[1187]ボストンという町

ボストンから帰ってきました。5泊7日の旅ということで中4日は1日中自由に動けましたが、晴れたのは初日だけであと3日はぽつぽつ雨模様。しかし小雨煙るボストンは古き良きイングランドの雰囲気があってそれはそれでなかなか情緒がありました。

ボストンは観光地ではないので観光客にとっては動きにくいかもしれません。特に日本人は少なく、大きなホテルでも日本語は通じません。また現地ツアーでも日本語ツアーを開催しているところは少なく、今回魔女狩りの町セーラムツアーを予定していて現地の日本語ツアーに申し込んだのですがあいにく満席。仕方なく現地英語ツアーに申し込みました。

驚いたのが料金が35ドルと3分の一なのです。日本語ツアーは100ドル以上とりますからいかに高いかがわかります。しかしドライバーはしゃべりっぱなしなのにほとんどが理解できず、じっくり攻めたい人はやはり日本語ツアーがいいでしょう。

英語ツアーはアメリカ人向けのため、マーブルヘッドというアメリカ海軍発祥の地を訪ねたのも収穫でした。これは日本語ツアーでは組み込まれていないイベントです。アメリカを深く理解するには最適です。マーブルヘッドの博物館ではおじいさんが説明をしているのですが、海軍の古い写真に写っている人を指差しながら感慨深げに「自分のじいさん」といっているようでした。

ボストンといえば港町でロブスターやクラムチャウダーなどシーフードがおいしい町ですが、それよりも感動したものがありました。それはマフィンです。近所のスーパーでも何気なく売っているのですが、これがめちゃくちゃおいしい。日本のマフィンより4倍くらい大きいのですが一個2ドルくらいでメープルやチョコチップなどいろいろな種類があります。朝食はこのマフィンとコーヒーで十分リッチな気分が味わえます。有名なレストランもいいですが、地元の人が使うスーパーも必見です。安くておいしいものがたくさんあります。

ボストンは学生の町。ハーバード大学見学も今回の大きな目的でしたが、丁度チャペルで卒業式をやっていて、ハーバードの学生のみならずその父兄も見ることができました。ハーバードの学生は、サンダル履きの軽装にあの黒いガウンと四角い帽子をかぶってかなりやんちゃです。父兄は夫婦揃って日本製のビデオをまわし、これは日本の卒業式風景と同じです。

そのほか、日本の庭園なども展示しているボストン美術館や観光客に人気のクインシーマーケット、歩いてアメリカの歴史を巡るフリーダムトレイル、クラゲが充実している水族館など、4日でも足りないくらいでした。

最終日はフェンウェイパーク球場でレッドソックス対マリナーズ観戦です。天気は風は無いものの寒く、6月とはいえ長袖長ズボンが必須です。あいにく松坂大輔は故障のため欠場でしたが、イチローはセンターでいつもの調子で観客をにらんでいました。試合結果は8対0でマリナーズの勝ち。

アメリカ東海岸といえばニューヨークに行く人が多く、ボストンへはほとんど訪れないかもしれませんが、ニューヨークからボストンへの1日ツアーもありますので機会ありましたら、ぜひボストンへ訪れて見てください。

ボストン紀行につきましては「常識ぽてち」で展開するのは憚られますので、写真付きで別サイトを予定しています。お楽しみに。

ドラゴンフルーツの入ったふんわりやわらかマフィン

【関連記事】
[1186]ボストンあれこれ
[1139]アメリカの名門大学