[162a]ハブクラゲ

6月になれば沖縄あたりはもう真夏。シーズン突入となる。ところがここ数年沖縄で はハブクラゲに刺され、命を落とす人が急増しているというから要注意。 沖縄を計画している人は知識だけでも仕入れておこう。

被害に遭うのは5月から9月というからまさにシーズン中。本土(という言い方をして いいのか?)ではクラゲは晩夏の風物詩だが沖縄ではそうはいかない。

ハブクラゲは、一辺が約10cmの立方体の傘に、長さ約150cmの触手約30本を持 つ大型のクラゲ。その名のとおり毒性が非常に強く、しかも半透明で見えにくく、被 害に遭いやすい。初夏頃から海岸近くの浅瀬に多く出現する。

毒の成分は詳しくは判っていないが、刺されるとショックで心臓や呼吸が停止したり することもある。また刺されると慌てて引き剥がそうとしがちだが、引き剥がすと更 に毒を含んだ刺胞から毒針が発射され重症化する。無理に引き剥がさず、酢をかけれ ば、刺されずに引きはがせるという。

ビーチで泳ぐ時は、ハブクラゲ防護ネットを張った海水浴場で泳ぎ、Tシャツ着て泳 ぐなどの準備が必要。また主要なビーチには緊急用の酢が用意されているが、それ以 外の所に行く時は酢を持ち歩く必要性がある。ということで、今年の沖縄はお酢臭いぞ!?という話でした。