[1040]青春とは青い春

先日、北の方位を守る神獣として玄武の話([1034]素人と玄人)をしました。今日は東をつかさどる神獣の話をします。

「青春」とよく言いますね。青い春と書いて青春。中国の五行論では昔から朝、春や東、物事の始まりなどは青い色を充てるのです。私たち生物のDNAにも、青い色を見ると活動したくなる要素が組み込まれているように思えます。

東の方位は春を表します。色は青です。五行では「木」。そしてつかさどる神獣は青龍です。中国天文学において天空を二十八宿に分け、その東方七宿をなぞると龍の形になることから東方青龍と呼ばれます。ちなみに、北は玄武、南は朱雀、西は白虎。それぞれの方位を守る神獣たちです。

東は太陽が昇る方向で、万事始まるの意があります。出世・成功を意味する五行でもあります。寒い冬から暖かくなってくる春をイメージが重なるでしょう。また朝日は光の波長が短いため、風景が青く見えることも青龍の由来の一因になっていると考えることができます。

力士の朝青龍は、その四股名の中に「青龍」という字がありますがこれは彼の出身校である明徳義塾高等学校(高知)の近くにある四国霊場36番札所青龍寺にちなんでつけられたといいます。この場合はせいりゅうではなくしょうりゅうですが、どちらの読みでも間違いではありません。

青春とは、始まったばかりでこれから活動するという、希望と勇気を与えてくれるとても良い言葉ですね。

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