[063]パチンコ

1月28日大阪のパチンコ店で遊戯中の暴力団幹部がけん銃で撃たれ死亡するという事件がありました。パチンコ店だから暴力団という図式は当てはまりませんが、ギャンブルが禁止されているにもかかわらず公然と営業するパチンコ店を不思議に思う方も多いでしょう。

今のパチンコは普通の人が経営していますので安心です。暴力団の経営ではありません。パチンコ店のそばには換金所があります。昔は、常連さんのあとをつけないと分からなかったものですが、今は敷地内にあったりします。

換金用の景品は歯ブラシだったりアクセサリーの箱だったり、そのままではつまらないものが多いです。しかし、換金所ではこれを金銭に替えてくれます。というより買い取ってくれるわけです。

パチンコの景品は今はバラエティに富んでいますが、この景品の仕入は専門の景品業者がいて、その業者に任せます。業者は特定の景品を別の場所で買い取るのです。パチンコ屋さんが自分で買い取るとギャンブルになるので自分ではしません。必ず業者に任せます。ここが抜け穴といえば抜け穴。

その景品業者は?といえば暴力団とかかわりがあると見て良いでしょう。景品買取所には暴力団の息がかかったところもあるようです。実質換金行為を暴力団が黙っているはずありません。こういうところは暴力団の天才的嗅覚ともうしましょうか。

警察はここんとこは見てみぬ振りをしてます。暴力団とは言え、人権があり生活があるからでしょう。パチンコやソープなどの風俗営業は法治国家の間隙を行く潤滑剤みたいな物ですね。