[522]ペットフード

どうも以前から胡散臭いと思っているものにペットフードがあります。昨今話題となっている狂牛病の感染の怖れがある牛の骨肉粉を使っているのでは?とあらぬ疑いを持ってしまうのも仕方のないこと。メーカーは使っていないと声を大きくしていますけど。特に猫を飼ってらっしゃるかた。狂牛病は猫に感染します。ご注意ください。

テレビで宣伝しているもの(ぺディグリーチャムなど)は、ペット用品売場でも安くないし、比較的信用できますが、同じくペットショップで山積みされているドッグフードやキャットフードにはどうも疑問を禁じ得ない。

大体、あの安値は一体どこから出てくるのか?と考えた時、一番に思い浮かぶのが「副産物」であります。ここでいう副産物というのは屠殺業者から出る副産物をいいます。家畜は屠殺された後、人間の食料になるものはそれなりのルートで売りさばかれます。ところが、全部売れるわけではなく、人間の食べない部分つまり残った血管や内蔵、皮や骨など「ゴミ」は廃棄処分にします。人間が食べる分と同じくらい膨大な「ゴミ」が出るでしょう。その「ゴミ」を副産物として、ペットフード会社が利用するわけです。

ペットに犬を飼っている人はその犬のフンを見てください。ドッグフードを与えると、ドッグフードそのままの感じで出てきます。赤っぽいドッグフードを与えると赤いフン。黄色いドッグフードの場合は黄色いフン。残飯を与えた時は、真っ黒のキリリと締まったフンですが、ドッグフードを与えるとゆるい大量のフンをします。なんか変だなー?

ドッグフードの匂いをかいでみてください。異様な匂いがします。この匂いから少なくとも人間の食べるものではないと判断できます。さらに、水を加え加熱してみてください。そうするとものすごい匂いが立ち込めます。これは明らかに、内蔵のしかも肺とか腎臓などの「ゴミ」の匂いだとわかります。

例えば、ドッグフードの草分けといえる「ビタワン」。ペットショップでも一番安いのではないでしょうか?でもこれ、普通の犬は食べないです。あげても匂いをかいで食い物で無いと判断するのでしょう、ぷいとどっかいってしまいます。乾燥したドッグフードのほとんどがこの類ですが、高価なものほど食いはいい。ということは何を意味しているかというと、安いドックフードはほとんど「副産物」から作られているということです。高いものは「副産物」ではなく「正肉」を使っているのです。犬は正直です。

キャットフードはドッグフードに比べるとまだマシです。というのは、元来猫というのは贅沢にできていて、腹が減っていても自分の食べたくないものは食べないからです。ペットフード業者もこの猫様には敵わないらしく、キャットフードはまともに作ってるみたいです。しかし原料はやはり「副産物」には違いなく、その中で良質の副産物を選んで使っているに過ぎません。

犬や猫は、長い間人間と共に暮らしてきました。その歴史の中で彼らが何を食べていたかというと、人間の残飯であったはず。当然ですよ。ペットフードなんて無かった時代なんだから。犬猫の健康を考えるなら、進んで残飯を与えた方が良さそうです。特に犬の場合、白いご飯は炭水化物の吸収がよく、良い食餌となるようです。ただし辛いものや刺激の強いものはダメですよ。犬や猫は元々肉食なので魚を丸ごとあげると本来の食餌となり健康には良いようです。

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