[515]ネコのゴロゴロ

2022年1月23日

今日もネコのネタです。じつはペットショップでスコティッシュフォールドという耳の垂れたまるまっちいネコに遭遇。うむ、ほしい。でも12万円はちょっとな。

さて、ネコはうれしい時、お願いをする時、満足な時はよくゴロゴロいいますね。このゴロゴロの正体は声帯の上にある仮声帯というところから出るらしいということですが、実際はよく分かっていないようです。しかもこの仮声帯というのは全ての動物にあるわけではなく、後ろ足で立つ動物にあるという。人間は後ろ足で立つので仮声帯あり。犬もあり。ネコもあるというわけです。後ろ足で立つと言う事は、どうも手を使うことと関係しているらしいですが、はっきりしたことはわかっておりません。ネコは上手に手を使いますよね。ネコぱーんち。足もよく使います。ネコきーっく。

本来このゴロゴロは母ネコと子猫のコミュニケーション手段として使われるもので、生まれたばかりで目も見えず耳も聞こえない子猫はゴロゴロの振動を感肌でじて乳首を探しあてるのだといいます。そして無事に乳を飲むことに成功した子猫もうれしくなってゴロゴロといってしまう。こうして親子のコミュニケーションをとるのです。したがってネコがゴロゴロと擦り寄ってくる場合は、親子のネコ同様に親近感があるという証拠、つまり選ばれたる人ということになります。

ところで、このゴロゴロですが、ネコ科の動物がすべて鳴るとは限りません。動物園でお馴染みのライオン、トラ、ヒョウ、ジャガー、ピューマなどは同じネコ科ですが、ゴロゴロ鳴らないそうです。一方リンクス、オセロット、チーターなどはネコと同じようにゴロゴロ鳴るようです。

ゴロゴロ鳴りやすいネコは性格にもよるようで、ノラネコなど警戒心があるネコはあまり鳴らず、家で飼われている甘えん坊なネコほどゴロゴロ鳴るようですね。

このゴロゴロは、自分を安心させるためにも鳴るようで、麻酔をかけたネコが手術中にゴロゴロ鳴り出して獣医さんを困らせることもあるとのこと。ネコとは不思議な動物です。

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