[348]誘導員

今年の夏は暑かった。その暑さの中、道路工事の現場では誘導員が活躍が目に付く。炎天下ご苦労様です、と思ったものだ。よく見ると女性が多い。長い髪がヘルメットから覗いていたりする。屋外で働くせいか化粧は厚い。しかし、それよりも肌にきらめく汗の方が印象的。

男女雇用均等法が施行されて女性に働く場が広がったと言われて久しいですが、職自体が減っている昨今、就労状況は芳しいものではありません。そんな中、女性の進出が目覚しいのが警備保障会社。ガードマンの仕事は体力腕力が要りますが、道路工事の誘導なら女性でもできます。そのせいかここんとこ女性の誘導員が目立ちます。

誘導はもっぱら片側通行の交互通行を誘導するものが多いですが、これは結構難しいようです。特に一人でやっているところは熟練を要します。中にはへたくそな誘導もあって、大渋滞を引き起こしている場合もあります。

先日も信号機のある交差点で道路工事があり、ちょうど大きな重機が入ってきて片側通行を余儀なくされている。そこで誘導しているのはへたくそなオッサン誘導員。信号が青の時には行けず、そのまま赤信号になってしまう。更に青に変わっても、向こうからどんどんクルマがやってきてこちらは一向に進めないと言う事態が発生。

ガードマンのような一般人の誘導は信号に従わなければならないとされています。信号を無視した誘導は許可されていないんですね。警察官による誘導と決定的に違うところですね、これは。だから、赤信号で進めというわけにはいかないところが辛いようです。

年末年始は事故が多発します。ゆとりあるスケジュールで行動し、安全運転を心がけましょう。