[654]コンパニオン・プランツ

秋のガーデニングの季節となりました。見て楽しむガーデニングもいいですができれば食べられるガーデニングならよりベスト。しかし口に入るものとなると農薬は使いたくありません。しかし無農薬で育てるといっても手間と根気が必要です。そこで昔から伝わるコンパニオン・プランツというワザがあるのをご存知でしょうか?

コンパニオン・プランツとは、植物を一緒に育てることで、お互いに影響を与え合う組み合わせのこと。友好的な植物同士をそばに植えることで、成長を促進したり、病害虫を最小限にすることが可能です。今のように農薬の無い時代に、いかにしてよい作物を作るかという目的で日々の観察と経験より生れでたものです。

相性のよい組み合わせとしては、カモマイルとキャベツの組み合わせや、ローズマリーとマメ、ニンジンの組み合わせです。これらは成長を促進したり味を良くしたりする効果があります。

害虫を防ぐ組み合わせは、ミントとキャベツ、コリアンダーとニンジンなど。受粉を促進する益虫を呼ぶにはボリジとイチゴ、サボリーとインゲンマメが相性がいいようです。

またハーブのセージは有害な飛翔昆虫があまり寄りつかなくなります。センテッドゼラニウムはハエや蚊といった有害な飛翔昆虫を寄りつかなくするのに効果があります。

逆に相性の悪い植物もあります。ボリジとキャベツ、ローズマリーとジャガイモは成長を遅らせる悪い組み合わせとなります。