[830]快眠の常識~ふとんを干す~

天気の良い日は必ずふとんを干す、そういう習慣をぜひつけたいものです。ベッドも言ってみれば万年床。寝ている間に放出する水分は冬でもコップ一杯。湿気の多い日本では万年床は健康に良くないですよ。

ふとんを干すのに最適な時間は、午前11時から午後2時半までの3時間半といわれます。ふとんの中の綿はある程度までふくらむと、それ以上長く干してもふくらみませんし、逆に紫外線でふとんが日やけを起こしたりします。

気温が下がる夕方まで干していると、空気中の湿度が増し、同時にふとんの温度も下がってしまい湿気を含みやすくなります。なお、綿やポリエステルのふとんは日光干し。羊毛や羽毛ふとんは陰干しにします。

ふとんを干す際に、黒い布を上からかけておくと殺ダニ効果がアップします。ふとんの中のダニは摂氏60度ほどでほぼ死滅します。効果的に殺すにはふとんを干すときに黒い布で覆うといいんですね。黒色は赤外線を良く吸収する効果があるので、ふとんの中の温度を上げる効果があります。ふとんを干したあとに掃除機でダニの死骸等を吸い込んでから取り込むと更に効果的です。

よく、ふとんは叩かない方がいいといわれます。叩くと中の綿がちぎれるというのがその理由。しかし今はほとんどのふとんがポリエステル中綿。これはちぎれませんのでパンパン叩いて大丈夫です。大いにストレス解消してください。ただし羊毛ふとん、羽毛ふとんは叩かないでください。

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