[091]氷山の一角

南極とグリーンランドには広大な氷床と呼ばれる氷の層がある。氷山は氷床が海に押し出されて、分離し流れ出したもの。

氷床のスケールが小さいグリーンランドから流れ出す氷山は、小さくて形もさまざまなものが多い。

一方南極の氷床が割れてできた氷山は卓上型氷山とよばれ、こちらは日本の一つの県がすっぽりと入るほどの大きく広い。

氷山の密度は0.6であり、海面上に30m出ていると、海面下は180mほどになる。このように「氷山の一角」とは目に見えるところより見えない部分のほうが圧倒的にデカイ、という意味。たとえば、新潟県警や神奈川県警の不祥事は氷山の一角だ、みたいな使い方をする。

尚、氷山の寿命は十数年と推定されています。