが丁寧です。「誰(だれ)」は使わないほうがいいでしょう。

「男」や「女」は「男性」「女性」と言い換えます。「男子」「女子」は使いません。

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著者プロフィール

たまごや
1954年1月東京中野区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在茨城県にて有限会社たまごや主催。独自の視点によるコンテンツの発信と「感動の園芸・儲かる農業」をテーマとした肥料販売サイト「たまごや商店」を手がける。