[1199]ブルーレイディスク

2013年6月21日

矢沢永吉さんをキャラクターにしたソニーのテレビ「ブラビア」のコマーシャルをよく見ますね。宣伝の売り文句は「ブルーレイ」。これは一体なんぞや?

ブルーレイとは今使っているDVDの次に来る記憶媒体の名称で、次世代DVDとも言われています。今使っているDVDはスーパーのレジでよく見る赤いレーザー光を使っていますが、これをより波長の短い青いレーザー光を使うのでblu-ray。赤い光より青い光の方が波長が短いため、オンオフの読み取りが密度濃くできるので、読み書きの情報量が圧倒的に多くなるのが特長です。

・レーザーの波長比較

CD…赤外線レーザー…波長780nm
DVD…赤色レーザー…波長650nm
Blu-RayDISC…青紫色レーザー…波長405nm

※nmはナノメートル( 1 nm = 0.000001 mm)

ブルーレイはCDやDVDと同じ直径12cmの光ディスクを使いますが、そのディスクがカートリッジに収まっているのが特長。ちょうどMOのような感じです。記録容量は最大で27GB、データ転送レートは36Mbpsとかなり速いため、映画などを録画するのに向いています。

ブルーレイはソニーをはじめ松下電器産業など9社が共同で開発しているため各社で互換性があるのが特長。ビデオ戦争のときのVHSとベータ方式のように、規格が色々あると後々不便ですが、この点安心です。

もっとも当初は東芝が提案するHD DVDという規格もあり、VHSとベータ方式戦争の再来かともいわれましたが、東芝の事業撤退に伴い、事実上のブルーレイで規格統一が成された事になっています。したがって、ブルーレイは安心して買えるといえます。

ちなみにブルーレイの表記は「Blu-ray」。blue-rayでないのは、Blue-rayだと青い光として一般用語となってしまうため商標が取れないからです。現在でBlu-rayはソニーの登録商標になっています。

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