[623]老眼

どうも最近近くのものが見えにくくなってきました。老眼鏡をかけるのも癪だけど、アメリカに行った時にドラッグストアで安い老眼鏡を買ってあったりします。ちなみに7ドル99セント。消費税7.75%を加えても1,000円もしない。もっとも老眼鏡は日本で買っても安いですけどね。

アメリカでは☆ドル99セントという具合に99セントをつける価格設定が多いです。日本で言えば1,980円とか980円の類でしょう。100円ショップならぬ99セントショップもあります。というかこちらが元祖なのですが。

さて、老眼はトレーニングで治るというがそんなことは無いようです。トレーニングとは遠近のものを交互に見るとか、小刻みに視点を動かしてものを見る、とか、身体を左右に大きく動かしながら景色を見るとかいうもので、いずれもまことしやか。

老眼は、水晶体の厚みを変えてピントを合わせる毛様体の力が衰えてきてうまく動作しないのが原因。水晶体がうまく厚くならなくなって近くが見えにくくなるもの。したがってこの毛様体をトレーニングすることによって以前の若さに戻せば老眼が治るとするものです。

ところが毛様体は不随意筋なので、トレーニングで強くすることは不可能。ただし、上記のような運動をすることで、目に関わる周囲の筋肉がリラックスし、疲れが取れる効果は狙えます。つまり訓練というよりはストレッチングであり、いかに目を休めるかが大事ということなのです。

ちなみによく「近視の人は老眼にならない」というような話をききますが、そんなことはなく、近眼の人も老眼になります。近眼の人は近くの物を見る時にピント合わせをする努力が少なくて済むので老眼になったかどうか発見しにくく、このような誤解のもととなっています。

老眼は悪いことではありません。増えてきた白髪と同様、悪くなった目だって自分自身なんだから、うまく付き合っていきたいもの、なーんてしみじみしたりして。