[175]空に星があるように

この懐かしい曲がラジオから良く聞こえてくる。歌っているのはビギンというグループ。フジテレビ(CX系)のテレビドラマ「天気予報の恋人」の挿入歌らしい。作曲したのは荒木一郎。1966年日本レコード大賞の新人賞受賞曲だ。ちなみにこの年の大賞は「霧氷」(橋幸夫)

荒木一郎は加山雄三などとともにシンガーソングライターの草分け的存在。テレビに映画に活躍していたが、あるとき暴行事件を起こし歌手生命を絶たれた。当時クラスメートに同姓同名の荒木一郎君がいたが、この事件をきっかけに嫌な思いをしたことだろう。荒木君は出席番号が一番だから何ごとも最初に呼ばれる。そのたびに事件と交錯する。気の毒なことだ。

以前ヒットした曲を自分で再度演じることを「セルフカバー」、別のアーティストが演じることを単に「カバー」というが、カバーされる曲はジャズのスタンダードナンバーに代表されるように年月を超えて名曲であることが多い。しかしカバーの出来はというとやっぱりオリジナルを超えていないことも多いようだけど。

以前ヒットしたというだけの理由で、へたくそなアイドルに歌わせるのはやめようね。