[565]アルカリ性食品

2013年5月10日

アルカリ性食品の代表格といえば「梅干し」。紀州の南高梅でじっくり作られた「梅干し」はとびきり美味しいです。最近は蜂蜜で味付けをしまろやかですっぱくないものも出回っており、「梅干し」がどうも苦手という人にもオススメです。

さてこの「梅干し」、よく体をアルカリ性にするって言いますが、ほんとうでしょうか?また酸っぱいのにアルカリ?と疑問も多いと思います。

「梅干し」自体はクエン酸や酢酸を含んでいるので、リトマス紙につけると酸性の反応を示します。つまり酸性です。

ところが「梅干し」を燃焼させその灰を水に溶かしてリトマス紙につけるとこれがアルカリ性を示すのです。「酸性食品」「アルカリ性食品」というのは身体の中に取り込まれ代謝(燃焼)させられたときの性質を言うのです。

アルカリ性食品が身体にいいといわれるのは、人間の身体は元々弱アルカリ性でバランスが保たれているため。アルカリ性食品は代謝によってミネラルに変わります。これが身体に良いとされます。

かといって酸性食品を食べたからといって急に身体が酸性になるものでもないので、あまり気にする必要はないといえます。逆にアルカリ性食品とはいえ食べ過ぎると身体を壊すことにもなるので、要は程々が肝心で何事もバランスが大事ということです。

ちなみに「梅干し」クエン酸はカラダが疲れたときにできる乳酸を分解する作用がありますがこれはレモンと同じ働き。というのも当たり前の話で、クエン酸の「クエン」とは「レモン」と同義語なのですよ。