[327]忌中と喪中

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昔のドラマや漫画などを見ますと、玄関の引き戸に忌中という札がぶら下がっているの場合があります。これはこの家には不幸があり、まだ四十九日が終わっていない、という印なのです。

忌中(きちゅう)とは親族が亡くなったときに「死の穢(けが)れを忌(い)む」期間のことをいいます。忌中については服忌令(ぶっきりょう)に基づいて決められており、神道の氏子の場合は50日、仏教では49日となっています。

喪中(もちゅう)とは「死者をしのび喪服を着る期間」であり、忌中よりも長くなっています。通常は13ヶ月。当月を含めますので、実質12ヶ月が喪中となります。喪中ハガキを出す場合にはこれが根拠となっているわけです。

服忌令(ぶっきりょう)は江戸時代の徳川綱吉(犬将軍様)からあるようですが、一番新しいものは明治7年に政府によって定められたもの。今では廃止となっていますが、その流れを汲んで忌中と喪中がいまなお慣習として残っているのです。

そもそも服忌令の「服」の字には「喪に服する」という意味があり、「忌」の字にはその期間を表す意味があり、その行動指針となるのが服忌令です。古来より忌中には、出仕(仕事)を控え、魚肉を食べず、髭や髪を剃らず、神仏の参詣をしない、としています。

皇室では、皇室服喪令という法令があり、今では廃止されているものの、皇室行事はいまだにこれにしたがって運用されています。内容は明治7年の服忌令に準じています。

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[326]いつもと違う切手で手紙を出す

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どうも携帯電話とメールが普及してから、人との関係がかえって粗雑になったように思えます。連絡がすぐ取れるのはいいのだけれど、些細なことで人間関係が崩れる。

私は普段はメールをメインに仕事をしていますが、肝心なところでは電話で確認。必要な書類などPDFを添付するのではなく郵便で出すようにしています。こういった昔ながらのコミュニケーションがなんだかホッとする今日この頃。郵政事業は民営化しましたが、郵便局の社員は昔ながらの仕事ぶり。日付スタンプをぽんぽんと押すスタイルは何故か心和みます。

ところで、私らが子供の頃(昭和30年代)は切手収集というのが流行っていました。特に浮世絵切手が人気で「見返り美人」や「月に雁」は値段も張っていて、当時の子供には手が出ない代物でした。

そんな世相を反映して、記念切手の発売日には郵便局には行列ができていたものです。しかし次第に発行される枚数が多くなり、買っても価格が上がらなくなると次第に切手収集の人気もなくなってきてしまいました。

昔は未使用の切手が人気で、使用済みのものはごみ同然でしたが、今は未使用切手でも額面以上の価値が出ません。そんな記念切手をむしろ普通の手紙に積極的に使ってみてはいかがでしょうか。

今年になって発売された切手は「霊峰冨士と四季の植物(1/23発売)」。大型の80円切手で使うのがもったいないくらいきれいな切手です。これを貼って出せば、先方の人はまずその封筒の表紙に目を奪われることでしょう。

2月には「まんが日本昔話シリーズ第7弾(2/22発売)」が発売されました。お子様のいる家庭へ出す手紙にふさわしいデザインです。3月21日には「日本天文学会創立100周年記念」切手が発売予定です。太陽系の惑星や人工衛星などをデザインした切手で、男の子の居る家庭へ向けた手紙に向いています。

日本郵便ではこのような特殊切手・ふるさと切手などをほぼ月二回のペースで発行していますので、ぜひ利用したいものです。先方を大事にするあなたの気持ちが伝わること請合います。

   ?いつもと違う切手でいつもよりうれしい気持ちを贈る?

本来切手は使うものであって、使わずにとっておくものではありません。本来の目的のために大いに使ってあげようではありませんか。

新着切手情報一覧(郵便事業株式会社)

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著者プロフィール

たまごや
1954年1月東京中野区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在茨城県にて有限会社たまごや主催。独自の視点によるコンテンツの発信と「感動の園芸・儲かる農業」をテーマとした肥料販売サイト「たまごや商店」を手がける。