[183]自民党

現時点では自民党、公明党、保守党の連立政権が与党となっている。自民党は森喜郎総裁、公明党は神崎武法代表、保守党は扇千景代表ということだ。扇千景はもと芸能人。私にも写せますというフジカシングルエイトのコマーシャルで一世風靡。

自民党は自由民主党と言う。これは昔の話だが、自由党という政党と民主党という政党が一緒になって出来た政党だ。ここでいう自由党は今ある小沢さんの自由党とは別物。また鳩山民主党も現在の民主党とは別物。当時を知るものにとってはややこしい限り。いずれも流れは自民党であり亜流と言うことができる。

自民党が強いのはそのバックに大物がいることが理由にあげられる。竹下さんは亡くなられてしまったが、宮沢喜一、中曽根康弘などいまだに影響力を持つ長老が健在だ。しかし両人はもういいかげんお年だしここらで若手の奮起を期待したいところ。しかし、世の常で親の力があると子は伸びない法則がここでも当て嵌まっているようだ。

純粋にアンチ自民党は公明党、共産党、社会民主党であるから、今の政治に賛成できない自称左翼はこれらの政党を支持するといい。あれ?公明党は与党じゃないか?おかしいなー?要するに、与党になるとみんな同じような政党になってしまうわけね。なるほど。

今の自民党は森首相の資質を問われて大荒れである。小渕さんが首相になった時もそうだが、国民は首相を選出できない。国民は代議士を選出するだけである。その代議士が首相を選ぶ。「誰が森を首相にしろと言った?」と檄を飛ばしても無駄。森首相を弾劾するにはまず自民党を与党から引きずり下ろさなければダメだ。あるいは森首相の辞任を待つしかない。

しかし、そんな首相の資質がどうのこうのと言っている間に南北朝鮮が劇的に歩み寄った。世界的は大きく動いている。にもかかわらず日本の政治レベルは低い。