[046]神経性胃炎

神経性胃炎とは胃炎にあらず。

胃がむかついたり、ちくちく痛むので、胃炎かと思い病院で診療してもらったら神経性胃炎と診断された。これって一体何?

症状としては、胸やけ、むかつき、お腹が張った感じや痛みなど、普通の胃炎と同じなのですが、胃の検査をしても特に病気が見つからない場合に【神経性胃炎】と診断されます。

検査は胃カメラ(内視鏡)やバリウム検査を行ないますが、胃の中は全くきれい。潰瘍や糜爛(びらん)などの所見がないときに神経性胃炎と診断されます。

原因はやはりストレスや心理的要因が関与していることが多く、胃の動きがアンバランスになっている場合にこのような症状が起こるようです。 無理な仕事が続いたり、食事が不規則であったり、睡眠不足、食べ過ぎなどによりこの病気がおこりやすいようです。処方は胃の動きを正常に戻すもの、精神を安定させるものが処方されます。

神経性胃炎はその病気自体はたいしたことありませんが、素人診断でほっておきますと実は潰瘍があったり胃癌だったりすることもあるので、まずは病院で検査するのが一番ですね。

検査は胃カメラを飲むのが一般的。胃カメラ検査をする時はモニターを見られるようにお願いしましょう。自分の胃の中って見たいでしょ。