[868]スヌーピー

スヌーピーでおなじみの、アメリカの連載漫画『ピーナツ』が最終回を迎えたのが1999年12月。連載は何と49年。掲載紙は2600を超え、75カ国で21の言語に翻訳されました。そのピーナツの原作者でスヌーピーの生みの親であるチャールズ・シュルツ氏は結腸癌の治療もむなしく、翌2000年2月12に亡くなられました。

スヌーピーはアメリカでは大人気の漫画ですが、日本人にはちょっと受け入れられない部分があるのはやはり文化の違いでしょうか?日本では主人公のチャーリーブラウンよりスヌーピーほうが人気があり、それもぬいぐるみに代表される外見的キャラクターが人気。ストーリー性を持った漫画自体はそれほど人気がなかったように思えます。

日本人にはやはりサザエさんのほうが体質的に合うのでしょう。「ピーナツ」ほどではありませんが、こちらも日本を代表する長寿漫画。内容は何の変哲も無い、ごく一般的な家族を主人公にした内容で、日常のうっかりちゃっかりを笑いの種としています。

ピーナツにしてもサザエさんにしても、何事も長く続けるというのは意図してもそう簡単にできるものではありません。何気なく思いつくまま無理なくやっていたら、結果的に長寿だった、ということでしょうか。しかしこれだけ続くのは「継続は力なり」という故事を痛感せざるを得ません。

命あるものに必ず終わりは来ますが、ピーナツのキャラクターは永遠に愛され続けて行くことでしょう。