[685]プラズマテレビ

家電店に行きますと大きく派手なテレビが目に付きます。よくハイビジョン放映などしておりますが、このテレビが最近話題のプラズマテレビです。

テレビの画面部分はプラズマディスプレーというものが使われています。このプラズマディスプレーに使われている方式がプラズマ方式。

テレビの方式には大きく分けると三種類あります。従来のブラウン管によるテレビ。最近人気の液晶テレビ。そしてプラズマテレビです。

ブラウン管方式は、漏斗状のブラウン管(ブラウン博士が発明した)の後部より電子銃からビームを発し、ビームが画面表面の蛍光部分に当ることによって発色するものです。ビームによる走査線が上下に動いている為チラツキがあります。またブラウン管は奥行が必要な為大きく重たくなってしまうので、大型テレビには向かないという欠点があります。

薄型テレビの代表としては液晶テレビがあります。これは走査線を走らせる代わりに画面に液晶を並べ、それぞれの素子を発色させることで映像を結ばせるものです。液晶は暗いのと、見る角度によって輝度が極端なことから、小型テレビには向きますが大型テレビには向きません。

そこで登場したのがプラズマテレビです。プラズマテレビの方式は液晶と似ていますが、液晶の替りに蛍光管を並べています。液晶に比べ輝度が得られるのが特徴です。シンプルな構造なので大画面化が容易、ブラウン管型より薄くて軽い、液晶型よりも上下左右からでもクリアで見やすい広視野角を確保しています。

良いことづくめのプラズマテレビですが、最大の難点は価格が高いということでしょう。一番安くても50万円、大きなものですと300万円もします。小市民には手が出ないですね。

ということで、貧乏小市民は小さな9800円のブラウン管式テレビがしばらくの間「オトモダチ」ということになりそうです。

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