[650]インディーズ

ラジオやテレビの音楽番組を聞いているとよく「メジャー」とか「インディーズ」という言葉を聞きます。「メジャー」とくれば普通は「マイナー」とくる訳ですが、マイナーではなく「インディーズ」。

インディーズというのは、インドでもなくインディアンでもありません。インディペンデント(独立)と言う言葉が語源の業界用語です。

インディーズと聞くと、第一に思い浮かべるのが、「売れてない」、「下積み」というイメージでしょうか。あるいは「メジャー予備軍」、「アンダーグラウンド」というイメージを思い浮かべる人もいるかもしれません。

しかしいずれもちょっと意味が違うんですね。インディペンデントつまり独立精神をモットーとし、だれの手も借りず、やりたいことをやるのがインディーズ。

メジャーともなればスポンサーもつきプロデューサーもつきます。広告や宣伝費もかかります。コストがかかりますから売れないと大変です。したがって売るための工作をいろいろするわけです。アーティストにもいろいろ注文がつくでしょう。ここはこうしろあーしろと。結果的に自分達がやりたいことでは無いかもしれません。

インディーズというのは、いわば自主制作ですから、やりたい事をやれます。これがインディーズなのですね。独立精神=インディペンデント=インディーズですから。なにもメジャーになる必要はないのです。

そういう意味ではインディーズは音楽業界だけではなく、映画や文壇にもありえます。服飾デザイン関連にもインディーズはあります。インディーズ精神はどのカルチャーにも存在するというわけです。

現代はメジャーが崩壊し再構築する時代といえます。つまりインディーズの時代というわけです。独立精神を忘れず、自ら起業してみてはいかがでしょうか?たまごやもインディーズ精神でがんばっております。というより勝手きままに好きな事をやっているだけなんですが。