[537]警察手帳

2013年5月10日

警察官の所持する拳銃については、まず警告を発し、それにもかかわらず警告を無視した場合にのみ発砲が許されています。いきなりの発砲は許されていませんでした。それが今度は警告無しでも発砲できるという法案が通るようです。それだけ世の中の治安が悪くなっているということでしょう。

さて、今日のお題は警察手帳。

警察手帳はテレビドラマのおかげで一般には「警察手帳」と金文字が入っている黒皮の手帳だと思われています。これは誤解でして、本物はチョコレート色で、「○○県警察」とか「警視庁」などの文字が金文字で入っています。

テレビなどでは「警察の者だ」と警察手帳を見せる場面がありますが、これでは身分を証明したことになりません。正式には警察手帳の第一恒久用紙といわれるところの写真つき「身分証明書」を提示する必要があります。

警察官は、警察手帳を常時携帯しなければなりませんが、紛失などの心配があるため、非番の時は、署にしまっていることがほとんどです。もし紛失したら、懲戒免職はまぬかれません。

検問にあったときなど、もしかしたらニセ警官かもしれません。特に「こんなところで?」というような検問はすこぶる怪しい。拉致監禁事件が多い昨今、いつ何時も注意するにこしたことありません。本物の警察官を確認するには警察手帳ではなく身分証明書の提示を求めましょう。もしそれに応じなければ怪しいです。こちらも免許証を見せる必要はないのですが、そうもいかないでしょうねぇ。

これから忘年会の季節。検問が多くなりますね。